2020年12月21日(月)12月22日(火)、VTuber事務所「ホロライブ」の全体ライブ「hololive 2nd fes. Beyond the Stage Supported By Bushiroad」がTACHIKAWA STAGE GARDENにて、無観客・配信限定ライブ形式で開催された。

その2日目のライブの模様を記録したオフィシャルレポートが到着。ここではそれを紹介させてもらう。

≪以下、原文ママ≫

2020年12月21日(月)12月22日(火)、VTuber事務所「ホロライブ」の全体ライブ「hololive 2nd fes. Beyond the Stage Supported By Bushiroad」がTACHIKAWA STAGE GARDENにて、無観客・配信限定ライブ形式で開催された。
本記事では、STAGE1の思いを引き継ぐかのように残りのメンバーたちが大舞台に登場するSTAGE2のライブレポートをお届けする。

姫森ルーナ『はじめてのチュウ』
1番手で登場したのは、ピンク一色のステージに溶け込むように立ち振る舞う姫森ルーナだ。開幕から姫森ルーナの世界観に一気に持っていかれるように、『はじめてのチュウ』を熱唱。キラキラ輝く映像と、おびただしいハートがステージ上を多い尽くした。大きな動きはないものの、小刻みにステップを踏んだり、口を手で塞いだり、楽曲に合わせた可愛らしい振り付けでファンを魅了した。

天音かなた『ゴーストルール』
両手を広げ、「2日目、まだまだ盛り上がれますか?」とイントロが流れると同時に登場したのは、4期生の天音かなただ。力強くも透き通った歌声で、『ゴーストルール』を見事に歌いこなす。開幕から色鮮やかな演出が施された姫森ルーナの時とは違い、序盤は静かな立ち上がりを見せ、サビに入ると光が暴れまわる演出が楽曲に限らずパフォーマンスにアクセントをつけていた。楽曲や歌い手に合わせて、配信画面上を演出していくVJ陣の本気が、2日目でも炸裂していた。

天音かなた、桐生ココ、角巻わため、常闇トワ、姫森ルーナ『ロキ』
個性的でアーティストという側面でも相当なポテンシャルを持つことを、2日間のライブで証明して見せた4期生が最後のパフォーマンスを披露する。息のあったエアギターの振り付けに、元々歌い分けのある楽曲を4人で器用に歌っていく。早口ながらもしっかり歌いこなしている姿や、振り付けを見て、相当この日のために練習してきたんだろうなというのがダイレクトに伝わってくるパフォーマンスだった。配信に限らず歌やダンスが素晴らしい4期生の今後の活動に注目したい。そして次はアイドル衣装でステージに上がる姿を見たいなと純粋に思った時間だった。

『キラメキライダー☆』
STAGE1のメンバーからのバトンを受け取るかのように、STAGE2の始まりは『キラメキライダー☆』から始まった。STAGE2の舞台には、白上フブキ、夏色まつり、ロボ子さん、アキ・ローゼンタール、大空スバル、百鬼あやめ、大神ミオ、 猫又おかゆ、戌神ころね、星街すいせい、 不知火フレア、白銀ノエルの12人。前日の終演の雰囲気が、この日は始まりの合図として目の前に広がる光景に感情がとにかく揺さぶられる。「昨日に負けないくらい今日も盛り上がろう!」と白上フブキがMCで語ったように、STAGE2も最高のライブにしようという気持ちが全面に押し出されたパフォーマンスを開幕から披露してくれた。

夏色まつり『No.1』
ノンストップ・ストーリーでもトップバッターを飾った夏色まつりがSTAGE2の舞台でも再び1番手に登場した。カラフルな光が流星のように降り注ぐステージの真ん中で完璧なアイドルステップを披露する。それに加え、ステージを縦横無尽に動き回り、フロアに観客がいる想定で立ち振る舞う姿にアイドル魂を感じた。ノンストップ・ストーリーの時と同様、ホロライブの中でも随一のアイドル生をステージ上で発揮できるのが夏色まつりの凄さであり、この日を待ち望んだ強い思いみたいなものを感じるパフォーマンスだと感じた。

ロボ子さん『アザミナ』
激しい稲妻がステージ上を多い尽くすと、赤いスポットライトと同時にロボ子さんが登場。友人Aが作詞を担当し話題を読んだオリジナル楽曲『アザミナ』を披露した。終始激しい光の束がステージを行き交う中、妖艶な振り付けで神秘的な雰囲気が漂う中で、力強くも擦り切れそうロボ子さん独特の歌声でフロアを支配していく。最後までクオリティの高い映像演出と、それに負けじとしっかりと歌い上げるロボ子さんのアーティストしてのポテンシャルが光ったステージだった。

