燃えこれ学園が毎月、有観客、ライブ配信と様々な形でライブをお届けしている「定期公演」。2月20日(火)に初台DOORで行ったのが、"た神教の集会(ミサ)"こと「高未悠加生誕祭」。
この日のセットリストを、高未悠加みずから考案。そこにも、彼女の個性が映しだされていた。
ライブの始まりを告げたのが、最新曲の『戦々恐々El dorado』。メンバー全員黒い衣装姿、それぞれが自分のイメージカラーのアクセサリーを付けているのも特徴。高未悠加に至っては大きな後光のようなアクセサリーを頭に付けていた。冒頭から、パワフルでダイナミックな歌唱&パフォーマンスを見せて観客たちを圧倒。攻めた姿のメンバーらに刺激を受けたのか、フロアでも拳やペンライトを振り、思いを返す人たちも大勢いた。場内には、早くも熱を帯びた景色が生まれていた。
映像に乗せて、「はじめに神は天と地とを創造された」の文字と高未悠加のナレーションが流れだす。彼女は「神は光あれと言われた」「神は九人の信者とともにその地へと降り立った」など、映像と文字に乗せ、この世の創世を成す物語を語りだす。「わたしこそが “た神教”の教祖にして絶対神 あなたも“た神教”の一員になるのです あなたの闇は 私が引き受けます」と、"た神教"を説明する動画が彼女の描くイラストと共に映し出された。
先の動画を受けて、仲川つむぎの凛々しい声を合図に、メンバーらは『again』を歌いだした。いつもの燃えこれ学園のライブとは雰囲気や趣の異なる、心の闇を映し出したような様が冒頭からずっと続く。「た神教」という独特の世界観と、この激しさに身を任せていたい。
「あなたも信者にしてあげる」(山田みつき)の声を受けて歌った『恋の魔法』で見せた、愛らしい姿。全員黒装束とはいえ、いつものような親しみを覚える姿が、そこにはあった。歌い終わった高未悠加も、優しい笑顔を見せていた。
高未悠加の歌声から始まった『0(zero)』では、一人一人が心の闇を解き放つように声を張り上げて歌唱。1曲ごとにメンバーたちは、揺れ動く心の様を描きだす。続く『シンデレラ・クレイム』に乗せて彼女たちは、妖しくも胸を騒がせる闇の宴をこの場に作りあげていった。
映像には、“た神教”の教祖でありながら、燃えこれ学園のメンバーとしても活動をしている、中学二年生を自称する高未悠加のイラスト動画が映し出された。「歩くマイナスイオン」と紹介をした成田麻穂、「しっかりしているのにポンコツという振り幅広め、可能性無限大」の山田みつきなど、いつものメンバーの自己紹介を、一人一人の特徴を捉えた説明に乗せ、高未悠加がイラストとナレーションに乗せて伝えていた。
いつものチャイムの音が鳴り響くと、制服姿に戻ったメンバーたちによる自己紹介が始まった。
三浦千鶴の「ここからも楽しんでいくよー」の声を合図に、次のブロックは新曲の『ココハピ』からスタート。みんなで笑顔あふれる楽しい物語を作り出そうと、10人が客席や配信用のカメラへ向かって歌いかける。『ココハピ』へ触れるたびに気持ちがはしゃげば、心からHAPPYな気分になれる。
煌めく夏を引き寄せるように、彼女たちは『Peeeace!!!』を通して眩しい青春の景色を描き出す。この曲に振れていると、恋にときめく乙女の気持ちに染まれるのが嬉しい。『Peeeace!!!』に触れている間中、"夏・恋・青春"という物語へ、彼女たちと一緒に夢中になれる。
眩しい青春物語は、新入生、青山明日香の「行くよ」の声を合図に『明日へ』へと受け継がれた。この曲でも、元気いっぱいに青春を謳歌する姿をメンバーたちが見せていた。「描いた夢の景色は消えないから」と歌う歌詞の一節のように、眩しい彼女たちの姿が、消えることなくずっと心に残っていた。
後輩's (三浦千鶴・稲森のあ・高未悠加・ 山田みつき・青山明日香)が『Rise』を通して見せた、チャーミングな姿。夢に向かって心をドキドキワワワクする様は、後輩'sにとても似合う。対して先輩's(熊野はる・佐々木千咲子・成田麻穂・蒼音舞・仲川つむぎ)は『Melodious Revolution』をパワフルに歌い、強烈な色を放っていた。圧倒的な存在感こそが燃えこれ学園の原動力になっていることを、先輩'sの姿を通して改めて感じていた。
ここからは、生誕祭衣装に着替えた高未悠加のソロコーナーへ。彼女は手にした手紙を読む…わけではなく、あらかじめ用意した文章ではなく、今の気持ちを伝えたいことから、胸にしたためた思いを語りだした。
