オリジナルアニメの見どころといったら個性的な世界観!
世界観の設定が作り込まれている作品には、引き込まれるような魅力がありますよね。
夏アニメ『デカダンス』は、とにかく世界観のスケールがドデカイアニメ!
<画像引用元:デカダンス Blu-ray BOX 上巻 販売元:KADOKAWA アニメーション>
設定を一から創り上げているため、まるでその世界が実在するかのようなリアリティがあるのです。
本記事では、作品の世界にどっぷり浸かれるアニメ、『デカダンス』の見どころを紹介します!
立川譲×瀬古浩司のオリジナルアニメ『デカダンス』
オリジナルアニメと言えば、監督や脚本などのスタッフが気になるところ。『デカダンス』の世界を描くのは、今アニメ界で大注目のスタッフたちです!
監督に、『名探偵コナン ゼロの執行人』の監督を務めた立川譲氏、構成・脚本に、『キルラキル』や『BANANA FISH』などの脚本を手掛けた瀬古浩司氏、アニメーション制作に、『幼女戦記』のアニメーション制作を務めた新鋭の実力派スタジオNUT。勢いのあるメンバーが揃っています。
そして、彼らが描き出すのは、一から創り上げた世界観の中で繰り広げられるSFアクションストーリー!
立川氏と瀬古氏が創る世界観を、NUTの描写力が再現する。本作はストーリーだけでなく、『デカダンス』という世界全体を楽しめるアニメです。
描かれるのは巨大移動要塞に住まう生き残った人類の姿
<画像引用元:http://decadence-anime.com/ より引用掲載 ©DECA-DENCE PROJECT>
『デカダンス』のストーリーは、未知の生命体「ガドル」によって滅亡の危機に晒されている人類が、巨大移動要塞「デカダンス」を駆り戦うというものです。
作品を観て最初に目に入ってくるのは、ガドルの脅威と無力な人間、そして、人間たちが生き延びるために作り上げた英知の結晶、巨大移動要塞デカダンス!
デカダンスはなんと全高3,000mという超巨大な代物。ガドルたちと戦うための兵器として機能するのはモチロン、その中には一つの街ができ上がっており、多くの人々が生活しています。
人類は、ガドルと戦うために、前線で戦う「ギア」と、サポート役の「タンカー」に分かれ、日々その役割を果たすために生活しています。
前線に出るギアはいつ死んでもおかしくないですし、前線に出ないタンカーでも、安全が保障されているというわけではありません。
しかし彼らは状況に絶望していません。ガドルの脅威にさらされながらも毎日を生きる。死と隣り合わせの“当たり前の生活”がそこには描かれています。
複雑な世界観をすんなり飲み込ませる画力
<画像引用元:http://decadence-anime.com/ より引用掲載 ©DECA-DENCE PROJECT>
『デカダンス』を観ていて驚くのは、複雑な世界観が驚くほどすんなりと理解できてしまうことです。
超巨大な移動要塞内に築かれた街、そこで営まれる人々の生活、ギアとタンカーそれぞれの役割など、『デカダンス』の世界は、私たちの世界とは何もかもが異なります。
オリジナルの世界観を持つ作品というのは、どうしても理解が難しく、作品によっては設定に置いていかれてしまうことがあります。
しかし、『デカダンス』では、1話で描かれる人々の生活を通して、それをすんなりと飲み込ませてしまうのです。
その「分かりやすさ」の基になっているのが、人々の生活の息吹が聞こえそうなほどの「画力」。
『天空の城ラピュタ』を見たことがあるでしょうか? パズーとシータがラピュタに上陸した時、数カットの風景描写のみでラピュタの雰囲気をつかませてしまうシーンがあります。
風景描写のみで理解させられるのは作画の画力があるからこそ。『デカダンス』も同じように、作画で語ることで複雑な設定を飲み込みやすくしているのです。
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『デカダンス』は世界を丸ごと楽しめるアニメ
この夏大注目のオリジナルアニメ『デカダンス』は、世界観が丸ごとオリジナルという圧倒的スケールのアニメ!
ストーリーを楽しむだけでなく、作品の世界にどっぷり浸かることができるため、深くハマれる作品を探している方にオススメです。
アクションシーンはモチロン、人々の生活や何気ない風景まで、緻密に練り上げられた世界観は、観る角度によっていろいろな楽しみ方ができます。
繰り返し観るほど面白くなる! 『デカダンス』はいわば、作品の世界そのものを丸ごと楽しめるアニメなのです。
この夏は、厳しくも美しい『デカダンス』の世界に、どっぷり浸かってみませんか?
(Edit&Text/からすけ)
©DECA-DENCE PROJECT