<この記事にはTVアニメ『名探偵コナン』と映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 TVアニメ『名探偵コナン』で謎に包まれていた黒の組織のNo.2と名高い幹部・RUM(ラム)の正体がついに明らかになりました。これは、この春から『名探偵コナン』は新たな局面へと進んでいくことを表しています。

©2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

<画像引用元:https://www.conan-movie.jp/news26/index_5.html ©2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会>

 4月14日(金)からは映画『名探偵コナン黒鉄の魚影(サブマリン)』の公開もスタートし、早速映画にもラムが登場します。

 本作でも今後の展開を予感させる意味深な出番が用意されていました。今、『名探偵コナン』には何が起きていて、どこに向かっているのでしょうか。

◆8年越しにラムの正体が解禁!「黒ずくめの謀略」が放送!

 3月からTVアニメ『名探偵コナン』では第1077話〜第1079話にかけて「黒ずくめの謀略」というエピソードが放送されました。

 このエピソードではコナンシリーズの宿敵である黒ずくめの組織がFBIの捜査官たちを次々と殺していき、FBI側もそれを逆手にとって黒ずくめの組織を罠にかけようとする、黒の組織とFBIの直接対決とも言える内容が描かれます。この話は原作でも記念すべき100巻に収録された節目の回となっていました。

 節目と言ってももちろんこのエピソードで黒の組織との戦いに決着がつくわけではありません。むしろ黒の組織とFBIの対決がひと段落したその後のシーンに見所がありました。事件の後、長らく謎に包まれていた黒の組織の最高幹部とされるコードネーム・ラムを持つ人物の正体が脇田兼則ということが今回初めて明かされました。

 ラムの名前がTVアニメで初めて登場したのは2015年に放送された第783話「緋色の真相」です。「名探偵コナン」ではそこからラムの正体の可能性がある人物──警視庁捜査一課管理官の黒田兵衛、コナンの小学校のクラスの副担任である若挟留美、毛利小五郎の弟子入りをした板前の脇田兼則の3人を登場させ、約8年をかけてこの3人のうち誰なのか? という謎を描いてきました。そんなシリーズを通しての大きな謎の一つが今回ついに解けたわけです。

 ただ正体が判明したと言ってもあくまでも視聴者目線である点は忘れてはいけないところ。

 コナンたちはまだ脇田の正体に気づいていない状態です。今後、コナンたちがいかにして脇田の正体に気づくのか。そして脇田は今後どんな動向を見せるのか。黒の組織の最高幹部とされる人物のベールが一つ剥がされたことで、コナンの物語はついにその先へと進んでいきます。

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