『月刊コミックゼノン』7月号がきょう5月26日に発売された。
今号では、2018年7月号から連載が開始され、ちょうど7年間にわたって読者に寄り添ってきた『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』が、巻頭カラーで堂々の最終回を迎えた。
最終話では、台風による水害に見舞われた地域の避難所での生活を守るべく奔走する葵みどりの姿が描かれている。
ノロウイルスの疑いがある患者が出たことをきっかけに、みどりは避難所職員と協力しながら消毒を徹底し、二次被害を防ごうとする。最後まで真摯に患者と向き合い続けたその姿は、読者の心に深く刻まれるだろう。まさにこの7年間の集大成といえる。
さらに今号では、『終末のワルキューレ』の第2回キャラクター人気投票の結果も発表された。
過去最多となる5810票が集まり、注目の第1位に輝いたキャラクターが誰なのか、注目が集まっている。
物語はついに神界最凶のトリックスター・ロキの過去が明かされる。彼がなぜこのような存在となったのか、その理由に迫るストーリーは、読者の関心を大いに引きつける。
また、ブリュンヒルデに対して異様な執着を見せるようになった背景にもスポットが当てられ、物語にさらなる深みが加わった。
そして、激闘が続く第11回戦は、いよいよ佳境に突入。緊張感と興奮が加速する展開に目が離せない。
また、巻中では『フィルター越しのカノジョ』では、新たな動きが描かれている。
能面くんこと箱部は、教育実習生・倉乃先生……、すなわち自撮り界のスター・サクラから“秘密の撮影会”を頼まれ、ホテルでの撮影に挑むことに。学校での姿とは異なる、ノリノリなサクラを前に、箱部と三葉はどのような反応を見せるのだろうか。
今号はまさに、読者の心を強く惹きつけるドラマと、予測不能な驚きに満ちた構成で仕上がっている。長年親しまれた人気作の完結や、キャラクターの過去に迫るエピソード、そして物語が新たな局面へと動き出す瞬間が描かれ、あらゆる角度からファンの期待に応える充実の一冊となっている。
◆雑誌情報
- 書籍名:月刊コミックゼノン 2025年7月号
- 価格:730円(税込)
- 編集・発行・発売:コアミックス