薬剤師の視点から患者に寄り添う医療漫画『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』(以下、アンサングシンデレラ)の第12巻が、419日に発売されました。

『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』第12巻

 『月刊コミックゼノン』と『ゼノン編集部』で連載中のこちらの作品は、実際に医療現場で働いている人から「現場の空気感がリアル」と評判の作品です。

 『アンサングシンデレラ』の第12巻で、街のドラッグストア勤務から在宅医療に転向し、より患者と近い距離の薬剤師になった小野塚。

 家族の介護に追われる青年の生活を目の当たりにしたり、ドラッグストアでは経験できなった出来事を通じたりして、より近い距離で患者と関わる薬剤師としての一歩を踏み出す姿が描かれています。

 始めの頃は、読者から「なんだかイヤなやつ」と言われていた小野塚。しかし『アンサングシンデレラ』第12巻で患者と真摯に向き合い、成長していったことで、漫画を読んだ人から「小野塚のカッコいい姿が見られるスピンオフ回」「在宅医療の大変さを知るきっかけになった」と感想が寄せられています。

 患者との関わりかたに変化が起きたことによって、屈折した思いと苦悩を持つ小野塚の成長していく姿が見どころの第12巻。普段は、病院で働く女性薬剤師・葵みどりの爽快なストーリーが展開されているこの漫画ですが、小野塚にスポットが当たるこの巻では、いつもの『アンサングシンデレラ』とは違う雰囲気が味わえます。

〈文/伊藤悠〉

▼第1話 「「普通」のために」はこちらから読めます

https://comic-zenon.com/episode/10834108156693612707

◆書籍情報

  • 書籍名:『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』第12巻
  • 著者:荒井ママレ
  • 医療原案:富野浩充
  • 価格:759円
  • 出版社:コアミックス

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