1月13日、アイドル界に激震が走った。スターダストプロモーション所属の6人組アイドルグループ、超ときめき♡宣伝部の「超ときめき♡パープル」こと杏ジュリアさんが、3月28日、29日に神奈川・ぴあアリーナMMで行われるワンマンライブ「ときめき♡春の晴れ舞台2026」をもってグループを卒業することを電撃発表したのである。
2025年の結成10周年イヤーを全力で駆け抜け、大阪城ホールでのツアーファイナル完遂という金字塔を打ち立てた直後の発表に、日本中の宣伝部員(ファンの総称)からは驚きの声が上がっている。
◆SSAでの「だるま両目開眼」から2025年大阪城ホールでの「真の完遂」へ

<画像引用元:杏ジュリアさん公式X(@julia_an115)より>
杏ジュリアさんのアイドル人生は、常にドラマチックな節目とともにあった。2024年12月28日のさいたまスーパーアリーナ(SSA)公演では、4年前の無観客ライブで誓った「縁起だるま」への筆入れを行い、会場を埋め尽くした約1万6000人の大歓声の中でついに両目が揃う感動的なシーンを演出した。
しかし、彼女たちが真の集大成として「10周年記念ツアー」を完遂したのは、昨年9月28日に大阪城ホールで行われた「超ときめき♡宣伝部のきみのハートにロックオンTOUR 2025 ~10th Anniversary~」のファイナル公演である。
このツアーファイナルこそが、10年間の活動を凝縮した到達点となった。大きな夢を一つひとつ現実に変えてきた杏ジュリアさんが、次なるステージとして選んだのは神奈川・ぴあアリーナMMである。
3月29日の「ときめき♡春の晴れ舞台2026」最終公演をもって、約7年にわたる活動に終止符を打つ。
◆「追いつけない」本音と21歳の決断──等身大の葛藤を告白
今回の決断の裏には、21歳という年齢ならではの誠実な葛藤があった。
グループ公式サイトに寄せられたコメントで、杏ジュリアさんは「現在、同級生は大学を卒業する年。同年代の仲間たちが次々と新しい世界で挑戦を始めようとしている中で、私もより強く自分の将来について考えるようになりました。」とその胸中を明かしている。
さらに、急激に巨大化し夢が膨らんでいく状況に触れ、「そんな中で、どんどん大きくなり夢もますます膨らんでいくグループに対し、追いつけないと感じてしまう気持ちや、自分自身の目標や夢、学業のこと、今までそこまで深く考えていなかった将来のことについて意識するようになり、自分の人生を軸に考えたとき、何が最善の選択かと悩むことが多くなりました。」と、卒業を決断するに至った苦悩の過程を率直に綴っている。
輝かしいスポットライトの裏で、一人の女性として未来を真剣に模索し続けた彼女の決断は、あまりにも潔い。
◆2025年の10周年を完走し、次なる夢へ「ロックオン」
坂井仁香さん、菅田愛貴さん、小泉遥香さん、辻野かなみさん、吉川ひよりさん、そして杏ジュリアさんという最強の布陣で挑んだ「現体制6人」での活動は、まさに黄金時代であった。
杏ジュリアさんは、2025年に迎えたグループ結成10周年という大きな節目を「やり遂げるべき区切り」として定め、全力を尽くしてきたのである。
10周年イヤーという祝祭を終え、次なる一歩について、彼女は「自分の人生の中で、やるべきこと、叶えたい夢や目標、挑戦してみたいことはたくさんあります。今後の活動については、その時の自分と都度しっかり向き合い決めていきたいと思います。」と力強い言葉を残している。
──3月29日のラストステージまで、残された時間は約2ヵ月半。宣伝部員たちは、紫のペンライトを手に、彼女の「最上級にかわいい」最後の姿を目に焼き付けることになるだろう。
〈文/相模玲司〉
《相模玲司》
大学卒業後、編集プロダクションに入社。メンズファッショ誌の編集に従事したのち、フリーランスの編集・ライターとして独立。アニメ・漫画関連のムック本の制作や、週刊誌のWeb版でアイドルの取材記事やサブカルチャー記事の作成に携わる。
※サムネイル画像:杏ジュリアさん公式X(@julia_an115)より



