映画『グリーン・ナイト』(11月25日全国公開)の魅力を様々な角度から紐解く解説動画が公開された。
<解説動画|声優・大塚明夫ナレーションver>
中世文学の最高傑作であり、アーサー王伝説のひとつ「サー・ガウェインと緑の騎士」と本作を、【起源】【伝説】【英雄】【家系】【旅】の5つのパートに分けて約190秒で、様々な角度から分析し深掘りする。ネタバレなしの映画公開前の予習としてぴったりの映像となっている。
広い文化圏に影響を与えた神話的な道徳の物語である「緑の騎士」の【起源】をたどるパートでは、翻訳を手がけたJ・R・R・トールキン氏が “中世を振り返るカラフルなガラス窓”と評した言葉や、貴重な1731年の原本が映し出される。
【伝説】のパートでは、アーサー王の宮殿に突如現れた緑の騎士が危険なゲームを持ちかける本編シーンをふんだんに使用し「緑の騎士は敬意の象徴」と紹介される。
【英雄】のパートでは、まだ英雄譚をもたないガウェインのキャラクターの位置づけや、この物語がポップカルチャーや数々のキャラクターに与えてきた影響などを紹介。
【家系】のパートでは、アーサー王や女王グィネヴィア、王の異父妹であるガウェインの母など、ガウェインをとりまくキャメロット王国の人々を紹介。【旅】のパートではガウェインが臨む過酷な旅路を通して現代にも通じる教訓を伝えていく。
この映像は、デンゼル・ワシントンさん、ニコラス・ケイジさん、スティーヴン・セガールさんなど洋画の吹替を始め、アニメやゲームなど数多くの名作でキャラクターに新たな命を吹き込んできた声優・ナレーター・俳優である大塚明夫さんが全編にわたって解説のナレーションを担当している。
<ナレーションを担当した大塚明夫さん>
劇場公開は字幕版のみの上映となるが、本映像中のラルフ・アイネソンさん演じる緑の騎士のセリフの吹き替えにもチャレンジしており、貴重な映像となっている。
またオリジナルとなる字幕版のナレーションは、本作でタイトルロールの緑の騎士を演じ『ハリー・ポッター』シリーズのアミカス・ カロー役などでおなじみのラルフ・アイネソンさんが担当。
このバージョンも合わせて公開されたので、ぜひ聞き比べも楽しんでほしい。
<解説動画|字幕版>
◆映画情報
11月25日(金)TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー!
▼物語
その旅は、クリスマスの残酷な遊び事(ゲーム)からはじまった・・・
アーサー王の甥であるサー・ガウェインは、正式な騎士になれぬまま怠惰な日々を送っていた。クリスマスの日。円卓の騎士たちが集う王の宴に、まるで全身が草木に包まれたような風貌をした緑の騎士が現れ、恐ろしい首切りゲームを持ちかける。その挑発に乗ったガウェインは、緑の騎士の首を一振りで斬り落とすが、彼は転がる首を自身の手で拾い上げると「1年後に私を捜し出し、ひざまずいて、私からの一撃を受けるのだ」と言い残して去ってゆく。それは呪いと厳しい試練の始まりだった・・・1年後、ガウェインは約束を果たすべく、未知なる世界へと旅立ってゆく。
▼原題
The Green Knight
(2021年/アメリカ・カナダ・アイルランド/英語/130分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch)
▼出演
- デヴ・パテル
- アリシア・ヴィキャンデル
- ジョエル・エドガートン
- サリタ・チョウドリー
- ショーン・ハリス
- ケイト・ディッキー
- バリー・コーガン
- ラルフ・アイネソン
▼スタッフ
- 監督・脚本・編集:デヴィッド・ロウリー
- 日本語字幕:松浦美奈
- 字幕監修:岡本広毅
- 配給:トランスフォーマー
- 提供:トランスフォーマー、Filmarks、スカーレット
▼HP
https://transformer.co.jp/m/greenknight/
https://twitter.com/GREENKNIGHT_jp
https://www.instagram.com/greenknight_jp/