「ディズニーのアニメーション、最近続編ばっかりじゃない?」

 なんてことを思っていらっしゃる方、結構居るんじゃないですか。

 2019年は『トイ・ストーリー4』、そして『アナと雪の女王2』と、特に人気の高いシリーズ2作品の続編が公開されて大ヒットとなったわけですが、たまにはもっと新しい作品が観たい。なんてことを私は思っております。

 ですがご安心を。

 2020年、ディズニーが送り出す予定のアニメーション作品はいずれも新作ばかり。そこでここでは、一体どんな作品が控えているのかを紹介します。

2分の1の魔法

 2020年のディズニーアニメ一発目を飾るのはPIXARからの最新作。すでに劇場でも予告編が流れていて、3月13日公開予定の『2分の1の魔法』です。

 原題は『ONWARD』。

 かつては魔法が栄えていた世界で、少年イアンと兄のバーリーが魔法を取り戻す冒険に出るという物語。

 監督・脚本を『モンスターズ・ユニバーシティ』でも同じく監督と脚本を務めた、ダン・スキャンロンさんが務めます。

 吹き替えキャストも豪華。イアン役にはスパイダーマンでおなじみのトム・ホランドさん、バーリー役には、スター・ロードでおなじみのクリス・プラットさんという、アベンジャーズコンビを起用。日本語吹替キャストも負けじと、イアン役に志尊淳さん、バーリー役に城田優さんという男前なコンビが起用されています。

SOUL

 2020年2月初旬時点ではまだ日本での公開が発表されていませんが、海外では2020年6月に早くもPIXARのさらなる最新作が公開予定になっています。

 その名も『SOUL』です。

 主人公は音楽教師を務めている男ジョー。ある日事故で死んでしまったことをきっかけに、魂だけの存在へと変わってしまい、そこで生まれたばかりの魂と出会う……という話です。

 監督・脚本は『インサイド・ヘッド』『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドクターさん。ピート・ドクターさんが監督を務めるのは5年ぶりということで久しぶりの監督作の登場に期待がかかります。

RAYA and the Last Dragon

 『ズートピア』『アナと雪の女王』を送り出してきたウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオもPIXARに負けてません。海外では2020年11月に新作の公開が控えています。

 その名も『RAVA and the Last Dragon』です。

 東洋のドラゴンをテーマとした作品で主人公は女性のキャラクターとなるそう。

 2020年2月初頭時点では、まだ映像が公開されておらず、コンセプトアートやロゴデザインなどが明らかになっている状態です。監督には、今回が初監督作となるポール・ブリッグスさんとディーン・ウェリンスさんが務めることが発表されています。

新たなディズニーの作品の色に注目!?

 そんなわけで、2020年は以上の3本の長編アニメーション作品が公開を控えています。

 注目して欲しいのは、近年のディズニーアニメーション作品との質の違いです。

 2018年末に長年制作総指揮を務めていたジョン・ラセターさんがディズニーを離れて以来、それに続いて、続々とディズニーのアニメーション制作傘下からクリエイターが離れていったニュースがありました。

 制作体制としても新たなステージに突入したと言えるディズニーが、世に送り出す作品が果たしてどんなクオリティの作品になっていくのか。最近のディズニーアニメーションに慣れ親しんだファンこそ、要注目です。

(Edit&Text/ネジムラ89)

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