読書の・・・自主規制。いきなり本題に入りたいと思います。
前回、自分史上最低のヒーローをご紹介しましたが、女子だって負けておりません! 今回は史上最低……ではなく、「残念」な方面から。
ヒロインらしからぬ残念なヒロインを二人、ご紹介&掘り下げて参ります!
NO1:才色兼備の「変態」、堀江青(淫らな青ちゃんは勉強ができない)
まず一人目のヒロインは、マガジンエッジコミックスで絶賛連載中の『淫らな青ちゃんは勉強ができない』に登場するキャラクター、堀江青。
……既にタイトルから出オチ感満載ではありますが。
クールな才女で美少女という何もかも持ち合わせている彼女ですが、唯一恵まれなかったのが父親。
彼女の父親は、超売れっ子の官能小説家。ご近所からは「快楽先生」、自宅は「エロ御殿」と呼ばれています。
青と名付けたのも父親でア●カンの青だそうです。
そんなエロエロな環境で育った青はすっかり男嫌いに。男は全員野獣で性欲の塊だ! ととんでもない誤解のもと、男子たちを寄せ付けようとしません。
そんな青ちゃん、有名国立大学に合格すれば一人暮らしをしてもいいと父親から条件を出されており、ただれた環境から遠く離れてささやかに暮らすために青春の一瞬など投げ捨てる覚悟で猛勉強をしています。
でも、青の前に一人の男子が現れて……というのが物語の始まり。
そして、そんな青の恋のお相手となるのが、同じクラスの木嶋拓海。クラスの中心的存在で友人も多く、家族も業界人ばかりで本人も読モだという噂があるほどのイケメン男子です。
木嶋はスタート時点から青に想いを寄せており、何かと話しかけてきます。男嫌いの青にとっては嫌悪対象でしかない訳ですが。
青は木嶋のことを当初、経験豊富なリア充王だと断定して心の底から嫌っていました。だがしかし、蓋を開けてみると……積極的でいじわるな時もあるけれど、好きな人には奥手で誠実。そして何と童貞。
「童貞聖人木嶋」と呼ばれるほどの真面目な超ピュア男子だったのです!
……青とは正反対。
で、木嶋と関わることで青はエッチなハプニングに巻き込まれ、二人の仲はだんだん近づいて行くのですが……
実は青、男は嫌いなのにエッチなことには興味津々! いついかなる時でもエッチなことばかり考えているのです。
そう……いついかなる時でもエッチなことばかり考えているのです。
↑大切なことなので二回言いました。
裏表紙をみていただいてもわかるのですが……
ちなみに帯の文言は、
今日も勉強せずにハアハアしてしまった!!でした。
……青、なかなかの強烈キャラです。
恋のライバルとして小学校時代の同級生、高岡雅が登場したり、青を狙うメガネ女子(!?)金子碧が現れるなど、混戦する恋模様ですが、青と木嶋はお互いの距離を縮め、想いを伝え合い、遂にはキスまで!
木嶋がピュアすぎてそっちのほうは全くと言っていいほど進展しませんが。
でも木嶋への想いを自覚すればするほど父親譲りの妄想力が爆発し、青ちゃんは勉強が手につかなくなってしまうのです。
果たして青は、木嶋との仲を進展させ、尚且つ国立大学に合格することが出来るのか!?
現在7巻まで発売中なので、是非二人の妄想爆発ラブコメディを堪能してみてください!
NO2:「ピュアエロ人魚」、ルン(ももいろ人魚)
二人目のヒロインは、既に完結している作品。KCデザートで連載されていた『ももいろ人魚』の登場キャラクター、ルン。
タイトルからも分かるように、ルンは人魚です。
まだ稚魚の頃に出会った人間の少年・三浦リクに恋をしたルン。
超絶美少女に成長した彼女は、長老から貰った薬で人間の足を手に入れて大学生となったリクの元へとやって来ます。
でも肝心な時(※エロい雰囲気、主にドキドキすると)に足が魚に戻ってしまうという悲しい宿命を背負っていて……というストーリー。
またしてもシモ全開のお話しです。
ルンの恋のお相手であるリクは、木嶋と違って高校時代はコロコロ彼女が変わっていた(妹、サキ談)というモテ男。
愛想がなくてもイケメンでさえあれば全て許される……イケメンは正義なのです!
木嶋は真面目過ぎてなかなか青に手を出すことが出来ませんが、リクはもう第一話からルンに手を出そうとします。まあ、足が尾ひれになってしまうので不毛な日々を送ることになる訳ですが……可哀そうに。
そして、ルンも青に負けず劣らずの強烈キャラ。リクの部屋に居候している彼女、当初はことある毎にリクとお●ックスをしようと試みます。
彼をその気にさせるために自分を縛ってみたり、エッチな妄想をしては所かまわず足が魚に戻ってしまったり、ノーパンでうろうろしたりと、頭の中は交尾のことでいっぱいな発情期まっ盛りの人魚。
ド直球なその言動と行動に思わず引いてしまったリクから、「エロ人魚」と呼ばれてしまう始末。
だがしかし、口ではシモ全開のルンですが、中身はエロ人魚どころか超ピュア&純潔。キス一つで顔が真っ赤になってしまう……ギャップ萌えとはこのことです!
最初はルンのことを面倒くさがっていたリクですが、昔なじみだからと世話を焼いているうちに段々と彼女に惹かれていきます。
見事両想いとなった二人ですが……その後、ルンの最大の秘密が明かされリクはルンを守るために何とかおセッ●スをしようと奮闘。
そうです、2巻からはまさにデキるかデキないか……二人で行為の成功を目指しながらリクの友人・渥美ダイゴ、リクの先輩・長目アイを巻き込んだ恋愛模様へと発展していくのです。
ちなみに、ももいろ人魚の帯の文言は、
はやく「女の子」になりたい……っ!
……妖怪人間か!
「人魚とヒトの寸止めいちゃいちゃラブコメ」と銘打ったこちらの作品、KCデザートで連載されていた……そう!
少女漫画なんですよ!!!! まさに、半端ねぇ……です。
――今回は「残念な美少女」二人に焦点を当てて紹介しました。青もルンもひと言で表現すると、変態でドエロですが、それだけではない魅力を秘めたキュートで愛らしいヒロインたちです! それぞれの恋の行方を、皆さんも是非見届けてみませんか?
(Edit&Text/彩乃)