“キミのありふれた日常に、青春を、今。”がコンセプト、“炭酸のように弾ける今をこの先もずっと「キミ」と過ごしていきたい。”がグループ名の由来となっている、青春を共に描けるアイドル・フューチャーサイダーが、7月27日(木) 白金高輪SELENE b2にて2ndワンマンライブ「青い夏のメリーベル」を開催、計12曲の青春感の溢れるステージを展開し、観客を大いに沸かせた。

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 フューチャーサイダーは、持ち前の青春感溢れる楽曲と活力のあるパフォーマンスでデビュー前後から多くの人々を魅了している。

 この2ndワンマンライブのタイトルは「青い夏のメリーベル」で、メリーベルとは花の“カンパニュラメリーベル”から取っており、西洋の言葉で「美しい」という訳が含まれている。さらに花言葉には“感謝” “責任感” “我慢”がある。ライブタイトルの意味合いとして、“美しい”青春の日々をチャイダー(フューチャーサイダーの略)と共に描こうということ、ファンの日頃の支えに対しての“感謝”、体制変更によって“我慢”をしながらも確実に前に進んでいこうということ、さらには、これからも“責任感”を持って、チャイダーとして歩んでいこうという意味や想いが複数重なり合い、こう決められた。

 この日は夏の気候で、快晴と天候にも恵まれた。まさにフューチャーサイダーのライブ日和。会場のステージには、大きなスクリーンに加えて、花道を用意。そんなステージを前にして、ファンも大いなる期待が集まる。この日も“青春”をしようという強い想いが感じられていた。

 開演時間になるとまずはOP映像が流れる。川辺というロケーションの中、セーラー服姿のメンバーが現れ、メンバー一人ひとりがビー玉を持って握る。せせらぎの音に、夏らしさを感じさせる。その後、別々になっていた4人が集まり、4つのビー玉を集めて握ると、鐘へ変化。実はこのビー玉は「どんな青を」のMVで出てきているもの。そして、メリーベルが鐘の花であることから、前述の想いをこの先も持っていこうということで鐘へと変化しているのだ。加えて、グループとしてもここから変革を遂げる始まりの鐘を鳴らす、という意味合いでもある。風鈴のような夏らしさも感じる鐘の音が鳴り響くと同時に、この2ndワンマンライブは開演を告げた。

 フューチャーサイダーお馴染みの出囃子サウンド「Over Fu Ture」が響き渡る。炭酸水のような水玉のVJ映像が映し出されたステージにメンバーが登場。新調したセーラー服を身に纏っていた。クラップを煽る4人。観客からの大きなクラップが鳴り響いて、会場のギアが一気に上がる。

 1曲目はキュートで中毒性のある王道アイドルソング「マジックシック」をドロップ。ノリノリなパフォーマンスで活気を付けていく。続いて、赤LEDが点灯し、クールな雰囲気の中でパワフルなアクトを展開するアッパーチューン「フューチャーファイター」の投下で、会場の温度を上げる。花道で踊り、歌って、ファンは熱狂していく。心を燃やすパフォーマンスのメンバーに対して、早速、盛り上がりのフルスロットルへと入れるオーディエンス。最高の時間が流れていく。

 最初のMCにて自己紹介と花道について紹介すると大きな歓声が湧いていた。

 続く「⻘⾊シルエット」では、綺麗なピアノの旋律が会場に響く中、桜歌ひなが美しい歌声を届ける。4人それぞれが心を込めた歌を解き放ち、感謝などの幾多の感情を存分に表現する。歌詞にもある通り、<星に願う>と歌を通して伝え続け、チャイダーのこれからの可能性とグループへの責任感を説いていた。美しい青へと染め上げたパフォーマンスの後、「エアラブ」を披露。確実に成長した姿を見せ、メンバーは一旦、ステージを捌ける。

 スクリーンにはメンバーのインタビュー映像が。インタビューの内容は「初のツアーについて」 「どんなワンマンライブにしたいか」 「新曲について」。

 初のツアーについては、色んな人に出会えたことや楽しかったこと、新体制になったことへの不安だったことなど、楽しさと苦労を語っていた。どんなワンマンライブにしたいかは、感謝と成長を見せたい、チャイダーの可能性を見て欲しいなどと述べていた。そして新曲の「愛日和」について、直接的に夏を表現する単語が歌詞にないものの、夏らしさを感じると説明していた。

