『月刊コミックゼノン』で連載中の漫画『アルテ』の第19巻が、4月19日に発売されました。
あまり裕福ではない貴族の娘として生まれたアルテは、幼い頃から絵を描くことが好きな少女でした。
年頃になったアルテは、母親から「良い家に嫁げるように」と、絵を描くことを控えて女性らしい振る舞いを身に着けるように言われます。
しかし、絵をかくことが好きなアルテは母親に反発。家を飛び出し、いくつもの画家工房を回って雇ってくれる工房を探すことに。
「女だから」という理由で門前払いされていたアルテの話を唯一聞いてくれたのは、小さな工房を持つレオという画家でした。
『アルテ』第19巻では、アルテが画家としての生涯を踏み出すきっかけをくれたレオの過去が描かれており、レオがまだ半人前だった頃の出来事や、師匠との記憶、レオと縁の深い依頼人・ウベルティーノとの出会いなど、レオを取り巻く環境が明らかとなっていきます。
『アルテ』第19巻を読んだ人からは、「レオの内面がより分かる巻だった」「登場人物の持つ哲学を感じた」といった感想が寄せられています。
アニメ化によって、ますます注目されている『アルテ』。芸術やもの作りが好きな人は、第19巻と合わせて1巻から読み返してみてはいかがでしょうか?
〈文/伊藤悠〉
▼第1話「弟子入り志願」はこちらから読めます
https://comic-zenon.com/episode/10834108156693612671
◆書籍情報
- 書籍名:『アルテ』第19巻
- 著者:大久保圭
- 価格:759円(税込)
- 出版社:コアミックス