◆ヒンメルは「フリーレンに好意を寄せていた」のか?
ヒンメルがフリーレンへ指輪をはめるシーンが絶賛されている一方、このシーンを受けて「ヒンメルはフリーレンに恋愛感情を抱いているのか」と疑問に思う声が上がっています。
もともとヒンメルは自身の故郷の花をフリーレンに見せたがったり、フリーレンが一人ぼっちにならないように自分の銅像を立てたりと、彼女を思う姿が作中で描かれています。さらに今回の指輪をはめるシーンを受け、ヒンメルがフリーレンへ恋愛感情を抱いていると考えるファンが多くいるようです。
しかしその一方で、恋愛感情よりも仲間意識のほうが強かったのではないかと考えるファンもいます。
ヒンメルは公式Webサイトでも仲間思いと紹介されており、かつて旅をともにした仲間たちを大切に思っています。その仲間への思いから、ヒンメルはフリーレンのために銅像を建てたとも考えられるのです。
さらに、ヒンメルがフリーレンと50年ぶりに再会した際に、彼女のことを「大切な仲間」と言っていたことも、仲間意識のほうが強かったと考えられる理由の一つにあげられるでしょう。
ヒンメルがフリーレンへどのような思いを寄せていたのかは、ファンによって解釈が違います。たとえば、恋愛感情を抱いていると考えるファンの中でも、「淡い恋愛感情だった」「フリーレンへ思いを伝えるつもりはなく諦めていた」と、解釈が異なるようです。
今後も彼とフリーレンの旅の思い出が語られていくことで、彼がフリーレンへどのような思いを寄せていたのか考察が深まっていくでしょう。
〈文/林星来 @seira_hayashi〉
フリーライターとして活動中。子供の頃から培ってきたアニメ知識を活かして、話題のアニメを中心に執筆。アニメ以外のジャンルでは、葬儀・遺品整理・金融・恋愛などの記事もさまざまなメディアで執筆しています。
アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト
© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会