UtaGe!の「5周年ワンマンライブ」で満員のファンが熱狂！　羽賀うるな「もっと広い世界をみんなと一緒に見たい」

2025年2月17日

アニギャラ☆REW編集部

　憂鬱な日々も忘れられる”宴”のような楽しさをキャッチーでPOPな歌と踊りで届け、今、アイドルシーンでかなり勢いに乗り、各所で熱狂を生み出し続ける『UtaGe!』が、2月15日（土）グループ過去史上最大キャパとなる恵比寿LIQUIDROOMでの5th One man live -爆宴-を開催。

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アンコール含む計20曲を披露、今の勢いを象徴するような爆発的な盛り上がりとなり、最高の狂騒空間を作り上げた。今回はそんな様子をレポートでお届け。

　UtaGe!にとって過去史上最大キャパでのワンマンLIVEは正念場のステージだった。今年でデビュー3年、ZeppでのワンマンLIVE開催を夢みて活動を続けており、このワンマンで未来が決まるかもしれない気持ちでいた。しかし、結果的にはここまで凄まじい勢いを実力でも示し続けるようなステージとなっていた。

　チケットSOLD OUT公演となったこの日の恵比寿LIQUIDROOMは人が満杯となり、開演前から期待に満ち溢れている人々の姿が。ステージには紗幕が張られている。

　開演時間になるとグラフィック調の映像が紗幕に映し出された後、お馴染みのSEであるクールなサウンドの「宴」が流れ、オーディエンスはクラップとMIXを開始、一気に熱が帯びていく。

　このワンマンLIVEは前日にデジタル配信された「qp」で開幕。ギターと低音が響くカッコ良いサウンドが響きわたり、紗幕に歌詞が表示された内側でメンバーは力強く歌い上げる。<もっと強く羽ばたく太陽の様に輝くどこかに置いてきた数えきれない今日は息が上がるくらいに晴れた世界を駆け抜く約束の場所まで>という歌詞と、公式Xにて挙げられた”約束の場所まで、まだ未知の途中”にコメントにマッチした感情となった。今までのUtaGe!の歩みに自信を付け、さらにはこれからの躍進を誓うよう。そんな強い気持ちをパフォーマンスへ昇華させると、すぐさま観客も呼応するように大きく盛り上がり、一気にギアが入る。

　2曲目の「ピリラブリューション」が始まると紗幕が降り、新衣装を見に纏ったメンバーが躍動的なダンスで痺れるほどの楽しさを作り上げる。そして、全員がキラキラしながらテンションを上げる「多分超魅力的人生」、カラフルなライトに照らされたステージでキュートさが増した6人に反応するようにフロアが一斉に踊り始めたハッピーソング「カラフルパラレル」、勢いが増幅するようにアクティブなパフォーマンスと笑顔で魅了した「タッチミー」、どんどんとみんなが騒ぎ出すくらい気持ちが昂る「不思議グラビティー」を繋ぎで展開、全員がヒートアップしていった。

　最初のMCで自己紹介等を終えると、次のブロックではこれまでの雰囲気とは異なる魅せるパートへ。

　名曲と名高い「さよならトワイライト」で全員が丁寧に心を込めながら、抒情的かつ力強く歌上げる。夕陽をテーマにもしている楽曲のため、オレンジ色を中心とした淡い色の照明が光る。6人の佇まいやこの空間はエモく変化していた。一方、次の曲「Starry Sky」では疾走感のあるメロディーにマッチした青色へと変化。しなやかなに大きく手を振り、6人が爽やかさを演出。「Horizon」では、闇の中を抜け出したい、彩られた世界へと向かいたいと葛藤のような楽曲の感情をしっかりとパフォーマンスに落とし込む。その後はしっとりと歌い上げてさらに虜にした「夢鯨」、ピコピコと鳴る電子音と弾ける表情がさらにハートビートさせた「にゅーげーむ！」を披露し、このブロックを終えた。UtaGe!が圧巻な世界観、アクトを広げて観客を一気に引き込む。

　このブロックを終えたMCでは写真撮影を終え、茜音ぱぴこが語る。

「私、こうやってみんなと全てを忘れてバカ騒ぎできる時間が本当に好きなんです。アイドルに限らず活動していると大変なこともあるし、人生嫌なこともいっぱいあって、きっとみんなも仕事や学業でも嫌なこともいっぱいあって。でもその中でこうやってUtaGe!に遊びに来てくれて。私がUtaGe!で楽しくライブをしている時に、すべて嫌なことを忘れられるようにみんなもこの時間だけは人生楽しいなって、この時間が最高に楽しいなって思って欲しいと思いながらライブをしています！私は振り乱しながら騒ぎの最高潮を求めて全力でライブしている、このUtaGe!がとても誇らしいなと思っています」

