主人公・ディアヴロがハチャメチャな異世界ライフを送る物語『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』(以下、異世界魔王)が、今春帰ってきました。

<画像引用元:https://isekaimaou-anime.com/ より引用掲載 ©むらさきゆきや・講談社/異世界魔王Ω製作委員会>

 本作はディアヴロが魔王として必死に演技する面白可笑しいシーンや、可愛らしいヒロインたちとのイチャラブが魅力の作品。1期ファン待望の2期ですが、放送は実に約2年半ぶり。そのため、少し内容を忘れてしまった方も多いのではないでしょうか?

◆召喚された先で魔王になる!? 『異世界魔王』とは?

<画像引用元:https://season1.isekaimaou-anime.com/story/detail.php?id=1000402 より引用掲載 ©むらさきゆきや・講談社/異世界魔王製作委員会>

 『異世界魔王』は「クロスレヴェリ」というゲームで「魔王ディアヴロ」をロールプレイしていた主人公が、突如異世界に召喚されスタートします。

 しかも、気づけば2人の少女からキスをされているではありませんか。自身の姿も変わり、ゲーム世界のキャラクター魔王ディアヴロに変身!?

 状況を理解しようとする主人公ですが、彼は引きこもりのコミュ障。2人の少女を前に言葉が出てきません。そこで彼が取った手段は、ゲーム世界と同じように魔王ディアヴロを演じテンプレで会話すること。

「我はディアヴロ。魔王と怖れられし者ぞ!!

 本作は、間違った自己紹介とコミュ障が原因で、様々な誤解や波乱を呼んでいく魔王の物語。また、そうした要素に、ハーレムや俺TUEEEなどのエッセンスを加えた作品です。

 ハーレム要素では、ディアヴロを召喚した2人の少女に始まり、本物の魔王、魔族の少女、さらには、お硬い騎士様、美しい少女たちが多数登場。彼女たちを部下にしたり、奴隷にしたりとやりたい放題。

 俺TUEEE要素では、優秀な魔術士でも30レベルそこそこ、英雄と呼ばれるキャラでも120レベル前後の世界に、レベル150のディアヴロが降臨。100体の魔族軍ですら簡単にあしらい。さらには、強力なアイテムで身を固め、スキルや魔法も合わせ持つチート級の強さを発揮。

 『異世界魔王』は、そんな最強の魔王が、美しい少女たちに囲まれ、異世界の問題を次々と解決していく、爽快ストーリーです。

◆ヒロインは奴隷!? 『異世界魔王』を彩る2人のヒロインとは?

<画像引用元:https://season1.isekaimaou-anime.com/story/ より引用掲載 ©むらさきゆきや・講談社/異世界魔王製作委員会>

 『異世界魔王』の魅力は、なんと言ってもハーレムの一員である可愛らしいヒロインたち。特にディアヴロに懐く2人のメインヒロインはファンからの人気も高いです。

▼シェラ・L・グリーンウッド

<画像引用元:https://season1.isekaimaou-anime.com/story/detail.php?id=1000417 より引用掲載 ©むらさきゆきや・講談社/異世界魔王製作委員会>

 ディアヴロを召喚した際、彼の所持していたアイテムの効果により、奴隷になってしまったボン・キュッ・ボンの金髪エルフ。無邪気で奔放な性格をしており、ボディタッチや豊満なカラダを強調するシーンが特徴的なキャラです。

 シェラは、この世界の冒険者であり、召喚士レベル30と射手レベル40を持つ、かなり優秀なキャラ。近接戦は不得手ですが、使い魔を利用した射撃が得意で戦闘時は援護で活躍します。

 そんなシェラの正体は、エルフ族の宗主国であるグリーンウッド王国の姫。王族として、望まぬ子供を産まされることが嫌で出国した背景があります。彼女にフォーカスが当てられたエピソードでは、祖国から帰国要請が発令されそれが理由で戦争目前まで発展する騒動になりました。

▼レム・ガレウ

<画像引用元:https://season1.isekaimaou-anime.com/story/detail.php?id=1000432 より引用掲載 ©むらさきゆきや・講談社/異世界魔王製作委員会>

