長らく国民的キャラクターであるドラえもんの声を担当したことで有名な大山のぶ代さん。そんな大山さんですが、実は石原裕次郎さんが主演を務めた名作ドラマ『太陽にほえろ!』の脚本を書いたことがあったそうです。
◆自らのプロモーションで手に入れた大役
大山さんが『太陽にほえろ!』の脚本家だった事実を改めてフィーチャーしたのは、2003年1月6日にフジテレビ系列で放送された雑学バラエティ番組『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』でした。
番組内では、大山さん本人に脚本を執筆した事実を確認しに行き、彼女が本当のことだと答えています。
大山さんは劇団俳優座の養成所時代に、『太陽にほえろ!』のメインの脚本家に「自分も書かせてほしい」と直談判しに行ったといいます。
そして、実際に原稿を書いてみたところ、内容が面白かったため採用されたのだそうです。こうして、大山さんは『太陽にほえろ!』全718話のうち、5本の脚本を務めることとなります。
余談ですが、養成所時代の大山さんの同期には田中邦衛さんや藤岡重慶さん、露口茂さんなど名だたる名優たちがいました。なんにせよ、声優として有名な大山さんに脚本家としての経歴があったことは、かなり驚きかもしれません。
大山さんはこのほかにもエッセイストとして数々の著書も執筆しています。特に料理関連の著書が多く、ご自身も料理はプロ級の腕前だったといいます。
その経験もあってか1982年にフジテレビで放送された『夕食ばんざい』の初代司会者に抜擢されているのです。
──意外とマルチに活躍されていた大山さんですが、脚光を浴びるまでに数多くの苦労をしてきたと『声優グランプリ』の公式Webサイトのインタビュー(2010年インタビュー)で語っています。
特に俳優座に入るときは、父親からの猛反対を振り切ってバイトを掛け持ちながら一人暮らしを始めたそうです。そんな大山さんの生き様は、自らアクションを起こすことの大切さを改めて我々に教えてくれるのではないでしょうか。
〈文/fuku_yoshi〉
《fuku_yoshi》
出版社2社で10年勤め上げた元編集者。男性向けライフスタイル誌やムックを中心に、漫画編集者としても経験を積む。その後独立しフリーライターに。現在は、映画やアニメといったサブカルチャーを中心に記事を執筆する。YouTubeなどの動画投稿サイトで漫画やアニメを扱うチャンネルのシナリオ作成にも協力し、20本以上の再生回数100万回超えの動画作りに貢献。漫画考察の記事では、元編集者の視点を交えながら論理的な繋がりで考察するのが強み。最近では、趣味で小説にも挑戦中。X(旧Twitter)⇒@fukuyoshi5
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