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※この記事は井上雄彦先生のインタビューの抜粋を一部文言を変えて引用しています。

 『SLAM DUNK』の三井寿は、当初、湘北メンバーといざこざを起こすちょい役として登場するだけだったといいます。三井が湘北高校のバスケ部に入部し、最高のバスケットボールプレイヤーへと登り詰めた背景には、原作者の井上雄彦先生の思い入れが隠されていたのです。

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◆なぜ三井は湘北高校のバスケ部に?──ちょい役で終わる予定のハズが……

 三井は当初、「ただのちょい役として出した」キャラクターだったと、原作者の井上雄彦先生は、20086月に出版された『井上雄彦×伊藤比呂美『漫画がはじまる』』(出版社:スイッチパブリッシング)のインタビューの中で明かしています。

 三井は当初、バスケをやる予定はなく、体育館に乗り込んできて湘北メンバーといざこざを起こす、それだけの役割のはずでした。

 ところが、井上先生がいざこざを描いているうちに、予想外の展開が起こります。「いざこざを描いているうちに、やっぱり好きになっちゃったんでしょうね」と井上先生は同書で語っています。いざこざが妙に長引き、気づけば三井というキャラクターに深く感情移入していたそうです。

 井上先生は当時について「三井を描いていた時というのは、漫画家として自分が描くキャラクターに、自分の思いなどいろんな気持ちを込めることができるようになってきた時期なんです」と振り返っています。

 そして「すごい勢いで入れていたと思うんです」と、三井への思い入れの強さを語りました。

 こうして急遽、湘北バスケ部のメンバーとして加わることになった三井寿。予定外のキャラクターが、作者の感情移入によって物語の重要人物へと変貌を遂げたのです。

 

 ──当初はただのちょい役で終わるはずだった三井。井上先生がいざこざを描きながら感情移入した結果、最高のバスケットボールプレイヤーとなり、多くのファンから人気を得ることとなりました。これは、作者の「好き」という感情が生み出した、予定外の奇跡だったといえるでしょう。

〈文/コージ〉

 

※サムネイル画像:Amazonより 『「SLAM DUNK 完全版」第6巻(出版社:集英社)』

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