中国史上初の年齢制限付きのアニメとして注目を集め、過激な暴力描写で熱狂的な支持を得たバイオレンスアニメ映画『 DAHUFA -守護者と謎の豆人間- 』が、7月23日(金祝)〜池袋HUMAXシネマズ、7月30日(金)〜アップリンク吉祥寺・アップリンク京都、8月13日(金)〜センチュリーシネマ・出町座ほかにて全国順次公開される。
そしてこの度、中国版ポスタービジュアルが解禁された。
今回解禁されたビジュアルは、それぞれ劇中の絵柄とは異なるタッチで描かれた4種となる。手前にある人間の手を見つめる大量の豆人間たちや、ダフファーへ銃口を向ける豆人間たちなど、絵画のような構図と色彩で本作の世界観を表現したものになっている。
あわせて、本作の日本公開を記念して不思凡(ブースーファン)監督からのコメントも到着したので、下記からぜひチェックしてほしい。
光線彩条屋影業、好傳動画が製作、面白映画が提供した本作は、中国史上初の大人向けアニメ映画で、中国国産アニメにおける“前代未聞”の挑戦として知られている。
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ヒトと似て非なる奇妙な生き物たちの首が次々と切り飛ばされていく暴力的な描写がありながら、劇中に登場する支配者と村の関係は階級社会への皮肉として描かれ、非常に深みのある思想が垣間見える作品となっている。
未だ映画へのレイティング制度がなく、かつアニメ作品は子供向けとされている中国本土において、制作側が「13歳未満の鑑賞はお控えください」と自主規制したことが話題を集めた。中国での公開では日本円で約13.5億円のスマッシュヒットとなり、中国アニメファンから高い評価を得ている。
◆不思凡(ブースーファン)監督 コメント
<写真:不思凡監督>
「DAHUFA」は2017年に発表(中国公開)した作品です。
今振り返って見ると作品としては色々な問題が残っているが、当時はすべてが正しい、満足すべき作品だと思っていました。昨日はいつでも無知である。
しかし昨日の無知がなければ、今日で新たな認知が得られない。
制作する時は心を込めて全力を出せば、自分が満足する結果が得られる。
満足できなかった箇所は、次回の作品でよりうまくすれば良い。
私は日本の漫画からも多大な影響を受けています。手塚治虫、鳥山明、井上雄彦、宮崎駿…など。
今回の日本での劇場公開を嬉しく思います。
◆作品情報
<ストーリー>
王宮から失踪した皇太子を捜すため、奕衛(イーウェイ)国の守護者であるダフファーは国境を越え、とある謎の村に辿り着いた。
ここの住民は自らの意志を持たず、喋らず、見た目も皆そっくりで、村中には不気味な気配が漂っていた。やがてダフファ―は、この村に隠された秘密へと徐々に近づいていく…。
<スタッフ>
監督:不思凡
製作:光線彩条屋影業、好傳動画
提供:面白映画
配給:Atemo
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2017|中国語音声・日本語字幕|5.1ch|DCP|97分