<この記事にはTVアニメ、原作漫画『呪術廻戦』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
TVアニメ『呪術廻戦』の「渋谷事変」では、東堂の黒閃シーンや、彼がペンダントを落としたシーンにアニメオリジナルの演出が盛り込まれ、ファンの間で「あの演出は神がかっている」と大きく話題になりました。
しかし、本作では東堂のシーン以外にも戦闘シーンや、とあるキャラクターの最期のシーンにアニメオリジナルの演出や描写が施され、存分に渋谷事変を盛り上げています。
どのようなシーンに演出や描写が加えられているのでしょうか?
◆作中最強キャラの戦闘シーンは規格外! 渋谷の街を破壊しながらの戦闘
<画像引用元:https://jujutsukaisen.jp/episodes/40.phpより ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>
宿儺は渋谷事変で2回戦っていますが、TVアニメではこれらのシーンにオリジナルの戦闘描写が加えられ、最強の名にふさわしいダイナミックな戦いに仕上がっています。
初めに宿儺が戦ったのは漏瑚です。2人の間には圧倒的な実力差があったため、戦いは終始宿儺が優勢で進みます。そして、最後は漏瑚の得意な火力勝負でぶつかり合い、漏瑚は宿儺の炎の弓矢によって燃やされてしまいました。
原作のこの戦闘シーンは、ビルを貫いたり漏瑚の極ノ番「隕」で隕石のようなものが降ってきたりなど、迫力満点な戦いが描かれています。アニメではそれに加え、漏瑚の術式によって渋谷がマグマに飲み込まれてビルが沈んでいく様子が描かれており、2人の戦闘がよりダイナミックになっていました。
そのためか、2人の戦闘シーンが放送された後には、ファンの間で漏瑚の強さが見直されています。2人の戦いは圧倒的な実力差があったものの、特級のクラスにふさわしい派手な戦いでした。
次に宿儺が戦ったのは魔虚羅です。この戦いは漏瑚との戦闘後、すぐに始まりました。この戦いでは魔虚羅が宿儺を吹っ飛ばしたり宿儺の斬撃に適応して傷を癒したりして、宿儺に迫る強さを見せます。しかし、宿儺が魔虚羅の能力を見切ったことで2人の間に決着がつきました。
原作のこの戦闘シーンは漏瑚のときと同じように、ビルを貫いたり宿儺の伏魔御厨子で渋谷が更地になったりなど、強者の2人にふさわしい戦いが描かれています。
アニメではその戦闘に加えて車や電車、ビルを投げ飛ばす派手な戦闘シーンや、魔虚羅が宿儺の斬撃のほかに化学薬品に適応するシーンなど、オリジナルの描写が多く加えられていました。さらに、吹っ飛ばされた宿儺がジュースとポップコーンを飲み食いしながら登場するなど、原作ではあまり描かれていない貴重な宿儺の食事シーンが加えられています。