◆「強化系」や「操作系」の可能性もあり?

画像引用元:Amazon.co.jpより

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  レオリオの念能力は、放出系の可能性が極めて高いですが、実は「強化系」や「操作系」なのではないかという見方をするファンも少なくありません。

 念能力者の中でも5本の指に入るといわれるジンは、レオリオの能力を完璧にコピーしていました。ジンいわく、打撃系の能力は一度受けるとマネできてしまうとのこと。

 ジンの見立てでは、医学を志す者として、触診と打診を繰り返した結果、得られた能力だそうです。オーラが人体や物質を通過する能力は、やはり「放出系」を物語っています。

 一方で、練習して身につけた能力なのだとしたら、放出系とは言い切れません。というのも念能力は、自分の系統以外の能力も鍛えられるからです。自分の系統を中心に隣り合わせの能力を鍛えると、能力のさらなる向上につながるといいます。

 強化系に属するゴンは、変化系と放出系の訓練をして、ジャジャン拳を編み出しました。

 ジャジャン拳は「じゃんけん」からヒントを得た技で、「グー」は本来の系統である強化系、「チー(チョキ)」はオーラをナイフのように変える変化系、「パー」は離れた相手にオーラを飛ばす放出系がベースとなっています。

 ゴンは当初、変化系の習得に苦戦していましたが、「キメラアント編」の実戦ではジャジャン拳を使いこなしていました。

 作中では言及されていませんが、レオリオは独学で念能力を取得したとファンの間で語られることが多いようです。ゴンやキルアはウイングに、クラピカはイズナビに念を教わりましたが、もし、レオリオに念を教える人物がいなかったのなら、水見式などで自分の系統を見極めていない可能性があります。

 ゴンが強化系以外の念能力を使っていたことから、ジンが言うように医療の現場で触診と打診を繰り返した結果、レオリオは本来の能力ではない放出系の能力を伸ばしてきたとも考えられます。

 放出系の隣に位置する能力は、強化系と操作系の2つ。彼の単純な性格からして、強化系の可能性は大いにあると考えられます。また、操作系は「理屈屋でマイペース」な性格をしているのが特徴です。

 レオリオの場合、あまり理屈っぽい印象は目立ちませんが、「ヨークシンシティ編」でのちょっとしつこい値切り交渉に注目すると、理屈っぽさを完全に除外することはできません。会長選挙に乗り込む自由な行動もマイペースといえるでしょう。

 ヒソカ発案の「オーラ別性格診断」をとってみても、単純な強化系・短気な放出系・マイペースな操作系、どれも当てはまりそうです。

 前述のように、ゴンが強化系以外の念能力を使っていたことから、レオリオは本来の能力ではない放出系を修行していたのかもしれません。

 

 ──作中のメインキャラクター4人の念能力は、いまのところ被りがないです。キルアは変化系、クラピカは平常時には具現化系、緋の眼発動時は特質系。強化系は既にゴンが使っているので、レオリオは操作系の可能性は捨てきれません。

 放出系のイメージが定着しつつあるレオリオですが、もし彼の能力が強化系や操作系であったら、今後、ヒソカの「オーラ別性格診断」を逆手に取って、彼の意表をつく敵が登場。複雑すぎる物語をさらに難しいものにするかもしれません。

〈文/mizuno @wr_mizuno

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《mizuno》

編集プロダクション出身。アニメ系月刊誌『PASH!』編集者・ライターを経験。複数の紙媒体・web媒体で記銘原稿を寄稿する。KADOKAWA、小学館、主婦と生活社、ムービックなど各出版社・メーカー発売のムック・単行本の編集・取材・原稿執筆を務める。現在はフリーランスの編集者・ライターとして企画立案・記事作成を行なう。2023年、働く女性向けの新規コンテンツ立ち上げに運営として参画中。

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