◆エアリアルに宿る自我はエリクトの生体データ?
第0話以降、全く登場していないエリクト。彼女は一体どこにいるのか? それはおそらく、エアリアルの“中”だと考えられます。肉体は既になく、何らかの方法でエアリアルのシステムに彼女の生体データが組み込まれていると、たとえば、ガンダム・エアリアルとプロスペラの関係から考察できます。
時折プロスペラが発言する、「娘“たち”」という意味深なワード。エアリアルに話しかける姿には、単なるモビルスーツの開発者としての立場ではなく、実母のような印象さえ感じさせます。
さらに公式サイトで公開中の小説『ゆりかごの星』ではエアリアルの目線で書かれており、ハッキリと意思表示をしているのです。そして、エアリアルはプロスペラのことを「お母さん」と呼んでいます。となると、エアリアルの中にエリクトの生体データがあるという説は濃厚といえます。
追い打ちをかけるようですが、まだまだほかにも気になる点はあります。
第5話では、学園の先輩アリヤの占いシーンがありましたが、彼女はスレッタへ「兄弟」について言及しています。
そのとき、スレッタは何のことか分かっていないようでしたが、エアリアルの中にエリクトが姉として存在していると考えると説明がつきます。
スレッタがエアリアルに乗っているとき、“誰か”と会話しているのもAIシステムとなったエリクトだと考察できます。