コンビニ推進アイドル(仮)が、7月31日(日)に渋谷camelotを舞台に「百海咲希生誕ワンマンライブ〜Mix party みんなまとめて楽しんじゃえ〜」を行った。この日は、中村冬香が病気で欠席。6人編成でのライブになった。
オープニングアクトとして登場したのが、今宵の主役の百海咲希と、コンビニ推進アイドル(仮)とは縁の深い漫才チームの“こぐれ”。3人で始めたのが、まさに"ザ・漫才"。裏話をするなら、開場前の十数分で打ち合わせとリハーサルを実施。本番では、普通に会話を始めた流れから、いつの間にか漫才へ入っていったように、漫才というよりも、互いにいじり、いじられしているうちに、笑いの世界へ入り込んでいった感覚だった。
3人は、アドリブ中心のトークも行なえば、途中からは、しっかりと漫才ネタも披露。一見噛み合わなそうに見せて、じつはそれがネタ。そこから「ヒーローになりたい願望」を題材にトークが進んでゆく。百海咲希は、いつもの自己紹介をヒーローに変身する時のセリフに使用。しかもそのセリフを話の中で何回も連呼しながらネタに変えていた。何時もの自分らしさもしっかり活かしながら、3人は「コンビニエンスストアを舞台にしたヒーローネタ」を披露してくれた。今回をきっかけにぜひお笑いの道も突き詰めてもらいたい。
この日用に百海咲希みずから製作した特別映像をオープニングに流した上でメンバーらが舞台へ登場。冒頭を飾ったのは、コンビニ推進アイドル(仮)のテーマ曲であり1stシングルの表題歌『僕のヒーロー』。胸が躍る曲調とメンバーらの愛らしい歌声へ導かれフロア中からも熱いクラップが起きると、サビでは観客たちがメンバーらと同じ振りを真似ながら気持ちを一つにしていた。
この日はこぐれの2人もMCに参加。自己紹介で担当コンビニ名を加えるところもさすがだ。こぐれの2人が百海咲希に持っているイメージが「おパンツ」。その理由を実際に百海咲希が実践して説明したのだが…あまりにも大胆すぎる「パンツを見せるプレイ」だったので、これ以上深くは触れられません。
本公演のセットリストを構築したのが主役の百海咲希。意外性を持った…いや、ぶっ飛んだ感性を隠し持っている彼女らしく、1曲ごとにいろんな世界へ見ている人たちをグイグイ引っ張ってゆく。その豪快で強引な展開は凄すぎだ!!
メンバーみんなが扇子を手に艶やかに舞い踊りながら歌った、和要素を魅力に据えた『梅見月夜』。この曲で見せる、美しく舞う扇子の動きに注目していただきたい。メンバーカラーの扇子が舞台の上で綺麗に同じ動きを見せたときは、舞台の上に虹がかかったような、とても艶やかな景色を映し出していた。
「お前らー、盛り上がりが足りねぇんじゃないの!!」、絃ユリナの熱い煽りを合図に、6人は凛々しい歌声をぶつけるように『revelation』を熱唱。先に描いた艶やかな風景を、一瞬にして熱狂の様へ塗り替えてゆく。「最高の景色はそこに」の歌詞通りフロアに熱いクラップをぶつけるとペンライトを大きく振り続ける最高の景色が生まれていた。
百海咲希の描いた絵を元にメンバーがナレーションや声を入れて作成。「桃太郎」をオマージュしたコミカルな電子紙芝居が映し出された。鬼退治に行く話なのだが、その道中に飛び交う話や登場するキャラクターたちから各メンバーの個性が見えれば、オマージュしたからこそのぶっ飛んだ鬼退治の物語が続いてゆく。この紙芝居を通し、今のコンビニ推進アイドル(仮)の誕生にもまつわる幸せな物語を味わえたのも嬉しかった。
上映の合間に、メンバーみんなが着替えを実施。映像を終え、ここからは主役の百海咲希のソロコーナーへ。彼女が歌ったのが、ピーチ・マキ(上坂すみれ)の『キャラメル桃ジャム120%』と水樹奈々の「TESTAMENT」。愛らしいロリータ系のドレス姿に着替えた百海咲希は、歌の世界へしっかり気持ちを溶け込ませ、ちょっと痛い乙女に成りきって熱唱。次々と転調してゆくドラマチックな楽曲の表情へ寄り添いながらいろんな声色を駆使して歌いあげる姿もインパクト強く見えていた。
舞台の上から流れ出したのが、トロピカルな楽園へ導くウキウキとしたリズム。コンビニ推進アイドル(仮)は、アゲアゲのパーティーチューン『とびきりハッピーライフ』を歌いながら、一度きりの青春なんだから、革命を起こすくらい楽しい毎日を一緒に作り上げようと熱い誘いをかけてきた。フロアには、心地好く身体を揺らしクラップしてゆく景色が広がっていた。
プレゼントコーナーを挟みライブは後半へ。ふたたび会場に熱を巻き起こそうとコンビニ推進アイドル(仮)が持ってきたのが、メンバーと観客たちが手にしたタオルを思いきり振りまわし熱風を巻き起こす『タオルマワセ!』。メンバーらが手にしたタオルを大きく振りまわすたびに、フロア中の人たちもタオルやペンライト、腕をぐるぐるとまわし、メンバーらと心を一つにしてゆく景色を楽しんでいた。一緒にWAVEを作るパフォーマンスも含め頭をカラッポに感じるまま無邪気に楽しめるこのひとときが最高だ。
