◆「FAX」で殺されかけたのは新一の初恋相手!?

Ⓒ青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

<画像引用元:https://www.ytv.co.jp/conan/archive/k1169507.html Ⓒ青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996>

 TVアニメ第100~101話「初恋の人想い出事件(前編・後編)」の別荘とファクス、誕生日ケーキのロウソクを掛け合わせたトリックも、現在では再現が難しいといえます。

 このトリックではロウソクに点けたままの火が肝でした。ファクスから自動印刷された紙がロウソクの火に引火し、炎が燃え広がるという自動発火装置となっていたのです。

 現在のファクスはペーパーレス化が進んでおり、受信内容を見てから印刷する機種も増えているので、自動発火装置は作動しそうにありません。もちろん自動印刷できる機能もあり、犯人であればその設定にしておくでしょう。

 しかし、犯人は東都大の学生で、ファクスの送信元はコンビニでした。いまどきの大学生がコンビニからファクスを送信する姿もちょっと想像しにくいです。

 現場となった別荘は、パーティ向けのレンタルスペースと置き換えられるかもしれません。とはいえ、ファクスを置いているレンタルスペースはほとんどないのではないでしょうか。

 さて、このときの被害者は内田麻美という工藤新一たちの中学時代の先輩で、コナンと毛利蘭が命からがら助け出し事なきを得ました。麻美は新一の初恋相手が自分だと匂わせていましたが、実際には麻美の初恋相手が新一だった事実も分かりました。

 麻美の言い方から、「新一の初恋相手は蘭」だと蘭本人にも伝わりそうですが、蘭はピンとこなかったようです。付き合う前の蘭の鈍さもかわいいのですが、ファクスを使ったトリックとなると、やはりリバイバルで観るのは難しいかもしれません。

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