再生数は「9000万回」以上！暴力や性的な表現もある『ハズビン・ホテルへようこそ』は“ここ”がスゴかった！

◆『ハズビン・ホテルへようこそ』は前日譚となるパイロット版からだと見やすい？

　ただ、興味を持って観始めたという人の中には、『ハズビン・ホテルへようこそ』の第1話の時点で主要メンバーが揃っていることに疑問を思った人もいるでしょう。

　地獄の住人たちの更生をしようとするチャーリーの試みはあまりうまくいっていないにも関わらず、ホテルの宿泊者でありポルノ男優であるエンジェルや妙に強大な力を持っていることを匂わせるラジオデーモン・アラスターなど、スタッフでないにも関わらず、「なぜ協力的なキャラクターがいるのだろう？」と彼らとの出会いが気になった人も多いでしょう。

　実はそれらの“前日譚”にあたるエピソードが既に存在しています。それが今回の配信に先駆けてオンライン上で発表されているパイロット版です。

　現在このパイロット版はYouTubeにて英語、フランス語、そして日本語版の3バージョンが公開されています。

　このパイロット版は、主人公のチャーリーが自身のハッピーホテルで地獄の住人たちの更生を試みる計画をテレビで広報しようと試みるのですが、タダで泊まれる宿として利用していた一人目の計画の参加者であるエンジェルが、放送中に暴力行為を起こしてしまったことで計画が失敗してしまうという内容です。

　このエピソードにてアラスターがチャーリーのもとへやってきたり、そんなアラスターの来訪をきっかけにニフティやハスクがスタッフとして起用されるなど、このエピソードこそ“真の第1話”といっても過言ではない内容になっています。