『呪術廻戦』最新第244話では、乙骨が羂索を倒した場面から一転、虎杖&日車vs.宿儺の戦いへ場面が切り替わっています。現代最強と言われる五条を倒した宿儺に虎杖と日車はどんな作戦で戦いを挑むのでしょうか──?
◆虎杖&日車VS宿儺の戦いが勃発!虎杖たちはどんな作戦で宿儺に挑む?
第244話では、238話以降お預けとなっていた虎杖&日車VS宿儺の戦いがついに幕を開けます。三人が睨み合うなか早々に回想が始まり、そこでは仮に五条が宿儺に負けた場合、誰が宿儺と戦うのか会議が開かれていました。
その中で日車が鹿紫雲の次に出ると立候補します。彼は裁判を行う自身の術式で宿儺に有罪を取り宿儺の術式を没収、または死刑が取れれば斬ったものを死に至らしめる「処刑人の剣」で宿儺と戦えると主張します。
しかし、どの罪を裁くかは式神のジャッジマンが選ぶため、余罪がたくさんある宿儺から確実に死刑を取れるとは限りません。
そこで虎杖はかつて日車と戦った際に裁判をした「渋谷の大量虐殺」を日車から再審請求し、宿儺を虎杖の共同被告人にすることで宿儺を死刑にする方法を思いつきます。
虎杖と日車は作戦を実行するべく、日車が宿儺の隙をついて再審請求。3人は日車の領域展開「誅伏賜死(ちゅうぶくしし)」の中へ。宿儺を死刑にするための法廷バトルが始まります。
◆日車の領域展開に引きずり込まれた宿儺の不適な笑みとは?
宿儺を死刑にするための裁判が始まりますが、宿儺は日車の領域展開に引き摺り込まれているにも関わらず不適な笑みを浮かべています。
彼は虎杖と日車の戦闘を通して日車の術式を把握しているはずですが、なぜ笑みを浮かべていられるのでしょうか?
状況を楽しんでいるようにも見えますが、おそらく宿儺には法廷バトルに勝利する秘策があるのかもしれません。宿儺にはどのような秘策があるのか気になります。
まず、考えられるのは死刑判決を受けても、日車に勝てる術があることです。
宿儺が死刑判決を受けた場合、彼は術式を没収された状態で虎杖や「処刑人の剣」を持つ日車と戦わなければなりません。
しかし、日車も危惧していましたが、ジャッジマンが没収する術式は十種影法術と斬撃を放つ御廚子の一方だけなのか、それとも両方の術式なのか不明です。
それに、この2つの術式以外にも、宿儺には虎杖たちが把握していない炎を放つ術式があります。仮に没収する術式が一つだけだった場合、宿儺は没収されていない別の術式で十分に戦えるでしょう。
次に考えられるのは宿儺が無罪を勝ち取る方法があることです。
虎杖と日車は渋谷の大量殺人の再審請求を行うことで宿儺の死刑を狙っています。
しかし、宿儺は既に死んでいる身で、渋谷の時点の彼は虎杖に受肉していただけで人間ではありません。
彼は人間ではないことを盾に、自身が法律では裁けない存在であることを主張してくる可能性が考えられます。
または、宿儺の性格から考えて、彼は大量殺人を認めたうえで「呪いだから人を殺すのは当たり前」と主張し、呪いが殺人を犯す正当性を主張する可能性もあるでしょう。
これらの場合、宿儺は法律で裁ける対象なのか、呪いが殺人を犯したら罪になるのか、宿儺や呪いという存在をどう受け止めるのかが論争になりそうです。