圧倒的なライブパフォーマンスと、王道可愛い、カッコいい、エモなど、ジャンルを問わない様々な楽曲群を武器とし、デビューから着実に成長を遂げているMyDearDarlin’が、6/11(火)にグループ最大規模となるTOKYO DOME CITY HALLでの7thワンマンLIVEを開催。

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アンコールを含む計21曲を特別な演出を挟みながらマイディア(MyDearDarlin’の略称)らしさ全開の華々しいパフォーマンスを展開。同グループは、”音楽の力で時代を切り開いていく”と誓い、実力派王道アイドルとして活躍を続け、このLIVEを機に、これからますます力を発揮すると”約束”するようだった。また、水城梓が7/23をもってグループを卒業、この6人で最後のナンバリングワンマンとなった、このステージをレポートでお届け。

 今回の会場のTDCホールでは、センターステージが設置されており、さらにはMyDearDarlin’の音楽の良さを最大限に届けるためにバンドセットが組まれ、全編生演奏で奏でる豪華なステージが施されていた。

 待望の開演時間を迎えると、LIVEスタートを告げるオープニングが。映像はスクリーンに映し出されたのは心を高めるクールな内容で、“MyDearDarlin‘ is …” “as an Idol” “as an Band” “as an Artist” “Going to aim higher”という誇り高いテロップが表示され、その後にメンバーの紹介テロップが入り、期待感を一気に高める。バンド演奏が始まり、メンバーがゆっくりと登場すると、先日公開されたメンバーそれぞれ形などが異なるデニム新衣装を身に纏っていた。

 そして1曲目には、心から強く歌い上げる青春パンク・ロック調「ラブレター」をセレクト。一人ひとりのパワフルな歌唱でオーディエンスの心を早速掴む。

 続いて、LIVEの定番かつ人気曲「MDDシンドローム」では赤照明の中で圧巻のアクトを展開し、カッコ良さ全開の「Symphony #5」、バンド紹介を交えながらセンターステージで躍動、音楽で戦うことを表す「Music Fighter」、そして 「トーキョーガール」 「Kaleid0scopE」 「君の声」と7曲連続披露。比較的クールでグルーヴ感が際立つナンバーの連続展開で圧倒。バンドを背負ってカッコいい一面で魅せていた。

 最初のMCで自己紹介を交えて盛り上がったのち、この先、マイディアの音楽の真髄を味わうこととなる。

 キラキラキュートで人気の高いポップナンバー「ナノLOVE」ではバンド演奏でエッジの聴いたサウンドの中で、VJにハートのフレームが表示され、ラブリーに輝きを放つ。葉山かえでが「好きだバカ!」とセリフパートを述べると大きな歓声が。続いて「一生涯オリジナリティ」 「アイスクリーム」を1フレーズ交互に披露するというスペシャルな演奏で観客を驚かせながら沸かせていた。そのまま繋ぎで展開した王道アイドルのような可愛くも楽しい「ぱっ!!!!!!!ねーしょん」で、ファンからのコールなどを受けながらボルテージは上昇。サビでタオルを回した「夏が来る」 、 「真夏の彼方」の爽やか夏ナンバーの連続で夏の訪れを感じつつ、ファンの熱量は上昇していった。「夏が来る」では曲中、東條ゆりあが「今年の夏はマイディアと最高の夏にしよう!!」と高らかに宣言。その言葉に同意するかのように大きな声が上がった。

 MCの後には、告知していた新曲を披露。タイトルは「ハナムケロンリー」。この楽曲は7月に卒業する水城梓に向けられたナンバーであり、明るく爽やかなサウンドで過去のことを思い返しながら、寂しさもあるものの、笑顔で手を振って卒業しようとハナムケの言葉を伝えるナンバーである。曲が始まる前には、是枝優美から「これから新たな道へ踏み出す大切な仲間に。本当は寂しいし、まだずっと一緒にいて欲しいけど、君が新天地での挑戦を心に決めたのなら、涙を堪えて笑顔で背中を押します。青く晴れ渡る空を見る度に、いつでも君を思い出すし、いつかまた会えるから、さよならは言わずにエールを送ります」と、水城梓に向けたであろう言葉が。時にメンバーは水城の顔を見ながら心を込めて歌い、曲の終盤では水城がセンターステージへ走る。その後のフレーズ<ちいさな背中が大きく見えたんだ>と存在の大きさを述べながらも、<僕らしくね、> <キミらしくね>と水城と他のメンバーの掛け合いするパートが感動を生む。さらには水城が知らない特別演出として、水城へ一人ひとりが想いの詰まった一言を曲中に伝えていった。ラストには<手をふるたびに フレーフレー また背中を押すから 大丈夫!胸張って ぎゅっと…ハナムケロンリー>と歌い、お互いの明るい未来を支え合っていこうという意思表明を歌に乗せてこの曲を終えた。

