<この記事にはTVアニメ、原作漫画『呪術廻戦』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 『呪術廻戦』の渋谷事変も、いくつもの戦いが早々に決着を迎えて混沌としてきました。

 第39話「揺蕩-弐」では変態した陀艮(だごん)を倒したかと思いきや、そこへ現れた漏瑚(じょうご)によってたちまち七海、真希、そして直毘人までがたちまち倒されてしまうます。

 中でも直毘人に関してはやっと出番が回ってきたというタイミングでのあっけない倒され方だったので、残念に思った人も多いでしょう。実際、直毘人は強い人物だったのでしょうか? 複雑な彼の術式がどう強いのかを解説します。

◆直毘人ってそもそも誰なの?術式「投射呪法」とは?

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

<画像引用元:TVアニメ『呪術廻戦』公式X(@animejujutsu)より>

 渋谷事変で初めて登場したのが、特別一級呪術師の禪院 直毘人(なおびと)です。

 渋谷事変で突然登場したので、このおじいさんなのか追いきれなかった人もいるかもしれませんが、“禪院”という苗字が示すように彼も真希と同じく禪院家の人物です。それどころか彼こそが禪院家の現当主。禪院家のトップということで、その位からも実力が相当なものであることが分かります。

 そんな直毘人の実力が明らかになったのが第38話「揺蕩」でした。彼は、陀艮に対して果敢に立ち向かい、相手をガラス板に閉じ込めるような術式を使って、領域を展開されるまでは対等に戦っています。あの敵を閉じ込めた直毘人の術式「投射呪法」とはなんなのでしょうか?

 これに関しては、同エピソードでも説明がありましたが、シンプルに要約すると“自分の視界の範囲で1秒間の動きを頭の中でイメージすることで、そのイメージ通り動くことができる”という術式です。

 これにより直毘人は人知を超えた動きをすることができ、五条悟という例外を除いて、“最速の術師”と呼ばれているわけです。

 もちろんデメリットもあり、イメージ通りの動きができなかったり、極端すぎる物理法則を無視したような動きをイメージしてしまうと、フリーズして動けなくなってしまいます。

 しかし、直毘人はその戦闘センスでこの術式を自在に使いこなせて、デメリットを受けることなく戦えていました。

 ちなみに他人に触れることで、自分だけでなく相手にも同じ条件を付与することができ、慣れていない敵は、動きを生み出すことができず直毘人に触れられた途端にフリーズしてしまうような効果も与えます。

 陀艮がガラス板のようなものに閉じ込められていたのは、この技で動けなくなっていたということです。

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