『週刊SPA!』が創刊37年を機にリニューアルされ、3本のマンガの新連載が始まった。

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 時代を斜めからスパッ!と斬る『週刊SPA!』は37年の間、読者層がいかに変化しようとも、ビジネスマンに寄り添う情報を提供する雑誌を発行してきた。

 今回のリニューアルでは内容が一新され、『週刊誌×マンガ誌のハイブリット』というテーマを掲げて、ビジネスマンが気になる社会問題を、独自の視点で切り取る特集に加え、マンガページが増量される。

 同誌はこれまで、映画化も果たした『孤独のグルメ』(原作:久住昌之氏、作画:谷口ジロー氏)を筆頭に、TVドラマ化で話題を呼んだ『アラサーちゃん』(峰なゆか氏)、1992年に『週刊SPA!』で連載スタートした『ゴーマニズム宣言』(小林よしのり氏)など、サラリーマンに刺さるマンガを世に送りだしてきた。

 今回新たに始まった3本を加えて、連載マンガが8作品に増加することとなった。

 8つのマンガ作品のキーワードは、「リアルな歌舞伎町」「斎藤一」「54歳の婚活」「HIPHOP何でも屋」「人妻不倫」「エロティックホラー」「ゴーマンかましてよかですか?」だ。ぜひ本書を手にとってチェックしてほしい。

◆新連載マンガ情報

●『飛鳥クリニックは今日も雨』 (原作:Z李、シナリオ:青木健生、作画:猛画)

 『週刊SPA!』で連載され、書籍化&ドラマ化された話題作が待望のマンガ化!

 2023年3月に刊行され、上中下巻の三部作にわたって展開された長編小説『飛鳥クリニックは今日も雨』。SNSで注目を集める、Z李初の小説はベストセラーを記録している。

 主人公のリーは歌舞伎町を根城にする私立探偵。ホステス、詐欺師、暴力団、トー横キッズ、半グレといった面々が依頼主や敵となり、様々なトラブルやハプニングが勃発。時に叙情的でエモーショナルに描き、リアリティに溢れた世界を描いていく。ぜひ“リアルな歌舞伎町”を覗いてほしい。

▼Z李(原作者) プロフィール

座右の銘は「給我一個機会,譲我再一次証明自己」。経歴不詳、表と裏の境界線上にいるインフルエンサー。Xのフォロワーは約90万人超。週刊SPA!にて同名小説を連載していた。

●『ハジメの一生』 (原作:青木健生、作画:武喜仁)

 激動の幕末において、最強の称号を得ていた新選組。その中でも、斎藤一は「新選組最強の剣士」と称され、仲間が次々と脱退、粛清、戦死していくなか、最後まで戦い抜き、明治の世まで生き残る。ハジメはなぜ生き残ることができたのか。謎多き男の一生を描く大河ロマン。

▼作者コメント

青木健生氏は「斎藤一の生涯を、最期まで描き切りたいです。応援よろしくお願いします!」、武喜仁氏は「あの新選組の面々を魅力的に描けるか緊張でハジメばりに冷や汗と震えが止まりません。頑張ります!」と決意と胸の内を明かしている。

●『今日も嫁が見つからない。』 (小田原ドラゴン)

 婚約破棄された54歳の漫画家が全力で婚活しまくる!?

 時に車中泊をしながら、日本全国をめぐる嫁探しの旅に出る。涙なくしては決して読めない!? 著者の小田原ドラゴン氏は、37周年記念特大号内で、「今号から始まりました僕の嫁探しの記録です。皆さんも僕と一緒に嫁探し空間を体験してみませんか」とコメントを寄せている。

▼小田原ドラゴン プロフィール

1970年生まれ。1997年『僕はスノーボードに行きたいのか?』でデビューした。マンガ家のほかにも、イベント参加やネットラジオ配信などの活動も行う。現在週刊プレイボーイのwebサイト・週プレNEWSで、『堀田エボリューション』を連載中だ。

◆連載中マンガ情報

●『少年イン・ザ・フッド』 (SITE (Ghetto Hollywood))

 何者でもない“少年”の日常が出会いから鮮やかに塗り替わっていく。

 “HIPHOP何でも屋”として名高い、SITE (Ghetto Hollywood)によるマンガデビュー作! テレビブロスの漫画アワードでも紹介され、累計発行部数は遂に10万部を突破したHIPHOPマンガの金字塔。 

