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※この記事にはTVアニメ・原作漫画『ONE PIECE』のネタバレが含まれます。ご注意ください。

※本記事はTVアニメ・原作漫画『ONE PIECE』に関するライター個人の考察・見解に基づくものであり、公式の設定や見解とは異なる場合があります。

 ルフィ、ドラゴン、そしてエルバフ。今、世界政府に対し、次々と反逆の狼煙が上がっています。その中心には、常に「D」の名、あるいはその意志を継ぐ者たちがいました。これは、おでんが予言した「大海を分かつ程の“巨大な戦い”」の始まりを告げる、魂の号砲なのかもしれません。

 では、次に続く“D”は誰なのか。世界のすべてを呑み込もうとする黒ひげか。それとも、父の遺志を継ぐ王女・ビビか。彼らの選択が、最終戦争の形を決定づけるといえます。

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◆「宣戦布告」はDの意志──歴史から続く反逆の連鎖

 『ONE PIECE』の物語が最終章に近づくにつれ、世界政府に対する「宣戦布告」が、次々と行われています。そして、その反逆者たちには、一つの不気味な共通点があります。

 それは、彼らが“D”の名、あるいはその意志に深く関わる者たちである、という事実です。

 最初の狼煙を上げたのは、モンキー・D・ルフィ。エニエス・ロビーで、仲間であるニコ・ロビンを救うため、彼は世界政府の旗を撃ち抜きました。これは、彼の個人的な戦いが、初めて世界そのものへの反逆となった、象徴的な瞬間でした。

 次に動いたのが、ルフィの父、モンキー・D・ドラゴン率いる革命軍です。聖地マリージョアで開かれた世界会議の裏で、彼らは天竜人に対しその支配の象徴である“神々の地”で牙を剥きました。これは、組織として、明確に世界政府へ喧嘩を売った、本格的な宣戦布告といえます。

 そして、三人目の反逆者が現れます。巨人族の英雄ヤルルです。「エルバフは“D”である」と明かされた彼らの国は、「いつか世界が分断されるならば!! 我ら「エルバフ」は世界政府を敵とみなす!!!」と、未来の最終戦争を見据えた、力強い意志を表明しました。

 なぜ、「D」だけが、これほどまでに世界政府に反旗を翻すのでしょうか。

 世界の王・イム様が語ったように、「D」とはかつて自分たちと敵対した者たちの名。彼らが宣戦布告するのは、800年前に敗れた先祖の意志を受け継ぎ、偽りの世界の王に立ち向かうという、“血の宿命”に基づいているからなのかもしれません。

 世界政府への「宣戦布告」。それは、800年間燃え続けてきた“Dの意志”の継承者たちが、その宿命を果たすために上げる、反逆の狼煙といえるでしょう。

◆黒ひげの宣戦布告──三つ巴の覇権争い

 次に反逆の狼煙を上げる“D”は、誰なのか。その最有力候補の一人が、四皇・黒ひげことマーシャル・D・ティーチです。

 彼は、伝説の海賊ロックス・D・ジーベックの息子として、父が果たせなかった「世界の王になる」という野望を継いでいると考えられます。彼にとって、世界の頂点に立つイム様と世界政府は、必ず乗り越えなければならない最後の壁。彼が宣戦布告することは、その野望の最終段階として、ほぼ間違いないといえるでしょう。

 しかし、彼の戦いは、ルフィや革命軍とは少し意味合いが違うのかもしれません。そのヒントは、白ひげが死に際に遺した言葉にあります。

 「“ひとつなぎの大秘宝”を誰かが見つけた時……世界はひっくり返るのさ」「ロジャーが待っている男は、少なくともティーチ…お前じゃねェ」。この言葉は、「ひとつなぎの大秘宝」を手にした者こそが、世界をひっくり返す「巨大な戦い」の“総大将”になる資格を手にすることを示唆しています。