 この新曲を終えると、華麗なメロディラインが印象的な「FLOWER」へ。照明が美しくメンバーに当たり、美しさを際立たせ、次のマイディア屈指のエモ曲「SAYONARA」では落ちサビで東條ゆりあにスポットライトが当たり、咲真ゆかへと歌い繋ぎ、エモーショナルな雰囲気を存分に作り上げた。何度も諦めないと強く想いを募らせる「七転八起ドリーマー」で気持ちを昂らせ、抑揚のあるリズムとシンプルなメロディ、メッセージ性の高いLIVEタイトルの「約束」へと歌い紡ぐ。手書きのリリックがスクリーンに表示されたり、2番のサビでは”ゆかゆりあ”の東條ゆりあ、咲真ゆかのコンビがアカペラで歌ったりなど、マイディアの今のポテンシャルの高さとこの先の未来での躍進を”約束”するようだった。こうして本編は終了。すぐさま観客からの熱いアンコールが巻き起こった。

 照明が明るくなると、グループ始まりの歌「My Dear」が流れる。2020年にデビューした時にLIVEの1曲目に歌ったこのナンバーは、4年の歳月を経て、グループ、メンバー共に成長を遂げたことを示しているようだった。さらには、今後のグループへのワクワクも体現しているかように、観客席を練り歩きながらサインボールを客席に投げ込む演出や、この曲のみ全体的に撮影可能するなどの仕掛けが、会場にピースフルな空気を醸し出していた。

 このLIVEの最後のMCでは、集合写真を撮った後に一人ひとり言葉を残していった。

 葉山かえで「前回のLINE CUBEでのワンマンLIVEがめちゃめちゃ楽しくて、最高すぎて、この先超えられるのかなとめっちゃ思ってたんですけど、今日、この場に立ててめーーっちゃ楽しかったです!! これが私たちMyDearDarlin’です!! こうやって胸を張ってMyDearDarlin’のLIVEはこうだ!って言えるのは、今ここにお越しくださった皆さん、一人ひとりのおかげです。あぁちゃん(水城)の卒業発表があったり、この瞬間をさらに大事にしようと思いながらツアーを回ってきたんですけれど、本当に皆さんがいなかったら私たちはここに立てていません。本当に今日はありがとうございました」

 是枝優美「”ずっと夢見たこの場所”と『約束』の歌詞にあるんですけれど、ここのTDCホールって本当にすごいところだと思っているんですよ。SNSにも書いたりしたんですけれど、本当に夢の先の話みたいに思っていたので、この場所でこうやって皆さんと一緒に最高の瞬間を共にできていることが本当に嬉しいです。みんな最高―!!」

 水城梓「新曲を聴いていただいて分かったと思うんですけれど、私の好きな作曲家さんに曲を作っていただくことになりました。めっちゃ幸せ。細かくはXを見て欲しいんですけど、次は皆さん、私は関係者席にいますので、どっか探してください。また次のワンマンLIVEでお会いしましょうー!」

水城節たっぷりな言葉を残していた。

 夢実あすか「今日、あすかはこの会場を見た時からすごく火の輪が似合う会場だなと思ってたんですけれど、ちょうどセンターステージの真上に皆さん、火の輪が見えるでしょ!? わーい!! 今飛びましたー!! でもね、この会場は夕焼けに見えます。目が悪いのかもしれないんですけど、あすかは屋外に感じてて、すごく開放感で溢れてて、紅生姜(夢実あすかはレッド担当のためファン名称をこう呼ぶ)がめっちゃ見えてて最高です。これは火星までの道のりで大切な場所でした。よし、行くぞ、火星!!」

 東條ゆりあ「今日LIVEが始まってからずっと幸せで、終わりたくないな、と思いながらLIVEをしてて、本当に一つひとつ、どの瞬間の全部が大切にしたいなと思えるようなLIVEで。そう思わせてくれているのは絶対に皆さんのおかげだし、この6人で過ごせる時間だからでもあると思います。皆さんが今日、いつも以上に特別な日だったと思ってもらえるように音楽を届けました。みんな(マイクを通さず)最高だったー??(大きな歓声が響く)ありがとうございます!!」

