webサイト「地獄通信」に送られてきた依頼に従いターゲットを地獄へ送ること(地獄流し)を生業とする閻魔あいと仲間達。
そしてあいたちに依頼をする依頼者を描いたアニメ『地獄少女』。
8年間の静寂を破り今年7月より4期『地獄少女 宵伽』(よいのとぎ)が放送される予定です!
アニメ「地獄少女」新シリーズ「宵伽」が7月よりオンエア!監督は大森貴弘 https://t.co/R9XcMBlOTi pic.twitter.com/uxgn6ep53h
— コミックナタリー (@comic_natalie) 2017年3月2日
3期が放送されてから8年が経つのでアニギャラ☆の読者の皆さんの中には『地獄少女』シリーズを見たことのない方が多いかと思います。
そこで今回は『地獄少女』の見どころを皆さんに解説していきます。
様々な人間模様がおりなすオムニバス
『地獄少女』は毎回それぞれ違った背景を持つ依頼者とターゲットが登場しターゲットが地獄へ送られるまでを描いたオムニバス方式を基本としています。
そのためさまざまな人間模様が描かれます。
いじめられた学生が思いつめ、あいに依頼していじめっ子を地獄へ送る。
愛犬をいいかげんな処置で獣医に殺されてしまった女の子が復讐を決意し、その獣医を地獄流しにするなど、大抵の依頼者はあいから契約が成立すればターゲットだけでなく依頼した自分も地獄へ送られることになることを聞かされ契約を結びターゲットを地獄へ送ることに対して葛藤します。(あいと対面した時に渡されるわら人形の紐をほどくことで契約が成立します)。
依頼者が葛藤し契約を成立するまでの人間模様が描かれるのです。
時には些細な理由などから契約してしまう依頼者もいますのでワンパターンにはなりません。
またターゲットも悪人だけでなく逆恨みなどで地獄に流された者もいるなどストーリーも毎回凝っており、観終わった後いろいろと考えさせられます。
主人公閻魔あいのCV.能登麻美子さんの演技は必見!!
『地獄少女』の見どころのひとつとして、主人公・閻魔あいを演じる能登麻美子さんの演技があります。
あいは外見こそ幼い少女ですが、江戸時代頃から現代に至るまでずっと依頼者から指定されたターゲットを地獄へ送ることを生業としてきたという重い背景を持っています。
また、普段は無感情という感じですが時折感情を表に出すこともあります。
そんなあいを演じるのは難しいこと。
しかし、能登さんは透き通った声と演技力を活かして、声のみでその無表情なキャラを演じきっています!
例えばあいの決め台詞に「いっぺん死んでみる?」というものがありますが、その台詞はその回のストーリーに合わせて言い方が変わります。
基本的に静かかつ淡々とした感じなのですが、罪深い相手への憐みが微妙に込められています。
また、ターゲットが極悪人の場合恐怖を与えるためなのか罪深いターゲットをあざ笑うかのような言い方の時があります。
決め台詞だけをとっても、回ごとに言い方が微妙に違うことから能登さんの演技力の高さがわかります。
また、罪を犯したわけでもない人を地獄へ送ることに対してあいが納得できないという気持ちを露わにするシーンがあります。
1期12話では、ターゲットにあたる先生が依頼者にあたる生徒に「楽になりたい」と自分を地獄へ送るように頼んでしまい地獄へ送られることになるのですが、先生と対面したあいが自分と契約した者も死後地獄へ行くことになることを告げ先生に「いい気なものね」と責めるように言い、その後「この恨み地獄へ流します」と切ない口調で言いました。
口調こそ淡々としていて激しく感情を露わにしているわけではないのですが、淡々とした口調の中にさりげなく「どうしてこうなっていまったのか……」という思いが込められています。
淡々とした中に感情を込めるという難しい演技を能登さんはこなしているのです。
このように能登さんの演技も『地獄少女』も重要な見どころです。
怖い? 面白い? 地獄へ送る前のおしおき
ターゲットが悪人の場合、自分のしたことの重大さを確認させるためにあい達がターゲットをおしおきします。(といっても大体の場合ターゲットは自分の非を認めないのですが……)『地獄少女』を語る上でかかせないのが、あいと仲間達がターゲットを地獄に送る前に行う“おしおき”です!
そのおしおきの内容はターゲットの職業や犯した罪にまつわる内容です。
例えば、
・白衣を着たあい達が依頼者である生徒をいじめていた科学教師をフラスコの中に閉じ込め二酸化炭素の材料である薬品をフラスコに注ぎ苦しめる。(2期1話)
・依頼者の店のケーキを盗み自分が作ったものだと全国放送で公表した悪徳パティシエを生クリームで溺れさる。(1期9話)
といった怖いおしおきをします。
しかし、時には面白いと思ってしまうようなおしおきをすることもあります。
・動く数字の2に拘束されたターゲットである教師を蜂のコスプレをしたあいがお尻の針で刺す。(3期1話)
・依頼者の妹を殺害し湖に沈めた男を溺れさせた後なぜか能の舞台へ連れて行きあいの仲間が鼓を鳴らしながら罪を追及した後にあいが能の芝居がかった口調で決め言葉を言って男を地獄送りにする(2期2話)
といったシュールな笑いが含まれるおしおきをすることもあります。
それ故にファンの間ではそれらのおしおきシーンは「地獄コント」と呼ばれています。
時に恐ろしく、時にシュールかつ笑えるバラエティー豊かなおしおきシーンは必見。
おしおきシーンだけでも見る価値はあります!
『地獄少女』は面白いシーンもありますが、内容が基本的にシリアスかつ暗いので見る人を選ぶ作品です。
しかし、上記の見どころに魅力を感じたならばいっぺん試しに見てみることをオススメします。
4期ではどんな人間模様やおしおきシーンが見られるのでしょうか?
7月まで待ちきれないですね!
(Edit&Text/蒼井大地)
TVアニメ「地獄少女 宵伽」公式Twitter @jigokuanime
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