『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクターの初登場シーンや、スタンド能力をはじめて見せるシーンには、ものすごいインパクトがあります。

 たとえば、ブチャラティの「相手の汗を舐めるとウソが分かる」という設定は、読者に衝撃をあたえました。

 次の3人の登場シーンはインパクトがあり、簡単には忘れられないものとなっています。

 ◆花京院典明の「絵を描いて攻撃する」設定はどこへいった?

 花京院典明は初登場のとき、キャンパスに空条承太郎の絵を描き、その絵に線を入れることで承太郎を負傷させるという攻撃を見せました。しかし、この絵を描く行動は、スタンド能力とまったく関係ありませんでした。

 このすぐあとに保健室で承太郎と戦いますが、既にキャンパスを持っておらず、スタンド能力のハイエロファントグリーンを使って戦っています。

 また、最後の戦いとなったディオ戦や、そこにたどりつくまでの数々のスタンド使いとの戦いでも、攻撃する前に絵を描くことはなく、彼が絵を描いて攻撃したのは初登場のときだけでした。

 花京院の登場シーンの絵を描くという行動は、不気味さや謎をあたえる効果はバツグンでしたが、振り返ってみると、「このときに限ってどうしてあんなことをしていたのか?」と疑問を抱いた『ジョジョ』ファンも多いハズです。

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