メンバーと観客たちによるいろんなリズムをクラップしてゆくやりとりを挟み、次に披露したのが百海咲希の生誕祭に合わせて作った新曲の『Mix Party』。とてもキラキラとした輝きを放つ、可愛らしく胸をキュンキュンときめかせる王道アイドル曲だ。少し甘えた素振りで歌うメンバーたちの可愛らしさを存分に楽しめるのが嬉しい。曲中には、各メンバーからファンたちへ向けた"愛のメッセージ"も登場。ライブを通してLOVEな思いを交わしあえる楽曲が、新たに誕生した。
新曲の『Mix Party』を歌い終わり、メンバー自身が「可愛いー!!」と連呼していた。MCでは、この日の主役の百海咲希に向け、「この中で一番付き合いも長い、信頼できるもも」(里実みあ)、「すごく話しやすくてすごくおしゃべりしちゃう、気が合う大切の人」(春沢リリな)、「好きなものや嫌いなものが同じことが多くて、一緒に楽しいことが出来るももです」(絃ユリナ)、「咲希ちゃんは唯一の同い年。同じ時代を生きてきたからこそわかりあえるし、共感できることが多いなと思います。咲希ちゃんはすごいしっかり者」(城内彩花)、「ももは最初に一緒にカフェに行った中、女の子らしくて、料理も裁縫も気配りも出来る、みんながなりたい女の子」(葉山なつみ)と、思いを告げていた。百海咲希も、「今年の生誕祭ライブは挑戦したものがたくさんあったライブでした。みんなも協力してくれてライブを成功することが出来ました。わたしの誕生日を祝ってくれる人がこんなにたくさんいることが幸せだなと思います」と感謝の思いを述べていた。
その言葉を受け、次に歌ったのが"生誕祭"の日だけに聞ける、愛と幸せに満ちたハートフルソングの『Birthday』。主役の百海咲希を真ん中に据え、主役へ愛の籠もったエールを送るようにメンバーらが歌う。その姿が、とても微笑ましい。主役が歌う落ちサビ後にはお馴染み、メンバーら一人一人が担当コンビニエンスストアにあたるデイリーストアで購入した誕生日プレゼントを百海咲希に進呈。微笑ましいそのやりとりも生誕祭だからこそ味わえる素敵な光景だ。なぜかプレゼントの中には桃も。百海咲希本人は桃を見てとても喜んでいた。
ふたたびこぐれの2人も登場。最後にこぐれも交え8人で歌ったのが『七色の虹』。華やかな音を撒き散らす楽曲に飛び乗り、甘い煽り声を上げる8人。彼女たちは、「七色の虹を空にかけよう」と歌っていた。その虹の下にはどんな素敵な景色が待っているのか。その未来を見たくて、メンバーらは歌を通して輝く虹の道をかけてゆく。七色に輝くその道を一緒に渡りながら、共にその先に待っている素敵な景色を見に行こうじゃないか。
コンビニ推進アイドル(仮)は、8月3日に、2ndシングル『ZQDQ』を発売する。ライブでは先行販売中。ぜひ、こちらも手に取っていただきたい。
〈取材・文/長澤智典 撮影/牧野健人〉
◆セットリスト
漫才(こぐれ+百海咲希)
オープニング映像
『僕のヒーロー』
『梅見月夜』
『revelation』
映像「コンビニちゃん紙芝居劇場」
『キャラメル桃ジャム120%』(百海咲希ソロ)
「TESTAMENT」(百海咲希ソロ)
『とびきりハッピーライフ』
『タオルマワセ!』
『Mix Party』(新曲)
『Birthday』
『七色の虹』
◆最新情報
▼2ndシングル「ZQDQ / chase the future」8月3日(水)発売!
価格:1,320円(税込)
収録曲:
- ZQDQ
- chase the future
- ZQDQ (off vocal)
- chase the future(off vocal)
- 8月3日(水)「ZQDQ」「chase the future」iTUNES・spotify・LINE MUSIC・amazon.jpなどで音楽配信決定!
- 8月6日(土)〜8月12日(金)「ZQDQ」新宿アルタビジョンでMV放送
▼インストアイベント情報
- 8月7日(日)13時〜タワーレコード八王子
- 8月21日(日)13時〜タワーレコード立川立飛
- 9月11日(日)13時〜タワーレコード池袋
- 9月17日(土)13時〜タワーレコード川崎
◆公式SNS
▼コンビニ推進アイドル(仮)Twitter
https://twitter.com/convenienceidol
▼コンビニ推進アイドル(仮)YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCLk-pOEcMNOmG99UE9wjSCw
▼コンビニ推進アイドル(仮)TikTok
https://www.tiktok.com/@convenienceidol?