◆しっかり熱い展開でもある東堂の黒閃

 ぶっ飛んだ描写の連続に思わずギャグシーンのように受け取ってしまいたくなるシーンですが、改めて振り返るとこの東堂の黒閃はかなり熱い展開です。

 黒閃のことをおさらいしておくと、打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪みのことであり、威力は平均で通常の2.5乗あるといい、黒閃を狙って出せる術師は存在しないといいます。

 ただし、黒閃を経験した者とそうでない者とでは、呪力の核心との距離に天と地ほどの差があると第19話で説明してたのは東堂自身でした。

 この説明のとおりと考えれば、黒閃を叩き出した東堂は以前とは呪力に対する理解に変化が起きているはずです。ここに来てさらにグレードを上げてきた東堂との共闘は状況的にも勝機が見えてきた場面といえそうです。

 メカ丸の言うことが正しければ、間も無く渋谷での戦いも決着を迎えます。果たして真人との戦いはどんな結末に行き着くのか。引き続き度肝を抜くような演出にも期待です。

〈文/ネジムラ89〉

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《ネジムラ89》

アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレターを配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi

※サムネイル画像:TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト より
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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