イケメン男子たちとの疑似恋愛を楽しめる、乙女ゲーム。

そこで重要になってくるのが主人公、すなわち「自分」となる女の子。

いかに主人公に自分を重ねられるかどうかで、物語への入り込み方がかなり変わってきます。特に乙女ゲームの場合は恋愛絡みなので、主人公に自分を重ねられないと、人の恋愛を客観的に見ているだけのような感覚になってしまい、楽しさもドキドキも半減してしまいますよね。

七海春歌 うたプリ
『うたプリ』の主人公・七海春歌(ハルちゃん)
画像引用元:うたの☆プリンスさまっ♪ マウスパッド All Star Ver. 七海春歌販売元:ブロッコリー

主人公の性格や考え方も個性が強すぎると、天然キャラのはずがおバカな子に見えてしまったり、内気なキャラが根暗な子に見えてしまったりと、感情移入が難しくなってしまうのです。

時代背景や世界観は作品ごとに違っていても、自分を重ねることのできるヒロイン像は、ほぼほぼ共通しているもの。

この記事では、筆者の知る作品の主人公たちの共通点と個性を探っていきます。

モテる主人公たちの共通点☆

乙女ゲームの主人公は、恋愛を楽しむというジャンルの体質上、主人公はモテることが前提となっていると思うので、女性目線で見ても嫌味が無い、万人から好感を持たれるようなキャラであるというのがマスト。

恋の相手となる男性キャラが、「つい守ってあげたい!!」と思ってしまうような、かわいらしい女の子が多いですよね。

イケメン革命◆アリスと恋の魔法
放っておけない、そばにいてほしいと思うような女の子ばかり♪ 『イケメン革命◆アリスと恋の魔法』より
画像引用元:「イケメンシリーズ」公式サイト
上記サイト イケメン革命◆アリスと恋の魔法 スチルイラストより引用

多くの作品の主人公に共通している部分、それはまっすぐで一生懸命・頑張り屋であること、また相手の気持ちに寄り添い、人のために行動できることなどが挙げられると思います。

時には相手のことを想うあまり熱くなってしまい、口を出しすぎたかな? と後悔したり、私にだけは本当のことを教えてほしいのに・・・と、ひとりで葛藤するような場面も。

乙女ゲームにおける男性キャラはたいてい何らかの悩みや迷い、トラウマなどを抱えていることがほとんど。主人公の存在によって自然と気持ちが動かされ、考え方や先入観が変わっていったり、抱えていた心の傷が癒されたり……。

こうなってくると、主人公はもはや女神的な存在ですよね(笑)

薄桜鬼 風の章
主人公の笑顔に日常を忘れて癒されたりも・・・ 『薄桜鬼 風の章』より
画像引用元:薄桜鬼 風の章 公式サイト
上記サイト 画廊より引用

想いを寄せる相手にまっすぐに向き合い、心を動かしていく過程に、ドキドキ♡キュンキュンがあるわけです♪

また、男性キャラから好意を向けられたときの、戸惑いながらも恥じらう様子も個人的にはかわいらしい共通点だなと思います。共通点にプラスαとして、様々な個性も☆

甘いものやオシャレが好き、押しに弱い、叶えたい夢がある、妙に警戒心が強い、隠し事ができない・・・などなど。

記憶喪失や、特殊能力を持っているなんていう主人公もいます。

共通点はどの作品も大きな相違がないのに対して、個性はやはり、例えば歴史物なら裁縫や料理などが得意で働き者など、時代・世界観などが少なからず関係してきているように思います。

奇抜でも平凡でも、その個性がストーリーに大きく関わってくることもあるのが面白いところでもあります。

アプリゲームよりも、PSVITAや、PS3などでプレイできるコンシューマーゲームの方が、主人公の個性が強い印象です。ぶっ飛んだ設定の作品もあるので、その分個性もかなり光っています(笑)。

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