<この記事にはTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 最終回を7月2日に迎え、登場人物のほとんどが幸せな結末を迎えた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ですが、その中で唯一、不穏な最後を残したのがシャディク・ゼネリです。

 一連の事件の首謀者として罪を背負い、まだ公判中のシャディクですが、事件の大きさからして死刑は免れないかもしれません──。

◆シャディクは死刑を避けられないのか?

© 創通・サンライズ・MBS

<画像引用元:https://g-witch.net/story/9/より © 創通・サンライズ・MBS>

 プラントクエタ襲撃の首謀者だったシャディクは、最終話でプロスペラが起こしたクワイエット・ゼロの罪まで背負ったことが明らかになりました。

 プラントクエタはともかく、クワイエット・ゼロはシャディクにとって無関係のハズ。ミオリネも「クワイエット・ゼロはあんたの罪じゃないでしょ」とシャディクに話していました。それに対してシャディクは、「もとより自分で決めていたからね」と返答していて、なぜ罪を背負ったのかまでは語られていません。

 ただでさえ、プラントクエタ襲撃では何人もの被害者が出ていて、罪状だけでもかなりのものが予想されます。それなのに、同じく大きな被害を出したクワイエット・ゼロの罪まで背負ったら、死刑は免れないでしょう。

 それを裏付けるように、最終話でミオリネと別れるときのシャディクは「またね」ではなく「さようなら」と、二度と再会することがないような挨拶を清々しい表情でしていました。

 このことから考えても、シャディクは死刑を避けられず、本人もそれを分かっているのかもしれません。

 しかし、シャディクの死刑は明言されていないうえ、死刑を免れるのではないかと思わせる描写もありました。それは、最終話でニュースに映るデリングやシャディクの義父であるサリウスたちが登場したとき、クワイエット・ゼロに関する一連の責任をとる、という旨のテロップが流れていたのです。

 真の首謀者をいまさら明かすのは難しいでしょうが、無関係のシャディクだけに罪を背負わせることはないでしょう。おそらく、シャディクの罪を軽くするために手を尽くしてくれているのかもしれません。

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 作中では、ドミニコス隊に所属するケナンジが「あなた方は学生なんです。責任は大人に取らせなさい」とミオリネたちに伝えていましたし、もし、この言葉がまだ子どもであるシャディクにも当てはまるなら、責任は大人たちが取ろうと行動しているでしょう。

 これらのことから、もしかしたらシャディクは死刑を免れるかもしれません。

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