「みなさん、わたしはアイドルなんですよ。でもアイドルというには、少し特殊な枠かも知れません。みなさんに、歌って踊って元気を届けるのがアイドルだと思います。でも、実際はというと、わたしのことを応援してくれてる、出会った悠加フレンズのみんなは、大体配信やSNSを通じてライブに来てくれたり、わたしを知ってくれている方が多くて、アイドルというより、自分で言うのもなんですが、インターネット面白マンです。わたしは自分の理想とするアイドル像を、残念ながら自分で体現できておりません。でも、わたしにも理想のアイドル像はあります。
わたしはアイドルとして、歌って踊るだけじゃなくて、SNSや、自分のいろんな形で、たくさんの笑顔を届けていきたいなと思っています。今はまだちょっと、理想のアイドル像ではないかも知れないけど。でも、自分のすべてでみんなを笑顔にしたい気持ちは…あります!!生誕祭ではですね、普段生意気ないじられキャラというか、いきりキャラとして発言をしているので、いろんな方やメンバーを傷つけてしまったことたくさんあると思うんですけど。それ以上に、攻撃的な事を実際たくさん言われて傷つきながら、それでも、笑ってきました。生誕祭のたびにですね、わたしはここで手紙を読んで、「わたし打たれ弱いんです、わかってください」と思いを吐露してきたんですけど。でもわたし、みんなにしんみりしてほしいんじゃなくて、やっぱり今日もずっと笑顔でいてほしいから、今日はこの形でMCをさせていただきました。この後も、3月13日のZepp Diver Cityも、みんなに最高の笑顔を約束するから、これからも燃えこれ学園と高未悠加の応援をしてくれると嬉しいです。この後も、感謝と笑顔をみんなにたくさんお届けします。受け取ってください」
その言葉を受けて歌ったのが、高未悠加らしいマジカルなテクノナンバー(チップチューン)の『みらくる✩まじかる✩わんだーらんど』。この曲へ触れている間中、二次元の世界へ飛び込む魔法にかかったような気持ちになり、ファンタジックな世界で彼女と一緒にはしゃいでいた。そんな風に、心がすっかりカラフルな色に染まっていた。“高未悠加がかける魔法、とても楽しいぞ!!
後半は、最新シングル曲『procyon』からスタート。冒頭、メンバーみんなで「君と描いてく夢色ストーリー」と歌う声に振れるたび、彼女たちの描く夢に絵筆の一つとして加わり、一緒に求める絵を描きたくなる。それが叶う叶わないではなく、ともに夢を描き続けていたい気持ちになれるのが嬉しい。その思いへずっと触れていたいから、燃えこれ学園のライブに足を運び続ける。
この日の主役の高未悠加を、彼女と出会えた喜びを祝福するように、メンバーと広報委員のみんなで『お誕生日おめでとう』を通して高未悠加に「おめでとう」の思いを届けていた。親友どうしの高未悠加と稲森のあが、ライブ中にさりげなくじゃれあう姿も印象的だった。メンバーや広報委員からの祝福を受けて、「出会ってくれてありがとう」と、『ありがとうのうた』をソロで届ける流れが、照れ屋で天の邪鬼な高未悠加らしい感謝の思いの届け方。月日や生誕祭を重ねるごと、素直な自分になれているのも、燃えこれ学園のパワー?!途中からはメンバーたちも、「誰がなんて言おうとも あなたが必要だから」と歌いながら曲に参加。このチームワークが、燃えこれ学園を輝かせているのは間違いない。
最後に、妄想ガールらしく、『ミラクる✩妄想がーる』で締めくくるのも高未悠加の生誕祭らしい。高未悠加が燃えこれ学園のメンバーになろうと思ったのが、『ミラクる✩妄想がーる』を耳にしたことからだった。だからこそ、最後はこの曲をしたい。改めて自分の始まりとなった思いを、満面の笑顔でしっかりと味わっていた。
ライブを終え、熊野はるが、高未悠加へ向けての思いをしたためた手紙を読み出した。
「ここ何年かの悠加生誕祭は大きなライブの前で、悠加自身、自分の生誕祭よりも単独公演のことをいっぱい考えて行動していて、自分のことは二の次だったね。毎年、自分のことをもっと考えてほしいなって思っていたし、去年は「もっと愛されてほしい、自信を持ってほしい」とも悠加に伝えたね。今年も、来月にZepp公演を控えている中での生誕祭。また殻に閉じ籠もっちゃうんじゃないかなって、少し心配していました。でも今年は、悠加のやりたいことをいっぱい伝えてくれて、いっぱいの愛を伝えてくれて、「ありがとう」って心からの言葉をくれて、すごく嬉しかったです。Zeppまで、あと少し。悠加が単独公演に向けてメンバーのことを考え、グループのことを考えて動いてくれていること、メンバーみんなすごく感謝しています。そして「頼もしくなったな」と嬉しく思います。悠加、生誕祭。そして、誕生日おめでとう。私たちは、悠加が大好きです。Zepp Diver City公演、絶対に目標を達成して、また一つ一緒に夢を叶えていきましょう」
