私(わたくし)、幼いころから大好きで大好きでしょうがないディズニーアニメーション映画があります。それが『ダンボ』。
アニメーション作品自体は観たことがないという人でも、巨大な耳を使って空を飛ぶゾウの話ということは多くの人が知っているのではないでしょうか。この『ダンボ』という作品に関して、今ディズニーが大きな動きを見せていることはご存知でしょうか。
ディズニーが『ダンボ』の実写版製作を進めている!
ディズニーが進めている『ダンボ』に関するある動き……それは実写版の映画の製作です。
近年、『シンデレラ』、『マレフィセント(眠れる森の美女)』、『ジャングルブック』など数々の往年のディズニーの名作アニメーション映画の実写化が進められているのですが、ついに『ダンボ』の実写化に挑むことが発表されているのです。
『ダンボ』は私にとって、ただ単にお気に入りというだけでなく、本当に本当に大好きな作品でもあるので、この実写化の報道には、正直、不安を感じておりました。わざわざ作り直す必要あるの? 思い出を台無しにする出来だったりしない? なんて心配ばかりが頭を巡ってきます。
しかも、この実写版を監督するのは、『アリス・イン・ワンダーランド』や『フランケン・ウィニー』など、ディズニーとも縁の深いティム・バートン監督。
これまた、私の好きな監督の一人であり、『ダンボ』とティム・バートンという、個人的に、一世一代の夢の競演状態となっています。こうなってくると逆に期待していいのか、不安に思うべきか、心の中がめちゃくちゃになって余計に精神状態がおかしくなりそうです。
『ダンボ』のアニメーションの魅力とは?
私が『ダンボ』に感じている魅力の部分がしっかり映像として活きるのか、その思い入れを無茶苦茶に逆撫でするような作品ではないか。
心配は尽きないのですが、そもそも私が『ダンボ』に対してどんなところに魅力を感じているかといえば、まさに“アニメーションだから”という部分なのですよね。
私がダンボの一番の魅力と思っているのが、キャラクターの可愛さです。全体的に小さなパーツで構成されていながらアンバランスに大きな耳。それを健気に駆使して動くひとつひとつの仕草と、純粋そうな表情。この絶妙なアニメート加減が、本当に可愛いし、グッとくる。この魅力はアニメーションだからこその部分だと思うので、実写化するうえでこの魅力を抽出するのは、なかなか至難の業だと思っております。
果たしてアニメーションのどんな魅力を抽出してくれる実写版なのかは、イメージしようと思えばするだけ気が重くなる疑問点です。
ついに来たトレーラーの衝撃とは?
そんな不安を感じている中、実写版のトレーラーが2018年6月、ついに解禁しました。
実写映像作品として動くダンボがどんな姿なのか。このトレーラーを観ていないという人はまずそのトレーラーを観てみてください。
いやー……どうなんでしょう。
不穏で不気味な感じが滲み出ているところは、個人的には『ダンボ』に実は合うテイストだと思っているうえ、ティム・バートン監督が務めるということでそういう路線には期待はしていたのですが、ティモシーが出て来ていないとか、思った以上に可愛くなさ気? なんて心配を感じてしまう映像でもありました。未だ期待50、不安50といった感じです。
またそのほか注目ポイントとして、『ダンボ』の劇中歌でも名曲として知られる『Baby Mine』のアレンジバージョンがトレーラーに用いられているところや、チラッと映る桃色の泡で出来たようなゾウのカットの登場も気になるところ。
このゾウのカットはアニメ版でも強烈なインパクトを残した“ピンクの象”というトリップパートをもしかして実写再現するのではないか、という期待を感じさせます。
まさかこのパートまで映像化してくれるとは想像していなかったので、一つ楽しみが増えたような気はします。
実写版『ダンボ』は2019年3月にアメリカで公開を予定しております。日本では一応2019年内の公開ということだけは発表されています。
\ 🐘ダンボ初公開✨✨🎪 /
🎞ラスベガスで開催中のシネマコン2018にて、ティム・バートン監督の映画『Dumbo』より、劇中のダンボの姿が公開されました📣
💗今から空を飛ぶダンボを見られる日が待ちきれない‼
全米公開日は2019年3月29日、日本では2019年内公開予定🎥 pic.twitter.com/0kEKomIZ8W— ティム・バートンJP【総合】 (@TimBurton_JP) 2018年4月24日
今回のトレーラーの公開だけで、いろいろなことを思い巡らせている以上、今後も公開にかけて続々と情報が増えていく度に、私は一喜一憂を繰り返して疲弊していくのが目に見えております。
日本公開がされるその時に、果たして私の精神状態がまともなままで居られるのか。正直、それが私の一番の心配かもしれません。監督。ぜひ私を救う素敵な一作をよろしくお願いいたします。
(Edit&Text/ネジムラ89)