◆近場の「原爆ドーム」や「広島平和記念資料館」に思わず涙
プログラムも十分興味深かったのですが、意外と驚いたのがメインの会場となるJMSアステールプラザの立地。実はすぐそばの歩いていける距離に、原爆ドームや広島平和記念資料館があります。
普段映画祭で地方を訪問した際は、あまり観光地をまわることはないのですが、今回初めて広島を訪れたこともあり、せっかく近くにあるのだからと、こちらにも足を運びました。8月という季節も相まって、広島平和記念資料館の展示はより臨場感があり、思わず目頭が熱くなります。
もともとインドアな性格もあり、今回のような映画祭がなければ今回訪れなかっただろうと思うと、定期的に開催される場として広島という地があるのは一つ有意味にも感じました。
多くのことが変わってしまった広島のアニメーションイベントでしたが、この地に集まる機会が残ったことは良かったと言っていいのではないでしょうか。
まだ新型コロナウイルス感染症の影響もあり、海外からの来客は少なくもありましたが、今後は国内外の多くの人が広島の地を訪れるきっかけとしても機能していってほしいです。
充実したラインアップと多くの学びがある「ひろしまアニメーションシーズン」。また再来年、アニメーションを楽しみに、広島の地を訪れられることを楽しみにしています。