 インタビュー映像が終わると、メンバーはこの日初公開の新衣装に着替えて再び姿を現した。新衣装は青色とオレンジが映えるスカートタイプであることに加えて、スパンコールが付いており、光の当たり方によって色が変わるという豪華なもので、フューチャーサイダーらしい爽やかさが存分に出ている。さらにはメンバーカラーのベルトも付いており、個性も輝かせる。このスパンコールのキラキラは、夏を想起させる川辺に光が当たる煌びやかな風景をイメージしている。爽やかでキュートなチャイダーらしい豪華な新衣装だ。

 そして、この日初披露の新曲「愛日和」を行った。疾走感溢れる王道爽やかサウンドが夏を感じさせてくれる。サビで<愛日和 気付いたらその時がきっと最高の これ以上のないスタートなんだ>と自身に言い聞かせながら、ここからチャイダーは新たなスタートを遂げるとみんなへと伝えていく。また、<響け> <鳴らす>という歌詞は鐘を鳴らすという意味とも重なっていく。愛を謳いながら勢いのあるステップで、楽しそうに笑顔いっぱいで踊る。これからもこの「愛日和」という曲はきっと愛されていくことだろう。

 MCを挟み、本編もラストスパートへ。ツアーで初披露した「存在証明」では、スクリーンにツアー時の様子とリリックが加わった映像が流れるステージで堂々としたアクトを展開。チャイダーの存在意義を強く表明していった。そんな彼女たちを応援しながら楽しむファンの姿は、まさに理想郷ーーつまりシャングリラを作り上げていた。永遠に忘れられないような記憶をみんなと共に残していった。

 本編は一体感を作り、最後までお祭り騒ぎだった「 "エン"カウンターアドベンチャー」を披露して、終えた。

 すぐさまアンコールとして、チャイダーコールが響き渡り、その要望に応えて、メンバーが再度登場。アンコールは、キュートでメロメロにするナンバー「初恋チャイダー」から披露。花道へ移動し、ファンへ目線などを送っていく。そのメンバーの姿に、気持ちが昂るファンの様子が見られた。全員がチャイダーの4人へと共鳴、心が一つになっていく感覚があった。

 次は「マジックシック」を再度披露し、盛り上がりに拍車をかけていく。「Gimme a star!!」では軽快なギターサウンドが響く中、眩いほど輝かしさを魅せていた。

 アンコールに応えて3曲を披露した後、MCで一人ひとりが感想とやりたいことを述べていった。それぞれ記載していく。

 瀬乃みく「今、夏じゃないですか。色んな夏フェスがあるじゃないですか。来年はもっと大きいフェスに出たり、来年、再来年に出ていくうちに、自分たちの力で絶対にメインステージに立てるようなアイドルになりたいと思っています。フューチャーサイダーは、夢を夢のままで終わらせないグループだと思っているんですよ。それは私たちメンバーもそうだし、ファンの方の夢もそうだと思うんです。だからこれからも私たちと一緒に夢を叶えて行けるようなグループになりたいので応援よろしくお願いします!」

 桜歌ひな「私はツアーとかワンマンライブとか、こうやって開催させて頂けて、ツアーとかワンマンライブもずっとずっと、アイドルになる前の夢だったので、それがどんどん少しずつ形になっていって、夢もまたどんどん増えていくんですけど、ずっと私がやりたいなと思っているものがあって。やっぱり”青春”というコンセプトじゃないですか。学生といえば、やっぱり修学旅行とか、遠足とかをここにいる皆さんと一緒にできたら楽しいなと思っていて。しおりとかを自分で作ってやってみたいなって、少しだけ期待しています。みんなとこうやって夢を見れるのも、少しずつ着実に夢を叶えられるのも、皆さんがいてくれているからです。これからもずっとずっとチャイダーと青春していってください! よろしくお願いします!」

 彩菜まり「私はまず、みんなの顔、表情とかを見ながらするライブがすごく好きで、目線とか合わせてレスとかしているんですけど、今日は花道があるからみんなとより近くで触れ合いながらライブができてすごく楽しかったので、いつか、何年後かには、こういう花道もそうだけど、トロッコとか作っちゃって、みんなのところに行っちゃうぐらいの規模でできるようになりたいという夢が今日できました。

そして、新曲の『愛日和』なんですけど、すごく疾走感があって“夏”という感じの曲なので、ここから夏はたくさん、この曲を届けていって、来年の夏とか、再来年の夏とか、『愛日和』を聞いたら、『あ、夏が来た!』と思ってもらえるぐらい、みんなの中に浸透していくようにしていきたいなと思っています。

フェスとかは、ステージがたくさんあるじゃないですか。そこに出て、例えば『愛日和』がかかったからとか、『マジックシック』が聞こえてきたぞ、となったら、あっちのステージからばーっと走ってきちゃうぐらい、曲も有名になりたいし、チャイダーも有名になって、もっともっとみんなとたくさん色んな景色を見られるグループになりたいです! これからも一緒に着いてきてください! いつもありがとうございます!」

