<この記事には『ONE PIECE』の最新話までのネタバレが含まれます。ご注意ください。>
古代兵器「ウラヌス」はその名前が明かされているだけで、いったいどんな兵器なのかはいまだに分かっていません。まだまだ謎の多いウラヌスですが、次の3人のキャラが関係しているのではないかと、ファンの間では考察されています。
◆スコッパー・ギャバン──元ロジャー海賊団の異名は「天体」と関係している?
ウラヌスは、ほかの古代兵器と同様に、その名前に天体の名前が冠されていることから、「天王星」との関連性が指摘されています。ほかの古代兵器であるポセイドンは「海王星」、プルトンは「冥王星」を連想させます。そして、ウラヌスは英語で「天王星」を表します。
このことから連想できるのは、ロジャー海賊団のメンバーであり、ロジャー、レイリーと並び「天王」の異名を持つのではないかと考察されているスコッパー・ギャバン。ゴールド・ロジャー(ゴール・D・ロジャー)は「海賊王」、シルバーズ・レイリーが「冥王」と呼ばれ、ほかの古代兵器がロジャー海賊団のメンバーと関連性があることから、ギャバンもウラヌスと関係があるのではないかと考えられています。
また、ゴールド・ロジャー、シルバーズ・レイリー、スコッパー・ギャバンという名前には、それぞれ「金」、「銀」、「銅」を表す英語が含まれていることから、関係性がうかがえます。そのため、古代兵器3つはこのロジャー海賊団の3人に当てはめられているという考察には信ぴょう性があります。
また、光月おでんが導くのがワノ国(プルトン)、レイリーがコーティング屋として導くのが魚人島(ポセイドン)と考えると、残りのロジャー海賊団で最高幹部的なポジションにいたギャバンが導くのがウラヌスである可能性があります。
つまり、ロジャー海賊団の幹部が古代兵器へと導く存在であるという展開は十分にあり得ます。
◆エネル──ウラヌスは「月」と関係している?
月の住人エネルこそがウラヌスを操るのではないかという考察もあります。
ポセイドンは海王類を自由に動かせる「海」の力を持っています。プルトンは島一つを破壊できる船で、「地」の力があります。そこから、ウラヌスが「天」を司る能力があるのではと推測できます。
「天」または「空」といえば、月にいるエネルが思い浮かびます。ウラヌスは「天」(月)へと行く能力を持つ兵器ではないかと推察されており、エネルが発見した月の遺跡との関連性が高いと考えられます。
また、ポセイドンは、「海にあるものを破壊できる兵器」、プルトンは、「地を吹き飛ばすほどの兵器」という解釈もできます。
とすれば、ウラヌスは「天」を破壊する能力を持つと解釈でき、空島を島ごと破壊しようとしたエネルとの共通点が見えてきます。
さらに、古代壁の在り処を示唆しているという側面から考えてみると、ポセイドンは「海」、プルトンはワノ国、つまり「地」に存在することから、ウラヌスは「天」にあるのではないでしょうか。
「天」から連想できるものには2つあります。1つは聖地マリージョアです。「天を破壊する能力」は聖地マリージョアを破壊する能力であると解釈でき、五老星が秘密裏に所有している可能性も否定できません。
2つ目は「月」です。空島よりさらに上空にある月で、エネルは遺跡を発見しました。そこでウラヌスの情報を得て、正体を明かし、エネルが手に入れるという展開も考えられます。そうなれば、最大の武器を手に入れた状態でルフィたちの前に姿を現す展開が待っているでしょう。
◆ロキ──ビッグ・マムが彼とローラを結婚させたかったワケ
ロキはエルバフの王であり、ビッグ・マム(シャーロット・リンリン)でさえ彼との関係を重視していた人物です。
古代兵器は、ワノ国、魚人島といずれも世界政府と距離を置く秘境に存在していることから、エルバフにウラヌスが隠されているのではと考えられます。理由は、ジョイボーイが世界政府から古代兵器を隠すためというのが一つの考察です。
ビッグ・マムがローラとロキの結婚を望んでいたのも、この古代兵器を手に入れたいと考えていたからかもしれません。同じく四皇のカイドウがワノ国にいたのもこうした理由からです。
さらに、シャンクスがエルバフに滞在していたのも、古代兵器の在り処を確認するためだったという可能性があります。いずれにしてもエルバフの重要人物であるロキとウラヌスの関係性は非常に重要です。
──『ONE PIECE』の大きな謎の一つ、古代兵器・ウラヌス。この古代兵器を誰が手に入れるかで戦況が大きく変わるため、ウラヌスの在り処は今後も重要になっていくでしょう。
〈文/アニギャラ☆REW編集部 @anigala01〉
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