TVアニメ『呪術廻戦』渋谷事変　「ファンに神と言わせた」2つのアニオリ演出　“あのキャラ”の最期の瞬間も実は……

◆『呪術廻戦』2期はアニオリが多い？　その理由とは？　

　実は、『呪術廻戦』のアニメ1期では、2期のようなアニメオリジナルの描写や演出が描かれていませんでした。なぜ、2期からこのような演出が増えたのでしょうか？

　考えられる理由は、1期と2期でスタッフが変わったことです。1期の監督は朴性厚氏が務めていましたが、2期からは御所園翔太氏が務めています。

　また、ほかにも副監督や美術監督、色彩設計など、2期からさまざまなスタッフが変更されました。この変更を受けて、2期では作品の方向性を変えているのかもしれません。

　また、ほかに考えられる理由として、渋谷事変が重要な話を担っていることがあげられます。

　この作品には3つの山場があり、渋谷事変は最初の山場にあたると作者から明言されています。

　そのためか、渋谷事変では五条と特級呪霊たちとの戦闘や、伏黒甚爾の再登場、宿儺の戦闘など、盛り上がる要素がいくつもありました。そんな重要な話だからこそ、オリジナルの描写や演出を加えてよりダイナミックに描いているのかもしれません。

〈文/林星来 @seira_hayashi〉