 つまり今、ルフィと黒ひげが繰り広げている「ひとつなぎの大秘宝」を巡る争奪戦は、たんなる宝探しではない。それは、来るべき最終戦争の“主導権”を懸けた、激しい戦いなのです。

 黒ひげが独自のやり方でラフテルに迫り、古代兵器などの強大な戦力を手にしたうえで、世界政府に宣戦布告した場合、物語はどうなるでしょうか。

 最終戦争の構図は、単純な「革命軍vs.世界政府」にはならない可能性が高いです。「自由」を求めるルフィ、「支配」を求める黒ひげ、そして「秩序」を守ろうとするイム様。三人の「王」が、それぞれの正義を掲げて激突する、誰も予想できない、混沌とした三つ巴の戦いへと発展するのではないでしょうか。

 黒ひげが次に宣戦布告した場合、物語は「世界を解放するための戦い」という側面だけでなく、“誰が次の世界の王になるのか”という、むき出しの「覇権争い」の様相を呈することになると考えられるでしょう。

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◆ビビの宣戦布告──世界規模の“革命”

 黒ひげと並ぶ、もう一人の有力候補。それが、アラバスタ王国の王女、ネフェルタリ・D・ビビです。彼女が宣戦布告する場合、物語は黒ひげのシナリオとはまったく違う、別の形へと進化するかもしれません。

 彼女は、父コブラ王の最期の言葉「我々も“D”である」という、あまりにも重い遺言を、いずれサボから受け取ることになります。父の命を奪われ、国を追われた彼女が、その言葉の意味を知ったとき、何を思うのでしょうか。

 ビビの宣戦布告が持つ、最大の意味。それは、彼女が800年前に世界政府を創った「最初の20人」の末裔である、という点です。

 その創設王族の一つであるアラバスタ王国が、世界政府に反旗を翻す。この事実は、たんなる一国の反乱ではありません。それは、世界政府が築き上げてきた800年の歴史、その“正当性”そのものを、内側から完全に破壊する、極めて象徴的な意味を持つといえます。

 ビビが世界経済新聞社などを通じて、全世界に向けて「イム様の存在」と「父の死の真相」、そして「自らがDである」ことを公表し、宣戦布告したとしたら。

 天上金に苦しみ、世界政府の支配に疑問を抱いていた他の加盟国たちが、彼女の勇気ある行動に心を動かされ、世界中で一斉に反旗を翻す。そんな、本当の意味での「世界規模の革命」へと、物語が発展する可能性があります。

 そのとき、麦わらの一味は、その革命の渦の中心で戦うことになるでしょう。ビビが次に宣戦布告した場合、物語は「王」と「王」がぶつかり合う覇権争いではありません。

 それは、一人の王女の悲痛な叫びが、世界中の人々の心を一つにし、巨大な権力を打ち破るという、壮大な「革命」の物語へと変わるのです。それは、ルフィが目指す「解放」の戦いが、世界中の人々を巻き込み、より大きなうねりとなることを意味するのではないでしょうか。

 

 ──続々と上がり始めた「D」の反逆の狼煙。次にその意志を継ぐのは、黒ひげか、ビビか。黒ひげが動けば、物語は「三つ巴の覇権争い」に。ビビが動けば、「世界規模の革命」へ。最終戦争の形は、次に誰が動くかでまったく異なるものになります。

 いずれにせよ、それは「D」が起こす「巨大な戦い」の始まり。次に反逆の狼煙を上げるのは誰なのか。その運命の選択が、世界の夜明けの形を決定づけるのかもしれません。

〈文/凪富駿〉

《凪富駿》

アニメ・漫画に関するWebメディアを中心に、フリーライターとして活動中。特にジャンプアニメに関する考察記事の執筆を得意とする。作品とファンをつなぐ架け橋となるような記事の作成がモットー。

 

※サムネイル画像:Amazonより 『「ONE PIECE」105巻(出版社:集英社)』

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