▼SITE (Ghetto Hollywood) プロフィール

1979年東京都渋谷区生まれ。HIPHOP特殊情報機関「Ghetto Hollywood」主催。中学時代からHIPHOPに傾倒。1998年、グラフィティ・ライターとして活動を開始した。2000年からは東京ブロンクス名義で文章を書くライターとしても活動している。近年はGhetto Hollywood名義でHipHopのMVを多数手がけている。

●『人妻A』 (花津ハナヨ)

「君のことが大切だから、どちらかのパートナーに勘づかれたら、この関係は終了しよう」

 主人公・人妻A(38歳)は既婚、2児の母。朝は4時に起き家族の世話をして、自らが「リモートワーク」と嘘をついて向かった先は、不倫相手と密会するホテルだった…。

 人妻たちの、ありふれた、けれど切実な不倫の物語を時にリアルに、時に艶かしく官能的に花津ハナヨ氏が描く。

▼花津ハナヨ プロフィール

漫画家。滋賀県出身・東京都在住。『人妻A』(週刊SPA!、MySPA!)のほか、『情熱のアレ 夫婦編~夫婦はレスになってから!』(Love Silky)、『セカンドパートナー』(Love Jossie)連載中だ。

●『トムライガール冥衣』 (原作:角由紀子 漫画:文野紋)

 オカルト女王・角由紀子氏×『呪いと性春』文野紋氏、2人の鬼才が織りなすエロティックホラー堂々開幕!

 オカルト雑誌に配属された編集者の主人公・冥衣が、滝つぼで龍に犯されてエロチャクラが“覚性”!? なんと幽霊が見れるようになったのだが、なんと全員エロい幽霊だった!!  戸惑う彼女に襲い来る、エロ幽霊たちとのやり取りをコミカルに描く。

▼角由紀子(原作) プロフィール

不思議系Webサイト「TOCANA」の元編集長。YouTube「角由紀子のヤバイ帝国」では、オカルトなどの“ヤバイネタ”を配信している。

▼文野紋(漫画) プロフィール

2020年に月刊!スピリッツ『君の曖昧』でデビュー。デビュー1年後に短編集『呪いと性春 文野紋短編集』(小学館)を出版する。『ミューズの真髄』(KADOKAWA)、いつまちゃん原作『感受点』(小学館)を手掛けた。

●『ゴーマニズム宣言』 (小林よしのり)

 今年、デビュー50周年を迎えた闘う漫画家・小林よしのり氏。『ゴーマニズム宣言』は、1992年に『週刊SPA!』で連載をスタートさせて、「ゴーマンかましてよかですか?」と世相を斬るスタイルにより瞬く間に大人気になった。2018年に23年ぶりに『週刊SPA!』に復帰を果たし、累計20万部を突破した『コロナ論』シリーズも話題を呼んでいる。

▼小林よしのり プロフィール

1953年、福岡県生まれ。漫画家。大学在学中に『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて『東大一直線』でデビューした。以降、『東大快進撃』(集英社)、『おぼっちゃまくん』(小学館)など数々のヒット作を世に送り出す。

1992年、『週刊SPA!』(扶桑社)誌上で『ゴーマニズム宣言』を連載開始した。このスペシャル版として90万部を超えるベストセラーとなった『戦争論』(幻冬舎)をはじめ、『天皇論』(小学館)などを次々と発表した。

新しい試みとしてメルマガ『小林よしのりライジング』(まぐまぐ大賞2022年受賞)の配信や、身を修め、現場で戦う覚悟をつくる公論の場として「ゴー宣dojo」も主催する。直近では、累計発行部数30万部超えのヒットとなった『コロナ論』シリーズ(以下、すべて扶桑社)を筆頭に、『ウクライナ戦争論』、『日本人論』、ジャーナリストで現・衆議員議員の有田芳生氏との共著『統一協会問題の闇 国家を蝕んでいたカルトの正体』(扶桑社新書)等を立て続けに上梓するなど、今なお旺盛に執筆活動を続けている。

◆雑誌情報

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  • 書籍名:週刊SPA! 創刊37周年記念特大号(6月24日・7月1日号)
  • 価格:660円(税込)
  • 出版社:扶桑社

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