大神ミオ『PHANTOM MINDS』
「みんないくよー!」と大きな声で颯爽と登場した大神ミオは、水樹奈々の『PHANTOM MINDS』を熱唱した。激しめの振り付けをしっかりこなしながらも、高難易度の楽曲を難なく歌いこなす姿にアーティスト性がとにかく光るライブだったなと感じた。楽曲に合わせて淡い赤と白の光が浮かび上がり、それに合わせるように歌詞が浮かび上がる演出がきっちりとはまっており、そこに大神ミオのキレのある歌声が組み合わさると、終始目を離せないパフォーマンスとして非常に完成されたライブを披露してくれた。

白上フブキ『Say!ファンファーレ!』
この日STAGE2のメインMCとしてときのそらのポジションを見事に担う白上フブキがオリジナル楽曲『Say!ファンファーレ!』を元気一杯に歌いこなす。アイドルとしても、配信者としてもとにかく何をやらせても全力で一生懸命な姿を見せてくれる彼女のパフォーマンスは、曲中の煽りから振り付けまでとにかく安定感がすごまじく、様々なプレッシャーをはねのけて楽しむ姿が印象的だった。ラストのサビに差し掛かると、大きくジャンプするのと同時にステージ上を駆け回っていた。

アキ・ローゼンタール『シャルイース』
今回のライブで唯一無二のライブパフォーマンスを披露したアキ・ローゼンタールは、楽曲の世界観もそうだが、ステージ上の映像も異質でまるで終始ミュージカルを見ているかのような感覚になる。滑らかな動きとコンテンポラリーな振り付けがより一層世界観を作り上げており、まさにアキ・ローゼンタールにしかできないパフォーマンスだった。わずか数分間の中に1つのストーリーが展開されているかのような、作り込まれた世界観にとにかく度肝を抜かれてしまった。

白銀ノエル『ドキッ!こういうのが恋なの? 』
無数の星が飛び交う鮮やかなステージに登場したのは、ホロライブ3期性の白銀ノエル。可愛らしい振り付けが特徴的で、それでも一生懸命に歌っている姿がひしひしと伝わるパフォーマンスだった。白銀ノエルの手の動きに合わせて星が流れる演出や、手拍子に弾けて星が弾けたりと、見ていて心が踊る演出がとにかく楽しい。淡々と歌いこなしてはいたが、合いの手に合わせて大きな身振りで表現しているからこそ、映像演出が映えているんだろうなと、演者とVJチームの親和性を感じることができるライブだった。

大空スバル『ハイタッチ☆メモリー』
ステージ上に元気一杯の歌声が響き渡った。ホロライブの元気印でもある大空スバルが、『ハイタッチ☆メモリー』を全力で歌い上げる。力強い歌声に加え、ステージを最大限使って左右に動き回る。歌もかなり聞き取りやすく、大空スバルの動きについていくかのようにスポットライトが無数に動き回る。曲中の煽りもしっかりとアイドルらしく、見ているだけで元気をもらえるようなパフォーマンスだった。もっと色んな曲を聞きたいと素直に思えるような立ち振る舞いに感動した。

不知火フレア『スクランブル 』
大空スバルの流れを受け継ぐかのように元気溢れるパフォーマンスを披露した不知火フレア。両手を大きく広げて曲に合わせて手を振って盛り上げていく。黄色いスポットライトが不知火フレアを照らし続け、ステージを彩るかのように無数の円がぐるぐると回り続ける。元々歌唱力の高い彼女だが、この日はとにかく楽しもうというイメージでライブ感溢れる歌唱が特徴的だった。

百鬼あやめ『愛言葉Ⅲ』
ライブ中盤に差し掛かったタイミングで、百鬼あやめが颯爽と登場した。哀愁漂うメロディラインを優しく、そしてしっかりと感情を込めて歌う姿がとにかく愛くるしさを感じた。腕を振り上げて、右に左に動き回ったり、見てくれている人1人1人にしっかりと伝えるかのようにパフォーマンスする姿が印象的だった。赤いスポットライトと無数のハートが雰囲気をうまく作り上げており、ラブソングらしい世界観が終始可愛いらしいなと感じるライブだった。

戌神ころね『ハロハロナリヤンス音頭』
曲が始まるのと同時に戌神ころねワールドがステージ上に広がった。無数のちくわがステージを飛び交い、以前カバーしたことのある『ハロハロナリヤンス音頭』を手慣れた立ち振る舞いで披露する。世界観で言えば、戌神ころねも自身の世界に引き込む力がすごまじく、独特の歌い方と振り付けで目が離せないパフォーマンスを繰り広げる。見ていて癖になりそうな動きもそうだが、本人がとにかく楽しんでる様子が非常に印象的で、奇想天外の世界観をまだまだ見ていたくなるようなライブだった。

猫又おかゆ『ウミユリ海底譚』
大舞台であろうといつもの自分らしさを全面に出していく猫又おかゆが登場。とにかくマイペースで、いつも通りのスタンスで『ウミユリ海底譚』を淡々と歌い上げていく。それでも自分の色は消さずに、振り付けから曲の展開に合わせてしっかりと表現していくのが印象的だった。海を連想させる映像をバックに、時折笑顔でちゃんとアイドルをこなしたかと思えば、最後は溺れて倒れこむという最後までブレない姿を見ることができた。

