<この記事にはTVアニメ、原作漫画『呪術廻戦』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 『週刊少年ジャンプ』で連載中の『呪術廻戦』では、主要キャラが死にすぎと話題になっていますが、物語が進むにつれてどのキャラが死んでしまったのか、死因や相手は誰だったのかが分からなくなるほどです。

 死亡したキャラの中には、あの人気キャラや、最強といわれたキャラも──。

 『呪術廻戦』で死んでしまった主要キャラや、死亡シーンのあった話数を振り返ってみましょう。

◆『呪術廻戦』で死んだ主要キャラ【呪術高専】

 ここでは、死亡シーンのあった呪術高専のキャラクターを見ていきます。

▼五条悟(第236話)

 六眼(りくがん)と無下限呪術を持ち合わせて生まれた逸材として「最強」の名を思いのままにする現代の呪術師で、呪術高専1学年担任。特級呪術師。

 細身の白髪で、端正な顔立ちをしていますが、戦闘時以外はサングラスや布、包帯などで目を隠しています。

 飄々として掴みどころがなく、周囲を振り回す言動も多いですが、その実力によって厚い信頼を得ており、主人公である虎杖からは好印象を抱かれているようです。

 五条は、特級呪物の「獄門疆」の封印から解かれ、伏黒の身体を用いて受肉した両面宿儺と対決になり、両面宿儺が伏黒の身体を得たことで使えるようになった十種影法術における最強の式神「魔虚羅」の力で防御不能の技を繰り出され死亡します。享年28歳。

 ただし、五条は復活するのではないかと、X(旧Twitter)やYouTube動画などで、ファンが考察を展開しています。

▼釘崎野薔薇(第125 / 単行本15巻)

※死亡の可能性有り

 釘崎野薔薇は、自分自身の呪力を込めた釘を打ち込んで戦う術式「芻霊呪法(すうれいじゅほう)」の使い手であり、「共鳴り(ともなり)」や「簪(かんざし)」など攻撃のバリエーションに富みますが、近接戦闘は苦手。

 サバサバした性格をしており、口が悪く手も早いですが、呪霊に人質に取られた少年を助けるために迷わず身体を張るなど優しさや、圧倒的に不利な状況であっても平然と喧嘩を売る度胸の強さも持ち合わせています。呪術高専1年で三級呪術師。

 彼女は、渋谷事変で真人の分身と交戦、優位に立っていましたが、後に現れた本物の真人に「無為転変(むいてんぺん)」を受けます。虎杖の目の前で左顔面を吹き飛ばされたあとに、新田の応急処置を受けるも生死に関しての明記はされていません。

 その後、第144話で釘崎に関する虎杖の問いに、答えられない伏黒の様子から死亡説が濃厚になっています。

▼七海建人(第120 / 単行本14巻)

 七海健人は、五条の1学年下の後輩であり、薄茶色のスーツを着用し、ゴーグルのような眼鏡を着用しています。先輩の五条からも信頼されており、1級呪術師でありながら特級呪霊にも引けを取らない強さを見せていました。

 釘崎と同じく、彼は渋谷事変で重面春太との戦闘に勝利したあと、漏瑚の奇襲や真人の能力により死亡します。

 最後に「後は頼みます」と虎杖に言い残したシーンは、多くのファンの涙を誘いました。享年27歳。

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▼九十九由基(第208 / 単行本23巻)

 九十九由基は、「星の怒り(ボンバイエ)」と呼ばれる術式の使い手で、その術式効果は自分自身に仮想の質量を付与するというもの。術式により呪具とした式神である「凰輪(ガルダ)」は自身以外で唯一の術式対象であり、それを上手く利用して戦闘を行います。

 この術式の優れた点は、「ボンバイエ」が上げた質量による影響を自分自身は受けないところで、たとえば、自分の拳の質量を上げた大ダメージ攻撃を繰り出すスピードは落ちないなどが挙げられます。

 応用の利く術式のおかげか、五条や夏油、乙骨と並ぶ特級呪術師の一人として呪術高専に出入りしていますが、任務をまったく受けない「ろくでなし」だと作中ではいわれています。

 渋谷事変終盤、羂索に逃げられた九十九は天元の元へと向かい真実を明らかに……。

 タイミングを見計らい再び姿を見せた羂索を相手に脹相と協力し、戦いますが猛攻も通じず致命傷を負います。

 最後は、羂索を道ずれにしようと発動させた自身の術式「ボンバイエ」の拡張術式である「ブラックホール」に飲み込まれて死亡。享年不詳。

▼天元(第208 / 単行本23巻)

 天元は、「不死」の術式を持つ呪術師。呪術高専で使用する帳(とばり)の強度を底上げし、高度な結界術により高専の呪物を守っています。

 天元の使う結界術は、「守る」よりも「隠す」に特化しています。

 「不死」とはいえ「不老」ではないので、一定以上肉体が老化すると術式が肉体を創り変えてしまうという欠点もあります。

 天元は第208話で羂索の前に姿を現し、その後すぐに消滅。

 第220話で再登場した場面では、目の色に変化(白黒)が見られ、天元は羂索の支配下にある別の存在になってしまったと考えられます。

▼灰原雄(第77 / 単行本9巻)

 灰原雄は、七海の唯一の同級生であり、五条・夏油・家入の1学年下の後輩。

 呪術師の中では珍しく、素直で明るい性格をしており、夏油のことを特に尊敬し慕っていました。

 過去編で七海とともに2級呪霊の討伐に向かうも、実際の対象呪霊は1級呪霊であり交戦するも死亡。灰原の死は、七海が呪術界を一度離れるきっかけや、夏油が呪詛師へなる原因の一つになりました。

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▼夜蛾正道(第147 / 単行本17巻)

 夜蛾正道は、呪術高専学長で、「気づきを与えるのが教育」という信条のもと厳しい教育を行っています。

「傀儡呪術学(かいらいじゅじゅつがく)」と呼ばれる呪骸(じゅがい)を作り、それを操る術式を使います。

 パンダを始めとする高い戦闘能力を持つ呪骸を多く作り出していますが、かわいいものを好む傾向にあり、そのデザインにも大きく影響を与えているようです。

 「完全自立型人口呪骸」の制作方法を編み出したことを恐れた上層部によって死罪が確定し、京都校学長である楽巌寺嘉伸と交戦し死亡します。享年47歳。

 夜蛾は、最後に呪いとして、「完全自立型人口呪骸」の制作方法を楽巌寺嘉伸へ伝えました。

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