突然ですが・・・

ワタクシ、映画のエンドロール大好き!!

という導入で全く同じようなタイトルの記事を私が一年前に書いていたことを皆さんはご存知でしょうか。それぐらいワタクシはワンポイント気にしてエンドロールを見ております。

特にアニメーション映画は、子供に最後まで楽しんでもらう為だったり、遊び心を導入しやすかったりということで、工夫の利いたエンドロールが意外と多かったりします。

2017年もたっぷりアニメ映画を観て、たっぷりエンドロールを拝んで参りましたが、今年も様々なエンドロールがありました。

そんなわけでワタクシの独断と偏見で決めた’17年のアニメ映画の中でオススメのエンドロールをランキング形式で3つ紹介します。まだ見てない作品があれば、ぜひ本編と一緒にチェックしてください!

第3位 ノーゲーム・ノーライフ ゼロ

ノーゲーム・ノーライフ ゼロ Blu-ray
画像引用元:映画「 ノーゲーム・ノーライフ ゼロ 」限定版( イベントチケット優先販売申込券 ) [Blu-ray] 販売元:KADOKAWA メディアファクトリー

今年一番“驚いた”という意味では『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』のエンドロールが一番ではないでしょうか。

一見、黒背景に文字が上に流れていく形式の定番のシンプルなエンドロールなのですが、なんとそのエンドロールの途中から終わりにかけて背景にアニメーションが加わるというエンドロール。

エンドロールの頭の方にアニメーションが加わるものはよくあるのですが、その逆パターンがあるとは驚きです。映画の余韻的にも意外と悪くない型でした。

主題歌の鈴木このみさんの「THERE IS A REASON」もすごく良かったですね。

第2位 ゴッホ~最期の手紙~

ゴッホ~最期の手紙~
画像引用元:【映画パンフレット】ゴッホ 最期の手紙 監督 ドロタ・コビエラ 監督, ヒュー・ウェルチマン キャスト ダグラス・ブース, ジェローム・フリン, ヘレン・マックロリー, クリス・オダウド,

2017年で一番感心したのが『ゴッホ~最期の手紙~』です。

油絵を使ったアニメーションで作中にゴッホの作品をモチーフにしたシーンが登場する作品なのですが、エンドロールも工夫が利いていました。

図鑑的な物が開かれる場面が挟まれて、そのページに、演じていたキャストの紹介と元ネタとなった絵画の紹介が行われます。

それほど、ゴッホに詳しくないという人も、「あっあのシーンはこの絵が元だったんだ!」と分かるオマージュの面白さが分かるエンドロールでした。

厳密にはこの図鑑パートが終わった後に黒背景の“普通のエンドロール”が流れるのですが、キャストや元ネタの紹介の仕方として、作品にも合っているアイディア賞とも言えるエンドロールでした。

 

第1位 レゴニンジャゴー ザ・ムービー

レゴニンジャゴーザ・ムービー Blu-ray
画像引用元:レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray] 販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

今年、反則級だけど取り上げておかねばと思ったのが、『レゴニンジャゴーザ・ムービー』のエンドロール。

一見、登場キャラクターたちの粗いショートムービーが流れるのですが、実はこれ“レゴの組み立て説明書に描かれている画が動いている”風になっているのですよね。

一つ一つのアニメーションも面白いし、説明書ならではの見せ方になっている場面もあったりと、観ていて楽しいエンドクレジットとなっていました。

そしてもう一つ注目のポイントが、ジャッキー・チェンによるNGシーン集が挟まっているという点。

まさかアニメーション映画でジャッキーのNGシーンがエンドロールで見れる日が来るとは思ってなかったので、衝撃でした。

「なんで、この映画にジャッキー・チェンのNGシーンが挟まれているんだよ!」って人は実際に映画を観てみてくださいませ。

普通にジャッキー・チェンが出てるのですわ、本当に!

エンディング曲となっているOh, Hush! feat. Jeff Lewisの「Found My Place」もノリノリで楽しい曲です。

日本語吹替版ではジャニーズWESTによる映画のための書き下ろし曲「もう1%」も流れるという斜め上のターゲティングも用意されているのも忘れちゃいけないところでしょうか。

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その他、2017年で気になったエンドロールあれこれ

そして、昨年はBEST5として紹介しておいて、なぜ今年は3つに減っているかと言うと、惜しいエンドロールが多くて選出が難しい年だったからです。

エンドロール後にアニメが挟まれるパターンで名探偵コナンから紅の恋歌クレヨンしんちゃん襲来!!宇宙人シリリなどは、本編のモヤモヤを残したままエンドロールを流してしまい、エンドロール中にきまりの悪さを感じさせるケースとなっていました。

メアリと魔女の花打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?など、起用曲と作品自体のバランスでやや曲負けしているような気もする作品などがあり、ビシッと良かったと言える作品が限られておりました。

2017年は飛びぬけた面白さや工夫のあるエンドロールが見られなかっただけに、2018年にはその分の驚きを見せるエンドロールの登場に期待したいと思います。

ちなみに実写作品も含むベストとしては、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックス』が2017年の個人的なベストエンドロールでした。

こちらはアニメファンも納得の、最後までたっぷり見どころのある楽しいエンドロールですのでぜひ、チェックしてみてください。

あと、『モアナと伝説の海は昨年の2位に入ってますので、悪しからず。

(Edit&Text/ネジムラ89


映画『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』 オフィシャルサイト
©榎宮祐・株式会社KADOKAWA刊/ノーゲーム・ノーライフ ゼロ製作委員会

ゴッホ~最期の手紙~
Copyright (C) Loving Vincent Sp. z o.o/ Loving Vincent ltd.

映画『レゴ®ニンジャゴー ザ・ムービー』公式サイト
(c) The LEGO Group. (c) 2017 warner Bros.Ent.

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