コンビニ推進アイドル(仮)最大の挑戦となるワンマン公演が、7月8日(金)に新宿ReNYで行われた。この日のために彼女たちは、配信活動から路上での連日のビラ配りなど、新宿ReNY公演を成功させるために努力を続けてきた。 当日は、残念ながらメンバーの里実みあが流行り病により欠席(本人はとても悔しがっていた)。大切な仲間の想いも背負いながら、この日は、6人のコンビニ推進アイドル(仮)として舞台の上に立っていた。

 新衣装姿で舞台に登場したメンバーたち。ライブの冒頭を飾ったのが『僕のヒーロー』。この曲を歌う彼女たちを見るたびに、"楽しいひととき"が始まったと実感する。それまで座っていた観客たちも立ち上がり、手にした色とりどりのペンライトを振り、メンバーたちへ声なきエールを送っていた。何時もの光景だ。でも、定番曲ほどロングセールスを続ける商品と同じように、みんなに飽きない嬉しさを与えてゆく。

 最初のMCでは、「ファンのみんながいてくれたからこの会場でライブが出来てとっても嬉しいです」と春沢リリなが、「このステージに立てるのは、みなさんの応援のおかげです。この日のライブを楽しみます」と百海咲希が、語っていた。

 新衣装はある楽曲をイメージして、製作。それが、次に披露した『ZQDQ』。メンバーたちは、舞台の上から指先のピストルをフロアにいる人たちへ向け、ズッキュンバキュンと愛を詰め込んだ弾丸(歌声)を次々と撃ち放つ。その弾丸は、会場に足を運んだ人たちやライブ配信を観ている人たちのハートをドキュンと撃ち抜いていった。

 「この新衣装を着て、ここからさらに新しい旅に出ます」の声を合図に届けたのが、みんなで宝物を探し(夢叶う景色の数々をつかみ)にいこうと歌う『Voyager』。この曲に触れるたび、胸がドキドキ弾みだす。軽やかな楽曲と希望に満ちたメンバーらの歌声が、観ている人たちの心の腕を引っ張り、未来へ向けた素敵な冒険へと連れだす。航海中には、嵐に見舞われることもあるだろう。でも、どんな困難が立ちはだかろうと、悪天候や荒波を乗り越えた先には、新しく手にする宝物を示す場に虹がかかる。『Voyager』『七色の虹』と続く楽曲を聴くたびに、彼女たちと一緒に素敵な妄想に浸れる。フロアでも、あちこちでカラフルなペンライトの光が虹のように輝いていた。

 七色の虹をかけたのなら、その虹の上を、仲間たちと一緒に渡ろうと、彼女たちは『虹の歩道橋』を歌唱。コンビニ推進アイドル(仮)の宝物を探しに旅を続ける物語は、シュワシュワっと弾けた『君のモノガタリ』という新しいページをめくりだす。彼女たちが見つけたのは、互いに「好き」と求めあう愛らしい思い。チャーミングな仕種も交え、歌い、躍るメンバーたちの姿が、ハートをドキドキ騒がせる。(この日、欠席した里実みあを含む)7人に「一緒に進もう」と誘いの声をかけられたら、素直についていきたくなる。そう思った人たちがここに集っていたように、あなたもその仲間へ加わっていただきたい。

 「(メンバー)みんなの大好きを受け取ってね」の声をきっかけに彼女たちは、甘えた素振りも見せながら『しゅきしゅき大正義』を歌唱。この曲でも、メンバーの歌う「ちゅきちゅき」の声を合図に、互いに「好き」という気持ちを高めあっていた。曲の途中でコールが飛び交うのもお馴染みの景色。早く、一緒に声を張り上げ、口上に乗せて「好き」という気持ちを彼女たちに思いきり届けたい。

 次は、今の季節に相応しい"夏曲"のブロックへ。メンバーと観客たちが、共に手にしたペンライトを振りながら、ラテンビートに合わせてわちゃわちゃと騒ぎ続けた『A2A2夏休み』。外の暑さ以上の熱風をフロアに巻き起こす勢いで、手にしたタオルを大きく振りまわし、一緒にはしゃいだ『タオルマワセ!』。このひとときを最上級の幸せの色に染めあげようと歌った、情熱トロピカル曲の『とびきりハッピーライフ』と、このブロックでは、コンビニ推進アイドル(仮)の持ち歌の中でもとくに開放的でエネルギッシュなアップチューンを三連投。はしゃぐ夏の女神と化したメンバーたちと一緒に、観客たちも振り上げた手をずっと上げっぱなしのまま、共にこの会場へ熱を描き続けていった。

 みんなでルームパーティーを楽しむ、メンバーたちのチャーミングな姿を映し出した『ZQDQ』のMV映像。この日、残念ながら欠席した里実みあのコメント映像をはさみ、黒いゴスロリ系の衣装姿を身につけ凛々しい表情でせまった『chase the future』のMV映像と、コンビニ推進アイドル(仮)は最新MV映像を立て続けに披露。