　そう語るように、本編最後へと向かうブロックではより気持ちをHIGHにさせるべく、さらに畳み掛けるUtaGe!。

　心躍るユーロビートチューン「PARTY HIGH!!」で活力ある歌とダンスを見せていく。早速、テンションがHIGHになり、ファンはフロアを左右に移動したり、ダンスしたりなど大盛り上がりで応えていく。そしてタイトルの通り、ポジティブにしてくれ、さらに熱狂と化していった「ポジティブファイター」と進んでいく。そしてドラム音が鳴り響いた後のSE繋ぎで披露した「サンサン•サマー」ではフロアの多くが肩を組んでツーステをし、一緒に歌って、熱狂レベルがもう一段上がっていた。輝きを解き放つ「6STARS」で6人はさらにシンクロ率を高めて心も一体に。本編最後の2曲「さわげ！うたげーしょん」「ハチャメチャUtaGe!ビ→ト」では、変わらず全身全霊のアクトを魅せる。ファンはリフトやサークルを作り、熱狂というよりも狂騒という言葉が近いほど大いに沸いていた。こうして本編は終了。メンバーはステージを後にした。

　すぐさまアンコールが起こり、ビートを刻むSEが響いて、メンバーは再登場。「すーぱーUtaGe!砲」でも全員の勢いが凄まじく、全精力を注いだパフォーマンスを見せ付ける。この時の空間は本編の熱が一気に戻ってきた感覚となった。

　ラストのMCではUtaGe!からお知らせが。

　6月30日（月）Zepp Shinjuku にて6thワンマンライブ開催決定。

　UtaGe!、3年目の悲願のZepp公演となる。

　羽賀は発表に続けて以下のコメントした。

「こうやってパンパンのLIQUIDROOMで本当に嬉しいです。こういったお知らせとかも映像とか、色んな演出を使ってみんなにお知らせすることが多いんですけど、今回はやはり私たちがデビュー時から目標としていたZeppでのワンマンということで、私たちの口から直接、お伝えしたくて、この時間を作っていただきました。私たちは本当にゼロからのスタートで、デビューした頃は全然ライブパフォーマンスで最後まで立っているのがやっとだったし、特典会も誰も来ない日もありました。そんな中、こうやって恵比寿LIQUIDROOMをチケットSOLD OUTさせられて、パンパンの状態で、こうして皆さんにお伝えできるのが本当に嬉しいです。これは全部紛れもなく、みんなのおかげだし、この場を借りてお礼を言いたいです。そして私たちとって欠かせないレッスンの先生、カメラマンさん、音響さん、照明さん、マネージャーさん、プロデューサーさん、関わる全てのスタッフさん、家族、メンバーのみんな。みんなに支えられてこうして私たちはここに立つことができています。ここでみんなにお礼をもう一度言わせてください。本当にありがとうございます。だけど、UtaGe!はまだまだここでは終われません。もっともっと上を目指して、もっと広い世界をみんなと一緒に見たいです。私たちはいつか絶対にZepp DiverCityに立ちたいし、TIFのメインステージにも立ちたいです。この場を借りてみんなと約束させてください。いつかこの夢を叶えます」

　と大きな感謝を述べ、今後の約束を結んだ。

　次の曲は新曲「背景、未来へ」を初披露。同曲は綺麗なサウンドが特徴で、”未来に向かって、運命は自分で決める、夢を叶えていく”とこれからの未来への意思を表明するようなナンバー。そんな歌詞とメロディーにリンクするように、時にパワフルに、時に凛とした佇まいを6人が見せていた。この場でデビューからの約束を果たし、さらに次なる目標を目指す。改めてそんな約束をこの曲を通してでもしているようだった。この曲もUtaGe!にとって大切な曲になりそう。そんな想いを巡らせている様子が心に刺さる。

　そしてこのライブのラストは「アオイハル」を披露。最後までこの瞬間を味わい続けるようにと盛況になり続け、まさに宴という空間を全員で作り上げていた。

　こうして、UtaGe!にとってグループ史上最大キャパのワンマンライブは大成功を収めた。兼ねてよりこの恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンが正念場と話してきた。でも蓋を開けてみればチケットSOLD OUT、大熱狂させていた。さらにはデビューからの約束を果たしたUtaGe!は、より高みを目指して邁進し、次なる約束を結んだ。きっとその約束も果たしてくれるだろう。” 2025年主役は宴だ”、この言葉通り、今年、いやこの先もUtaGe!はみんなにとっての主役になる。これからもそんな主役の姿を見続けよう。

〈取材・文/石山喜将　撮影/真島洸〉

◆セットリスト

宴(SE)
M1 qp
M2 ピリラブリューション
M3 多分超魅力的人生
M4 カラフルパラレル
M5タッチミー
M6 不思議グラビティー
M7 さよならトワイライト
M8 Starry Sky
M9 Horizon
M10 夢鯨
M11 にゅーげーむ！
M12 PARTY HIGH!!
M13 ポジティブファイター
M14 サンサン•サマー
M15 6STARS
M16 さわげ！うたげーしょん
M17 ハチャメチャUtaGe!ビ→ト