 シェラと同じ理由でディアヴロの奴隷となってしまった小柄な豹人族の少女。非常に責任感が強く真面目な性格が特徴的なキャラです。少し強情なところもあり、ディアヴロ相手に素直になりきれないのが玉にキズ。

 召喚士レベルが40もあり、多くの召喚獣と契約している優秀な冒険者。シェラとは違い、他の武器を使用することはなく召喚獣だけで戦うことが多いです。

 また、レムもただの少女ではありません。代々魔王をカラダに封印することを使命とした一族の生まれ。そのため、彼女の封印を狙い魔族に襲われることもしばしば。死亡すると、魔王の封印が解けてしまうので、この秘密を知った人間に忌避された悲しい過去が……。

 しかし、魔王の封印に関しては1期で解決済み。現在はその魔王とも仲良くなっている面白い展開を向かえています。

◆『異世界魔王』1期エピソードを復習 思い出しておきたいポイントはどこ?

  1期では、原作13巻までの内容がアニメ化されました。ここではその中でも、2人のメインヒロインをフォーカスしたエピソードを厳選。2期に関係しそうなポイントをまとめて紹介します。

▼グリーンウッド王国家出事件

<画像引用元:https://season1.isekaimaou-anime.com/story/detail.php?id=1000431 より引用掲載 ©むらさきゆきや・講談社/異世界魔王製作委員会>

 家出同然の状態で出国してきたシェラを巡り、グリーンウッド王国との戦争に発展しかけた事件。シェラを迎えに来た第1王子とディアヴロが対立しました。この事件は、第1王子が死亡し、幕を下ろしましたが、シェラの家出に関してはまだ解決しておらず、火種は燻ったままとなっています。

 この事件のポイントは2つ。

・ディアヴロの心の弱さについて

 魔王を演じるディアヴロですが、元々は引きこもり。本来のメンタルは強くありません。この事件でシェラが操られたシーンでは、魔王らしくない動揺した姿が描かれました。レムの激により立ち直りますが、今後もメンタルの弱さについて言及されることが予想されます。

・事件に介入した英雄ガルフォード

 彼は、ディアヴロたちが活動する街の領主にして、魔族戦争の英雄です。しかし、過激な思考の持ち主で、侵攻してきたエルフの軍を皆殺しにしようとしました。それを止めたディアヴロと対立関係になります。この事件では決着がつかなかったため、今後もう一波乱あるかもしれません。

▼魔王復活騒動

 レムを封印の呪縛から開放しようと魔王を復活させたエピソード。ただ魔王が復活しただけでなく、魔族と人族の思惑が絡み合った複雑な出来事でした。

 ここのポイントは3つ。

・復活した魔王クレブスクルム(クルム)

 当初、復活させたクルムは、ディアヴロが倒す予定でしたが、復活の際記憶の一部が欠落し、クルムが人間に敵意を抱くことはありませんでした。魔族の横槍によって一時暴走してしまいますが、それもディアヴロとレムの活躍により解決。クルムはディアヴロたちと友好的な関係を構築し2期でも、準ヒロインとして登場することが予想されます。

・魔族を敵視する教会の存在

 クルム暴走の原因の1つ。教会は魔族や亜人に強い敵意を持っており、中には過激な行動に出るものまで所属しています。2期の舞台が教会なだけに重要な要素となります。

・魔族内の2つの派閥について。

 魔族には、人類に友好的な今のクルムを尊重する派閥と、人類の敵として破壊の限りを尽くす魔王になるように工作する過激な派閥が存在します。過激派は、今のクルムを魔王と認めていないため、2期でも、魔王を巡る事件が起きるかもしれません。

 

 ――ヒロインたちのエピソードからも分かるように、『異世界魔王』はちょくちょくシリアス展開を入れてきますが、根本的には楽しく観ることができるアニメです。2期でも1期と同じように、主人公の強さを活かした爽快な描写や、可愛らしいヒロインたちともムフフな展開が繰り広げられるハズ。本作の放送はスタートしたばかり。これから動き出すストーリーからは目が離せません。

〈文/天乃ひる (@amano_hiru

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TVアニメ『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』公式サイト

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