 本多あおい「私は、白金高輪SELENE b2という大きなステージでこんなにたくさんの人に見てもらえることがすごく嬉しいですけど、1,000人規模、2,000人規模で、どんどんどんどん大きな会場でライブができるグループになりたいです。だから、フューチャーサイダーから目を離さずに見ていてくれたら嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします!」

 そんな思いの丈を実直に語った彼女たちが次に披露した曲は「どんな⻘を」。ピアノの伴奏が流れた後、詩的に、美麗に歌い、舞っていく。みんなは青春という“青”をどう描き、彩るかを、凛とした表情で問いかけるように歌い上げていた。ここから改めて始まるストーリーがどのようなものになるか、華麗なパフォーマンスを通して、今後の期待を高めていく4人の姿がそこにあった。様々な出来事があり、きっと“我慢”も必要だ。でもその先に明るい未来があるはず。そう信じて疑わない彼女たちの等身大の姿を、この曲が映し出しているようだった。

 そしてこのライブの最後は、新曲「愛日和」を再び行った。このライブ来場者限定公開の「愛日和」の特別映像が曲中に映し出されていた。浴衣姿の4人が縦分割され映され、歌唱するメンバーの映像の色が彩られるギミック。そんな風情がある映像をバックに、変わらず綺麗なパフォーマンス。バズーカで銀テープが放射され、最後の最後まで魅力たっぷりのステージングをしていた。

 最後に桜歌ひなが「たくさんの演出を考えていただいて、私たちも本当に楽しみにしていたワンマンライブに足を運んでいただけて、とってもとっても嬉しいです。フューチャーサイダーはこれからも応援してくれる皆さんと共に成長し続けるグループでありたいです。いや、絶対に絶対にあり続けます! これからも今回のワンマンライブのタイトルにある『メリーベル』の花言葉のように、メンバー一同、感謝の気持ちを忘れずに進んでいきます。まだまだ夏は続きますので、アツい夏にしていきましょう!」

と改めて感謝と、これからについて宣誓し、マイクを通さずに挨拶をしてからステージから去った。

 ここで、フューチャーサイダーからお知らせが。

  • 10月20日(金) フューチャーサイダー 1周年単独公演開催@神田明神ホール
    デビュー会場と同様に神田明神ホールにて1周年を記念するライブを実施する。
  • 11月25日、11月26日 初の海外遠征、台湾へ
  • 8月より新メンバーオーディション開催

詳細は追ってアナウンスされるので、発表を待ちたい。

 最後の最後にエンドロールが流れ、「#フレフレチャイダー」のツイート投稿の数々が映し出された後、開演時と同様に鐘の音が流れてライブは幕を閉じた。

 フューチャーサイダーの2ndワンマンライブは華々しい形で成功を納めた。「青い夏のメリーベル」というタイトルで、様々な意味合いを持たせたこのライブは、彼女たちの固く誓った想いと、確かな成長を見せていた。同時にメリーベルの花言葉通り、“感謝”と“責任感”が強く出ていた。きっとこの先も“我慢”することもあるだろう。壁にも当たるかもしれない。だけど、彼女たちもファンもそれを乗り越え、夢を掴んでいくに違いない。これからも全員が一丸となり、最高の空間にし続け、“シャングリラ”を創り上げる。きっとそれがみんなにとって青春であるはずだ。これからも明るい未来に向けて、奮闘する彼女たちに目が離せない。青春の鐘はまだ鳴ったばかりだ。

〈撮影/ワタナベタイシ〉

◆セットリスト

OP映像
Over Fu Ture
M1 マジックシック
M2 フューチャーファイター
MC
M3 ⻘⾊シルエット
M4 エアラブ
インタビュー映像
M5 愛日和
MC
M6 存在証明
M7 "エン"カウンターアドベンチャー

-アンコール-
M8 初恋チャイダー
M9 マジックシック
M10 Gimme a star!!
MC
M11 どんな⻘を
M12 愛日和

◆公式サイト&SNS

▼フューチャーサイダー 公式サイト

https://futurecider.com/

▼Twitter 

https://twitter.com/chaider_info

▼Instagram

https://www.instagram.com/chaider_info/

▼TikTok

https://www.tiktok.com/@chaider_info

▼SHOWROOM

https://www.showroom-live.com/chaider_info

▼YouTube

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▼本多あおい

▼瀬乃みく

▼彩菜まり

▼桜歌ひな

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