 後半のライブは、『chase the future』をイメージして作ったもう一つの新衣装を身につけたメンバーたちが同曲を力強く熱唱。1本の公演で、まさかの新衣装を2パターン披露したのも嬉しい驚きだ。メンバーたちは勇ましい曲調に感情のチューニングを合わせ、激しいアクションを描きながら、凛々しい声を響かせていた。明るくカラッとした笑顔の似合う姿も魅力だが、闇のモードを押し出した力強く激しい面も、コンビニ推進アイドル(仮)の魅力を伝えるうえで欠かせない。激しい表情の後に、愛らしい声で未来に手を伸ばそうと『暁の空』を歌唱。激しさの後に、優しく抱きしめる面を見せてくれたのも嬉しい。

 ライブも終盤へ。扇子を使って艶やかに舞うように、コンビニ推進アイドル(仮)は妖艶な和ダンス曲『梅見月夜』を歌唱。少し大人な色気を見せたかと思えば、続くカラフルなトランスチューンの『ヤバいバル』ではヤンチャな乙女姿になり、わちゃわちゃとはしゃぎだす。最後にぶつけた『revelation』では、ヘドバンも交え、エネルギッシュかつパワフルなロックモードに心を着替え、観客たちを煽っていた。1曲ごとに表情を次々と変えながらも、観ている人たちの熱をずっと上げ続けたところも、その曲ごとに、似合う空間に会場を染めあげるコンビニ推進アイドル(仮)らしさ。

 「新宿ReNY公演が決まったとき、本当なのかなと実感が沸きませんでした。だけど今、ここに立てて、もうありがたい気持ちでいっぱいです。みなさんが支持してくれたからこそ、ここに立てることができて嬉しいです」(城内彩花)。「みんながいなかったらこのステージに立つことが出来なかったです。感謝の気持ちや初心を忘れずに、これからもアイドルしていきたいです」(中村冬香)、「ここに立てて、みんなとの思い出がまた一つ作れたのが嬉しいです。次は7人で絶対にここに立つために頑張っていきます」(絃ユリナ)。「ここに連れてきてくださったみなさんの気持ちがとても大きくて、大切な日になりました。ここに連れてきてくださってありがとうございます」(百海咲希)、「ここから私たちが、もっともっと笑顔でいれる存在になりたいです」(葉山なつみ)。「初めて新宿ReNYさんで対バンイベントをしたときは数人しかお客さんがいませんでした。だけど今日は、こんなにもたくさんの人が集まってくれました。これから、もっと大きいコンビニちゃんになりたいです」(春沢リリな)など、メンバーが最後に感想の声を述べていた。

 ブロックごとに色を強調しながらも、最初から最後まで一遍の物語を一気読みしたくらいの心地好い熱を生み出し続けたコンビニ推進アイドル(仮)。新宿ReNYという、彼女たちにとって現状一番大きな会場で、今のコンビニ推進アイドル(仮)らしい姿を集約して彼女たちは見せてくれた。ここで学び、つかんだ手応えを、次の冒険の旅へどう活かしてゆくのか…。コンビニ推進アイドル(仮)の宝物を探す長い航海の旅は、1年半強とまだまだ始まって間もない。その先に広がるのが、どんな景色なのか。あなたも、この船に乗り込んでもらいたい。

〈取材・文/長澤智典 撮影/牧野健人〉

 ◆セットリスト

『僕のヒーロー』

『ZQDQ』

『Voyager』

『七色の虹』

『虹の歩道橋』

『君のモノガタリ』

『しゅきしゅき大正義』

『A2A2夏休み』

『タオルマワセ!』

『とびきりハッピーライフ』

MV「ZQDQ」

里実みあコメント映像

MV「chase the future」

『chase the future』

『暁の空』

『梅見月夜』

『ヤバいバル』

『revelation』

◆最新情報

▼Road to TIF2022〜LAST CHANCE〜

  • 日程:7月11日(月)〜7月17日(日)

https://www.showroom-live.com/room/profile?room_id=338181

▼2022 TOKYOアイドル博

▼コンビニ推進アイドル(仮)全曲披露ワンマンライブ

新曲初披露(里実みあ生誕曲)

▼百海咲希生誕ワンマンライブ〜Mix party みんなまとめて楽しんじゃえ〜

新曲初披露(百海咲希生誕曲)

◆公式SNS

▼コンビニ推進アイドル(仮)Twitter

https://twitter.com/convenienceidol

▼コンビニ推進アイドル(仮)YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCLk-pOEcMNOmG99UE9wjSCw

▼コンビニ推進アイドル(仮)TikTok

https://www.tiktok.com/@convenienceidol?

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