長編アニメーション映画『ロボット・ドリームズ』が11月8日(金)から日本で公開されることが決まり、このたび日本オリジナルのキービジュアルが公開された。
この映画は、第96回米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートの快挙を成し遂げ、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか名だたる映画賞を席巻した。
本作では1980年代のニューヨークを舞台にドッグとロボットとの友情が描かれており、世界中を涙と感動で包んでいる。
今回公開されたキービジュアルには、夕景のビーチを舞台に、主人公であるドッグとロボットが手を繋いでいる様子が描かれている。
ニューヨーク市内に程近いビーチリゾートであるコニーアイランドを連想させ、名物の観覧車ワンダーホイール、100年近くも動き続けるジェットコースター・サイクロンを模したアトラクションを背景にし、ニューヨークが舞台だということが一目瞭然だ。
また、キャッチコピーには、「きみは覚えてる? あの夏、出会った日のことを――」「一生あなたの心に残る、宝物のような102分」というメッセージが添えられており、アカデミー賞にノミネートを果たした作品の完成度と、全世界で賞賛を受けている作品性が表現されている。
なお、本作公開予定の劇場では、キービジュアルの夕景のほか、昼景を加えた2種類のフライヤーが掲出される予定だ。また、8月30日(金)よりムビチケカードの発売も決まった。
この作品について、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞・作品賞などを受賞したギレルモ・デル・トロ監督は、「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」と賛辞を贈っている。
監督を務めたのは、2012年に手掛けた『ブランカニエベス』が第27回ゴヤ賞にて作品賞を含む最多10部門を受賞したスペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル氏だ。アニメーション映画へは初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基に、切なくも温かい傑作として結実させた。さらに、アース・ウインド & ファイアーの名曲「セプテンバー」が映画に彩りを添えている。
◆映画情報
▼ストーリー
大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、孤独感に押しつぶされそうになっていた。
そんな物憂げな夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。
数日後、ドッグの元に届けられた大きな箱――それは友達ロボットだった。
セントラルパーク、エンパイアステートビル、クイーンズボロ橋……
ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボット。
ふたりの世界はリズミカルに色づき、輝きを増していく。
しかし、夏の終わり、海水浴を楽しんだ帰りにロボットが錆びて動けなくなり、
ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。
離れ離れになったドッグとロボットは、再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごす。
やがてまた巡りくる夏。ふたりを待ち受ける結末とは――。
▼受賞
- 第96回アカデミー賞 長編アニメーション映画賞 ノミネート
- 第51回アニー賞 長編インディペンデント映画賞 受賞
- 第76回カンヌ国際映画祭 正式出品
- ヨーロッパ映画賞 長編アニメーション映画賞受賞
- アヌシー国際アニメーション映画祭 コントルシャン部門 作品賞受賞
- シッチェス・カタロニア国際映画祭 観客賞受賞
- フェロス賞 コメディ映画賞|作曲賞|最優秀ポスター賞 受賞
- ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞) 脚色賞|長編アニメーション映画賞 受賞
▼コメント・映画評
美しく、想像を遥かに超え、そして温かい ――ギレルモ・デル・トロ
今年一番の感動作 ★★★★★ ――EMPIRE MAGAZINE
オープニングからエンディングまで全てが愛おしい ――FILMBOOK
近年最高のアニメーション ★★★★★ ――THE GUARDIAN
ティッシュペーパー9箱分泣いた ――ROLLING STONE
▼スタッフ
- 監督・脚本:パブロ・ベルヘル
- 原作:サラ・バロン
- アニメーション監督:ブノワ・フルーモン
- 編集:フェルナンド・フランコ
- アートディレクター:ホセ・ルイス・アグレダ
- キャラクターデザイン:ダニエル・フェルナンデス
- 音楽:アルフォンソ・デ・ヴィラジョンガ
- 字幕翻訳:長岡理世
- 配給:クロックワークス
2023年|スペイン・フランス|102分|カラー|アメリカンビスタ|5.1ch
▼公式Webサイト
https://klockworx-v.com/robotdreams/
▼公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/robotdreamsjp
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