星街すいせい『NEXT COLOR PLANET』
真っ暗なステージ上に軽やかな前奏と同時に姿を現したのは、ソロパートのトリを務める星街すいせいだ。第一声で一気に引き込まれてしまうかのような美声がフロアに鳴り響いた。洗練された歌声と、少しセクシーで遊び心ある振り付けをこなしていく姿はまさにアーティストだろう。芯に響くような歌声でキャッチーなメロディラインを華麗になぞっていくと、とにかく聞き惚れてしまう。高音が心地よく、ポテンシャルの高さが輝く最強のステージを最後まで披露した。

大空スバル、白上フブキ、百鬼あやめ、大神ミオ『花ハ踊レヤいろはにほ』
ユニットパートの1番手には、大空スバル、白上フブキ、百鬼あやめ、大神ミオのFAMASの4人が登場。『花ハ踊レヤいろはにほ』を息のあった振り付けで可愛いらしく歌い上げていく。豪華な映像をバックに楽しく歌う4人の姿が印象的だった。

戌神ころね、猫又おかゆ『メテオ』
お馴染みの組み合わせなのになぜか混ぜるな危険を彷彿させてしまう戌神ころねと猫又おかゆが『メテオ』を披露。それでも息のあったアイドルステップでアイドルらしさは十分に感じることができた。

白銀ノエル、アキ・ローゼンタール、ロボ子さん『Sweets Parade』
フロアを可愛いで充満させたのは、白銀ノエル、アキ・ローゼンタール、ロボ子さんの3人。楽曲もそうなのだが、振り付けがとにかく可愛らしく、くねくねと小刻みにステップを踏む3人の姿に終始釘付けになった。

夏色まつり、星街すいせい『愛Dee』
続いて登場したのは、こちらもお馴染みの組み合わせである夏色まつりと星街すいせいだ。曲に合わせてジャンプしていく元気一杯の楽曲を、息のあった掛け合いと声の音色で2人の相性の良さを再確認できるパフォーマンスだった。

アキ・ローゼンタール、ロボ子さん『R』
アキ・ローゼンタールとロボ子さんが激しい楽曲を、無数の光線が暴れまわる中、クールに歌いこなした。これこそリアルライブで聞きたいと思ってしまうほど、盛り上がること間違いなしのライブパフォーマンスを見せてくれた。

戌神ころね、猫又おかゆ、白上フブキ『羞恥心』
ゲーマーズの3人がまさかの『羞恥心』をチョイスし、会場を驚かせた。彼女たちらしい選曲で、見てくれる人を楽しませたいというエンタメ性の強さを改めて感じることができるパフォーマンスだった。

夏色まつり、星街すいせい、不知火フレア『Lamb.』
重苦しい低音が鳴り響く『Lamb.』を夏色まつり、星街すいせい、不知火フレアの3人が難なく歌いこなす。振り付けがとにかく格好良くて、サイバーな雰囲気をこの3人だからこそ表現できると思わせるような完成度だった。

大空スバル、百鬼あやめ、大神ミオ『最強パレパレード』
大空スバル、百鬼あやめ、大神ミオの3人がステージに上がった。『最強パレパレード』を元気一杯に歌いこなし、可愛らしい振り付けで原作さながらのクオリティを見せてくれた。

白銀ノエル、不知火フレア『ハッピーシンセサイザ』
白銀ノエルと不知火フレアが鍵盤の上で『ハッピーシンセサイザ』を披露。ホロライブファンの中でも特に人気の高い2人が、音符が降り注ぐステージの上で息のあったパフォーマンスを披露した。

『Shiny Smily Story』
ホロライブ初の全体曲『Shiny Smily Story』、ノンストップ・ストーリーでは開幕に披露され、豊洲PITのフロアを無数のペンライトで埋め尽くした。そして2日間に渡って開催された2度目の全体ライブではフィナーレを飾ることになった。今回は、無観客ということでペンライトが彼女たちの目の前に広がることはなかったが、STAGE1からSTAGE2へとそれぞれ思いを馳せたメンバーたちの思いを引き継ぐようにライブが展開され、会場に来れなくても楽しんでほしいという気持ちが全面に伝わるライブだった。無観客だからこそできたARライブ、約1年を通してアイドルとして成長した彼女たちの姿を目撃できたことに変わりはなく、今度はリアルライブが開催された時に、どのような景色を見せてくれるのか、期待溢れるライブを目撃することができた2日間だった。

取材・文・編集 / 森山ド・ロ( https://twitter.com/doro0157 )  
写真 / Ayo Kajino( https://twitter.com/ayokajino )、 Kota Hirano ( https://twitter.com/_kota_0508 )

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▼ニコニコ視聴枠(STAGE1)

https://live.nicovideo.jp/watch/lv328633290

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https://live.nicovideo.jp/watch/lv328633398

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