11月8日(金)から全国公開の長編アニメーション映画『ロボット・ドリームズ』より、予告編と場面写真が公開された。

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 このたび公開された予告編では、世界的ダンスナンバーとして知られる、アース・ウインド & ファイアー「セプテンバー」の音楽に乗せて、ストーリーが描かれていく。

 ニューヨークでひとりぼっちで暮らしている主人公・ドッグは、深夜のテレビCMに目が釘付けとなる。数日後、ドッグの元に大きな箱が届けられた。その中身は、なんと友達ロボットだった。

 ニューヨークのセントラルパークを、ふたりで散歩するシーンが映し出されると、「セプテンバー」が大音量で流れだし、ドッグとロボットの日常が切り取られていく。ホットドッグをほおばったり、街中にいるヤンキーのジェスチャーを素直にマネしてしまうロボット、ダイビングに挑戦する様子など、ふたりだけの楽しい日常が映し出しされていく。

 一転して音楽が鳴り止むと、砂浜の上でロボットが動かなくなってしまい、ドッグが持ち上げようとするシーンが映る。「錆びついて動けなくなったともだちを残し、ビーチは、来年の夏まで閉鎖された」というテロップ解説とともに、柵の外で物悲しげな表情を見せるドッグの姿と、片足が折れたロボットが確認できる。

 ビーチの閉鎖によって、なかよしのともだちとの別れによって、また孤独感に押しつぶされそうドッグ。海水浴の影響で動けなくなってしまい、ドッグに会いたくても会えなくなってしまったロボット。日々お互いの存在を忘れず、1年後の再会を夢見る二人の心情が、精彩に表現されていく。

 世界観と魅力をダイナミックに伝えるために、映画本編でも使われている、アース・ウインド & ファイアー「セプテンバー」のパワーを最大限に活かした予告編に仕上がっている。

 この映画は、第96回米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートの快挙を成し遂げ、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか名だたる映画賞を席巻した。

 本作では1980年代のニューヨークを舞台にドッグとロボットとの友情が描かれており、世界中を涙と感動で包んでいる。

 この作品について、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞・作品賞などを受賞したギレルモ・デル・トロ監督は、「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」と賛辞を贈っている。

 監督を務めたのは、2012年に手掛けた『ブランカニエベス』が第27回ゴヤ賞にて作品賞を含む最多10部門を受賞したスペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル氏だ。アニメーション映画へは初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基に、切なくも温かい傑作として結実させた。

 宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』とも賞レースを競った本作の公開を期待したい。

◆前売り券情報

『ロボット・ドリームズ』特典付きムビチケカード発売中

  • 特典:“NYを旅する”ポストカードセット(ポストカード5枚組)
  • 価格:1,500円(税込)

※数量限定につきなくなり次第終了

▼詳しい情報はこちら

◆映画情報

▼ストーリー

大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、孤独感に押しつぶされそうになっていた。
そんな物憂げな夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。

数日後、ドッグの元に届けられた大きな箱――それは友達ロボットだった。
セントラルパーク、エンパイアステートビル、クイーンズボロ橋……
ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボット。
ふたりの世界はリズミカルに色づき、輝きを増していく。

しかし、夏の終わり、海水浴を楽しんだ帰りにロボットが錆びて動けなくなり、ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。

離れ離れになったドッグとロボットは、再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごす。

やがてまた巡りくる夏。ふたりを待ち受ける結末とは――。

▼受賞

  • 第96回アカデミー賞 長編アニメーション映画賞 ノミネート
  • 第51回アニー賞 長編インディペンデント映画賞 受賞
  • 第76回カンヌ国際映画祭 正式出品
  • ヨーロッパ映画賞 長編アニメーション映画賞受賞
  • アヌシー国際アニメーション映画祭 コントルシャン部門 作品賞受賞
  • シッチェス・カタロニア国際映画祭 観客賞受賞
  • フェロス賞 コメディ映画賞|作曲賞|最優秀ポスター賞 受賞
  • ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞) 脚色賞|長編アニメーション映画賞 受賞

▼コメント・映画評

美しく、想像を遥かに超え、そして温かい ――ギレルモ・デル・トロ

今年一番の感動作 ★★★★★ ――EMPIRE MAGAZINE

オープニングからエンディングまで全てが愛おしい ――FILMBOOK

近年最高のアニメーション ★★★★★ ――THE GUARDIAN

ティッシュペーパー9箱分泣いた ――ROLLING STONE

▼スタッフ

  • 監督・脚本:パブロ・ベルヘル
  • 原作:サラ・バロン
  • アニメーション監督:ブノワ・フルーモン
  • 編集:フェルナンド・フランコ
  • アートディレクター:ホセ・ルイス・アグレダ
  • キャラクターデザイン:ダニエル・フェルナンデス
  • 音楽:アルフォンソ・デ・ヴィラジョンガ
  • 字幕翻訳:長岡理世
  • 配給:クロックワークス

2023年|スペイン・フランス|102分|カラー|アメリカンビスタ|5.1ch

▼公式Webサイト

https://klockworx-v.com/robotdreams/

▼公式X(旧Twitter)

https://twitter.com/robotdreamsjp

 

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