その言葉に続き、メンバーみんなで高未悠加を囲み、改めて「誕生日、おめでとう」の声を交わしあっていた。そんな中、山田みつきが「なんで燃えこれ学園の靴下なのか?」と高未悠加へ突っ込んでいたこともお伝えしておきたい。その理由は…現場や配信ライブを観た人だけの秘密にしておこう(だからこそ、観ないともったいない)。
最後は、お馴染み『校歌』を斉唱。本当にこの日は、高未悠加の言葉通り「縁と愛と笑顔」を感じられたライブだった。次回は、ついに3月13日のZepp Diver City公演になる。ぜひ、現場に足を運んで笑顔になってもらいたい。
最後の、燃えこれ学園の情報をお伝えする映像コーナーでも,高未悠加プロデュースによる、メンバーを巻き込んだ「ヤバネットたかみ」映像が流れていたこともお伝えしておこう。
〈取材・文/長澤智典 撮影/平島理〉
◆セットリスト
『戦々恐々El dorado』
映像(た神教動画)
『again』
『恋の魔法』
『0(zero)』
『シンデレラ・クレイム』
映像
MC
『ココハピ』
『Peeeace!!!』
『明日へ』
『Rise』後輩's (三浦千鶴・稲森のあ・高未悠加・ 山田みつき・青山明日香)
『Melodious Revolution』先輩's(熊野はる・佐々木千咲子・成田麻穂・蒼音舞・仲川つむぎ)
MC(先輩's)
MC(高未悠加)
『みらくる✩まじかる✩わんだーらんど』(高未悠加)
『procyon』
『お誕生日おめでとう』
『ありがとうのうた』
『ミラクる✩妄想がーる』
MC
『校歌』
◆定期公演(配信ライブあり)スケジュール
▼3月13日(水)Zepp DiverCity(TOKYO)公演が決定!
燃えこれ学園10周年大文化祭 PRIDE OF MOECORE GAKUEN」
https://tiget.net/events/284890
『2024年3月13日 Zepp DiverCity単独公演』詳細
https://ameblo.jp/moecoregakuen/entry-12831004846.html
▼その他のライブ情報
https://ameblo.jp/moecoregakuen/entry-12841937696.html
◆CD&グッズ情報
▼New single「procyon」1,000円
*限定全員サイン入り、限定個人ジャケットあり!
▼数量限定ダウンロードカード
『procyon』Mカード 1,500円
▼『Re-START』 1,000円
2000人の方へ「Re-START」CDお届け企画達成!
<「Re-START」MV>
▼New!ソロSingle 1,000円
- 「Happy♡Merry-go-round」(成田麻穂)
- 「Starry Sign」(佐々木千咲子)
- 「みらくる☆まじかる☆わんだーらんど」(高未悠加)
▼各種CDは購買部にて販売中
https://movingexpress.syncsell.jp
《voonにてグッズ販売!》
ヴィレッジヴァンガード発のショッピングプラットフォームvoonにてグッズ販売が決定。
ピンバッジ、缶バッジ、スマホキーリング、うちわの4点が出品
▼グッズの詳しい情報はこちら
https://voon.shop/users/602c33a1-27bb-4b3c-9031-af0a331278f3
◆TV/RADIO情報
▼燃えこれ学園成田麻穂のなりラジ
- 毎週火曜日 25時〜放送中!
- 放送局:FM那覇(78.0Mhz)
- パーソナリティ:成田麻穂
※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!
▼きらすま☆plus
- 毎月第3日曜日 20時〜放送中!
- 放送局:敦賀FM(77.9Mhz)
- はるトーク パーソナリティ:熊野はる
- ちっさ、つむつむの懐メロ思い出がいっぱい パーソナリティ:佐々木千咲子・仲川つむぎ
※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!!
◆公式サイト&SNS
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▼燃えこれ学園校外学習 @ http://Akiba.TV
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