ベテラン声優の中には、意外なエピソードを持ている人も多く、野沢雅子さんは、あるインベントに登壇した際、大塚明夫さんとの関係をこのように語っていました。
◆野沢雅子さんは大塚明夫さんの意外な関係
漫画家の故・水木しげるさんの人気作『ゲゲゲの鬼太郎』などのイベント「ゲゲゲ忌2019」が2019年11月に水木さんのゆかりの地・東京都調布市で開催(開催期間:11月23日~12月1日)。11月30日には、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』51周年記念上映会も行われ、当時放送中の『ゲゲゲの鬼太郎』第6期で、目玉おやじ役を担当する野沢さんも登場しました。
そのとき、ぬらりひょん役を演じていた大塚明夫さんについて、野沢さんは過去を振り返り、「私は明夫のおむつを替えていますから」と驚きの発言をしました。
二人は古くから家族ぐるみの付き合いで、「(大塚明夫さんが)生まれる前から(父の大塚周夫さんと)劇団をやっていたから」「遊びに行くと、(赤ちゃんだった)明夫が泣いていて、かわいかった」と明かしました。
まさか数十年後、自分がオムツを替えていた赤ちゃんと声優として共演するとは、当時想像もしていなかったでしょう。
さらに、大塚さんについて「役者になると思っていなかった」と語り、「(大塚さんの)芝居もいいでしょ」と演技力の高さを評価するなど、声優仲間として信頼していることがうかがえます。
──そのほか、野沢さんは、家が火事で全焼たにもかかわらず、全力で収録現場へ。10分遅刻したことに深く後悔したという驚きのエピソードをフジテレビのバラエティー番組『ダウンタウンなう』に出演した際に語っています。
大塚明夫さんとのエピソードは、野沢さんの声優歴の長さを語るとともに、心温まる話といえるでしょう。
〈文/相模玲司〉
《相模玲司》
大学卒業後、編集プロダクションに入社。メンズファッショ誌の編集に従事したのち、フリーランスの編集・ライターとして独立。アニメ・漫画関連のムック本の制作や、週刊誌のWeb版の取材記事の作成に携わる。
※サムネイル画像:青二プロダクション、タレント紹介ページより
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