 咲真ゆか「以前の個人面談で、『どんなところに立ちたい?』とプロデューサーに聞かれて、『センターステージを作れるような大きな場所でやりたいです』と言ってて。今日それが叶ったんですけど、なんでセンターステージかって、単にでかいステージでやりたいのではなくて、この6人で信じて作り上げてきた自分たちの音楽を一人でも多くの人が入れる場所で、ちょっとでも目の前のすぐそばで伝えられるようなLIVEをしたいと思ってたから、今日は叶えられて本当に幸せです。現体制ラストと考えないようにしてたけど、ちょっと無理かもしれへん・・・。今日は絶対に泣かへんと心に決めててんけど、いつもSEで泣くのを我慢してたんですけど、あぁちゃんが・・・(水城から『泣いてたやんけ』とツッコミが入る)、でも別に泣けばいいやんって思ったくらい幸せで、『My Dear』でみんなの近くに行くことができて、夢が叶って幸せでした。ありがとうございました」

 この7thワンマンLIVEも佳境へ。咲真ゆかから「MyDearDarlin’はグループ5年目で、今まで色んな出会いも別れも経験してきたんです。でもそれはここにいる皆さんの人生でもあったと思うんですよ。やっぱり別れとか、もう会えなくなるとか、離れるってすごい辛い経験だと思うんですけれども、それを乗り越えてきたからこそ今、ここにいるみんなと、この瞬間を大事に思えるんやなと思うし、だからこそ自分自身をちょっとでも愛せるんじゃないかなと思います。これからも私たちは私たちらしく、みんなはみんならしくいられるように、心を込めてこの曲を届けます」と曲振りをし、サプライズの新曲「LiaR」を初披露。<輝け I wish... さらば泣いた過去よ 涙目を拭って走り出すよ>と歌い上げる。この楽曲も「ハナムケロンリー」と似た、別れと出会いをリリックで表現しており、全員にとっての明るい未来を祈り続けた。ロック調の心・身体に響くサウンドに全員が酔いしれながら、想いの丈を強く体現。最後まで感情を解き放ちながらのアクトに心が震えた。

 叙情的で端麗に歌い上げる「プラネタリウム」ではしっとりとしたミラーボールが点灯し、しっとりと虜になる雰囲気を作り上げ、このLIVEの最後の楽曲「僕らの詩」では<青き春よ 僕は僕だ 君は君のままでいい> <生き方に理由などない “らしく”いたいだけ> <忘れないで どんな時も 僕らは一つだから> <何度だってやり直そう きっと明日は大丈夫さ>と歌い続け、マイディアがマイディアらしく強く生き続けると強く表明していた。そしてどことなく、みんなもみんなのままでいい、明日からもきっと大丈夫と安心感で終始包み込むようだった。会場全員でこのナンバーで心を合わせながら”Oh Oh”と一緒に歌い、7thワンマンLIVEは大成功で幕を閉じた。最後に咲真ゆかから「MyDearDarlin’はまだまだこのスタイルを信じて前に進んでいきますので、これからも皆さんどうか、一緒に付いてきてください」という言葉で締めた。

 こうしてMyDearDarlin’のグループ史上最大規模のLIVEは大成功を収めた。”音楽の力で時代を切り開いていく”、自分たちのスタイルで戦っていく彼女たちはこれからもずっと力強さを示し、高みを目指していく。この6人との絆を胸に、マイディアは躍進を果たすことだろう。その姿を見守り続けたい。

〈撮影/曽我美芽 衣装/宮本美優〉

◆セットリスト

オープニング
M1 ラブレター
M2 MDDシンドローム
M3 Symphony #5
M4 Music Fighter
M5 トーキョーガール
M6 Kaleid0scopE
M7 君の声
MC
M8 ナノLOVE
M9 一生涯オリジナリティ〜アイスクリーム
M10 ぱっ!!!!!!!ねーしょん
M11 夏が来る
M12 真夏の彼方
MC
M13 ハナムケロンリー(新曲)
M14 FLOWER
M15 SAYONARA
M16 七転八起ドリーマー
M17 約束

Encore

Ec1 My Dear
MC
Ec2 LiaR(新曲)
Ec3 プラネタリウム
Ec4 僕らの詩

◆公式サイト&SNS情報

▼MyDearDarlin’ オフィシャルホームページ

http://mydear.rizepro.net/

▼MyDearDarlin’オフィシャルX(旧Twitter)

https://twitter.com/MyDear_official

▼MyDearDarlin’オフィシャルInstagram

https://www.instagram.com/mydeardarlin.official/ 

▼MyDearDarlin’オフィシャルYouTube

https://www.youtube.com/channel/UCq04KKGM8uO4KcQrR_PDrig

▼MyDearDarlin’オフィシャルTikTok

https://www.tiktok.com/@mydeardarlin__official

▼咲真ゆか(さくま ゆか)

▼東條ゆりあ(とうじょうゆりあ)

▼是枝優美(これえだゆうみ)

▼水城梓(みずしろあずさ)Twitter

▼夢実あすか(ゆめみあすか)

▼葉山かえで(はやまかえで)

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