2020年5月13日(水)に、「フラグタイム Blu-ray Timeless Edition」が発売となりました。
⌛本日発売⌛#フラグタイム Blu-ray Timeless Edition 本日発売!
本日もキャラクターデザイン・須藤智子描き下ろしのカウントダウンイラストをお届けします!ふたりだけの時間を是非ご覧ください♪
★詳細→ https://t.co/ktzbxGAF6E
★ドラマCD試聴動画→ https://t.co/mYFGnIrOlQ pic.twitter.com/epPJgTXPIH— 「フラグタイム」アニメ公式 / Fragtime Anime Official (@fragtime_anime) May 13, 2020
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『フラグタイム』は2019年11月22日に劇場公開を果たした作品なのですが、実はこの作品、本編とは別の部分でも話題となってしまった作品で、このBlu-rayについても当初は発売されるのか、心配されていた作品でした。
『フラグタイム』とはどんな作品?
◆あらすじ
主人公は高校生の森谷美鈴。人付き合いが苦手な彼女は、実は一日に3分間だけ時間を止めることができる特殊能力を持っていた。そんなある日、美鈴は時間を止めて、クラス一の美少女である村上遥のスカートをまくってみたところ、実は遙には時間を止める能力が効いていなかったことが発覚する。秘密を知られてしまったことをきっかけに、美鈴は遙の言うことを聞くことになるのだが、次第に遙のことが気になっていくのだった――。
『フラグタイム』は漫画家のさとさんの描いた恋愛コミックスをアニメーション化した作品です。監督を務めたのは『劇場版STEINS;GATE負荷領域のデジャブ』や『あさがおと加瀬さん。』の佐藤卓哉監督です。
当初は劇場公開と同時に、劇場限定Blu-rayが発売予定だったのですが、公開を間近にして異例の発売中止が発表されました。様子がおかしいと思ったら、なんと、メインで本作の製作を務めていた製作会社が経営破綻に陥っていたというのです。
経営破綻となった「ティアスタジオ」とは?
この『フラグタイム』にメインの製作として携わっていたアニメーション会社というのが、「ティアスタジオ」と言う会社。実はこのティアスタジオ、『フラグタイム』公開から間も無く、アニメーターたちへの報酬が未払いとなっており、連絡がつかないといったことでも話題になっていました。
結果的に2019年末に、制作費に関する問い合わせ窓口を独自に設置したことを発表。2020年以降も本作に関わった方々の中には、報酬を受け取るのに苦労した方もいたようです。*1
ティアスタジオは加藤淳さんが2013年に設立した、株式会社ネクストバッターズサークル運営の会社。これまでにTVアニメ『なんでここに先生が!?』や劇場版『王室教師ハイネ』など、人気の作品も手がけてきていました。
<画像引用元:http://nankoko-anime.com/ より引用掲載 ©蘇募ロウ・講談社/なんでここに先生が!?製作委員会>
そういった一見しっかりしていそうな会社であっても、こういったネガティブなニュースが生まれてしまうとなると、やはりアニメーション製作会社の経営が大変だという話は、実感に変わってきます。
果たして他のアニメーション製作会社は大丈夫なのか?
このニュースに関して恐怖を感じるのは、この事件が起きたのは昨年末だということです。というのも、昨今は新型コロナウイルス感染症の影響によって、TVアニメや劇場公開アニメの放送延期といったニュースが度々報じられています。
アニメーション製作会社にも少なからず影響が発生している現状、これまで自転車操業の会社にとって、経営難に陥ってしまう「ティアスタジオ」の件は人ごとではないハズです。
同様のニュースがこれから報じられる、なんてことがないと良いのですが、現状新型コロナウイルスによる影響は、まだまだ収束の見込みが立っていないのが悩ましいところです。
――ちなみにこの『フラグタイム』。ディスクリリースと同時に、FOD独占配信でFODプレミアムでも配信がスタートしています。FODユーザーの皆さまは、そちらからもご覧いただけます。お蔵入り作品になったりしなくて良かったですね、ホント。
(Edit&Text/ネジムラ89)
*1 ティアスタジオ(株式会社ネクストバッターズサークル)の経営破綻に伴う、制作費に関する問合せ窓口の設置について
https://frag-time.com/news/archives/395
©2019 さと(秋田書店)/「フラグタイム」製作委員会