◆全員で満遍なく、抜け目のない作業を遂行する
烏野のライバル校、音駒は、攻撃特化の烏野とは正反対と言っていい戦術を使います。彼らの持ち味はレシーブとブロック、つまり守備です。
基本的に、球技は点を取らなければ試合には勝てません。攻撃を柔軟に受け流し続けて相手のミスを誘うのは、相当ハードで根気のいる戦い方といえます。
どこか1ヵ所でも穴があれば、容赦なく付け入られてあっという間に瓦解するでしょう。成立させるためには、全員が守備面で平均以上の働きをし続ける必要があるのです。
一点特化型の能力で業績を叩き出せる人材も重要ですが、場合によってはそれ以上に、特別大きなミスを出さない人材が重宝されるケースもあります。
チーム単位で考えるならば、各自でこなした作業をお互いに確認し、二重、三重のチェックを行ってケアレスミスを出さない工夫を心がけると、全体を通して抜け目のないパフォーマンスができます。
時間をかけた根気の要る作業になりますが、一通り仕事が終わってから最後にミスが発覚してやり直すよりは、はるかにストレスがありません。