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 『ONE PIECE』にはいまだ多くの謎が残されており、その中でも読者の関心を集め続けているのがルフィの母親の存在と、「夢の果て」と呼ばれる彼の真の願いです。これらの謎に触れることで、物語が目指す未来やルフィという人物像の奥行きがより鮮明に見えてきます。

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◆ルフィの母親は誰?

 いまだに明かされていないモンキー・D・ルフィの母親ですが、既に原作マンガに登場しているのではないかとファンの間で噂されています。いったいどんな人物が、ルフィの母親候補としてあがっているのでしょうか?

●イム様──麦わら帽子と手配書がヒント?

 原作第906話で初登場したイム様は、2024年末の時点で鮮明な容姿が一切描かれておらず、長らく性別も不明の存在です。

 そんなイム様がなぜルフィの母親だといわれているかというと、住んでいる聖地マリージョアにあるパンゲア城内の「花の部屋」に、凍結された大きな麦わら帽子があったからです。

 そのため、イム様は「ルフィと深く関わっている人物=母親では?」とファンの間で噂になりました。

イム様がルフィの手配書を引き裂いたのは、「息子であるルフィや、彼を出産したという過去との決別を意味しているのではないか」とファンの間では考察されています。しかし、ルフィのほかにも、マーシャル・D・ティーチや、人魚のしらほしの写真もメチャクチャにしているため、真意は不明です。

 ただし、原作1085話でイム様の本名が「ネロナ・イム聖」であることが明かされ、名前の下に「聖」という字がついていることから、性別は「男性」であることが濃厚とされています。

 とはいえ、男性だと確定したわけではなく、ルフィの母親ではない決定的な証拠もないため、原作の今後の展開に注目です。

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赤ちゃんを抱っこした女性──たったワンシーンで母親説が浮上

 2022年公開の映画『ONE PIECE FILM RED』では、入場者特典として『巻4/4UTA〟』という漫画が配布されました。

 その中に、赤ちゃんを抱っこした女性がワンシーンだけ描かれていますが、この女性もルフィの母親ではないかと考察されています。

 なぜ、そのようなモブキャラにすぎない女性がルフィの母親だと推測されているかというと、ルフィと仲の良かったウタの生い立ちを描いた同作では、シャンクス率いる赤髪海賊団のクルーたちがウタをあやしているシーンがあり、ウタと年の近いルフィの赤ちゃん時代の描写もあるのではないかといわれているからです。

 そして、注目すべきは女性が抱っこしている赤ちゃんです。その赤ちゃんの髪型はルフィに似ており、髪の色も黒でした。

 赤ちゃんや母親が単なるモブキャラである可能性も高いのですが、尾田先生はたったワンシーンにも重要な伏線を張ることが多いため、無意味にルフィに似ている赤ちゃんを描くとも思えず、このような考察が生まれました。

詳しく読む⇒「ルフィの母親」は意外な人物? 作中にもう出てるアノ人?【ワンピース考察】

◆ルフィの「夢の果て」の行き着く先は?

 『ONE PIECE』の最大の謎の一つ、ルフィの「夢の果て」。その内容はいまだ謎ですが、海賊王ゴール・D・ロジャー(ゴールド・ロジャー)が口にした内容と同じだったのではないかとされており、聞いた人々の心を震わせてきました。

 ロジャーが口にした「世界をひっくり返す」という言葉と結びつく、ルフィが本当に目指す未来、その真意とはいったい何なのでしょうか?

●ルフィの生き様 「世界をひっくり返す」を体現する中に隠された壮大なビジョン

 ルフィの「夢の果て」と同様に印象的なのが、ロジャーがレイリーに向けて口にした「おれと一緒に世界をひっくり返さねェか!!?」という言葉です。「世界をひっくり返す」……、まさにルフィの生き様そのものといってもいいのではないでしょうか。

 ルフィの戦いは常に「支配」との戦いでした。アラバスタではクロコダイルを、空島ではエネルを打ち破り、エニエス・ロビーでは世界政府に宣戦布告。インペルダウン脱獄、マリンフォード頂上戦争、そして新世界ではドフラミンゴやカイドウといった強大な敵を倒し、その支配から人々を解放してきました。

 ルフィが「ひっくり返してきた」のは、不当な支配や理不尽な制度、そして人々の自由を奪う固定観念といえるでしょう。彼の行動は結果として、多くの世界に自由と笑顔をもたらしてきました。もしかしたら、革命家である父ドラゴンとは異なるアプローチで、彼もまた虐げられた人々を解放し、誰もが笑える世界を目指しているのかもしれません。

 つまり、ルフィの生き様自体が「世界をひっくり返す」という言葉を体現しており、あらゆる不自由や不平等をなくし、誰もが自由で自分らしく生きられる世界を創るという純粋な意志の表れなのかもしれません。

 そして「夢の果て」である「宴」とは、そんな自由で平和な世界で、誰もが気兼ねなく心から楽しめる宴を開くこと。それこそが彼の望む「ひっくり返った世界」の姿なのではないかと考えられます。

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●ルフィが本当に目指す「夢の果て」──その具体的な姿とは?

 ルフィの「夢の果て」とは何か。それは「世界をひっくり返した」先に現れる、彼ならではの壮大で心温まる未来のはずです。

 多くの読者が想像するように、「世界中のみんなと巨大な宴をする」という夢は有力です。しかし、ただの宴会なら麦わら一味や仲間があれほど感銘を受けるでしょうか。おそらくその「宴」には、私たちが想像するよりもずっと大きなスケールで、数々の困難を乗り越えた末にようやくたどり着ける、心揺さぶられるような感動が込められていると考えられます。

 たとえば、あらゆる差別や壁をなくし「世界をひとつなぎ」にする。そこで全種族がわだかまりなく笑い合う……これは現在の『ONE PIECE』の世界の諸問題を根底から覆す、まさに「夢物語」と言えるでしょう。

 この夢は「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」とも密接に関わるはずです。

 ロジャーがラフテルで笑った「宝」こそ、夢実現の鍵である、あるいは夢自体を可能にする何かだったとも考えられます。それは富や兵器ではなく、世界の真実や失われた歴史そのものなのかもしれません。

 ルフィがロジャーと同じ言葉を口にしたとされるのは、ロジャーが「早すぎた」と語った夢の続きを、ルフィが実現する存在である可能性を示唆しているのかもしれません。

 ルフィの時代には古代兵器やジョイボーイの意志など、夢実現の土壌が整いつつあるように見受けられます。彼の夢は個人的な願望を超え、世界を変革し、新たな喜びの時代を切り開く、壮大な使命感を伴うものなのかもしれません。

詳しく読む⇒ルフィの「夢の果て」は“宴”だけじゃない? 「世界をひっくり返す」本当の意味とは?【ワンピース考察】

〈文/アニギャラ☆REW編集部〉

 

※サムネイル画像:Amazonより 『DVD「ONE PIECE 15thシーズン 魚人島編 piece.1」(販売元:エイベックス・ピクチャーズ)』

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