2019年2月8日より日本でも『アクアマン』が公開スタート。陸に海にとアクアマンが大冒険を繰り広げるエンターテイメント作品となっています。世界的な大ヒット作品となるのも納得のスケールの大作映画なのですが……日本でも、海底を舞台にしたアドベンチャームービーが同時期に公開されているのをご存知でしょうか?

 それが『映画コラショの海底わくわく大冒険!』

 ベネッセの進研ゼミ小学講座のマスコットキャラクターとして活躍する赤いウサギのようなキャラクターがコラショです。そんなコラショが、2019年で20周年を迎えることを記念して初の劇場版が公開となりました。この映画が意外と、良い映画だったのですよ! 『映画コラショの海底わくわく大冒険!』の体験談、ぜひ聞いてください。

知ってた?コラショはランドセルだった!

画像引用元:コラショ20周年|映画コラショの海底わくわく大冒険!|進研ゼミ小学講座 小学生向けサイトより引用掲載
画像引用元:コラショ20周年|映画コラショの海底わくわく大冒険!|進研ゼミ小学講座 小学生向けサイトより引用掲載 © Benesse Corporation. All rights reserved.

 まず、コラショというキャラクターがどんなキャラクターか皆さんは知っていますか?
 映画では主人公のキッズくんとコラショの出会いから描かれるのですが、キッズくんの祖父がプレゼントとして送ってくれたランドセルがコラショだったのです。

 祖父から赤のランドセルが贈られてきて、それを友達に自慢するキッズくんですが、男の子が赤いランドセルを持っているのはおかしいと友達に言われてしまいます。キッズくんはショックを受けて、ランドセルを橋から落としたのですが、すぐ様考え直しそのランドセルを取りに走ります。それをきっかけにランドセルはコラショへと変身し、キッズくんと友達になったのでした。

 感動的なエピソードはもちろん良かったと思うのですが、男の子だって赤いランドセルを背負って良いというメッセージが、多様性を肯定する意味でも良い映画だなぁと思いました。

コラショだからこそできる深海アドベンチャー

 コラショにはランドセルになれる能力の他に、もう一つ大きな特殊能力をもっています。それが、万物と会話ができるという能力。空を飛ぶ鳥だったり、町の木だったり、さらには宿題のノートだったり。コラショは生き物に限らず、物とまで会話ができるのです。

 ドラえもんやジバニャン、ピカチュウだったりと、主人公の少年とマスコットキャラクターのパートナー物作品って多数存在しますが一緒に学校に行ける特徴と、物と会話できるという能力の組み合わせって意外となかったので、新鮮な体験でした。

 また、その特徴を使った冒険劇になっているのが見事。日本の実在潜水調査船「深海6500」をコラショの能力で話せるようにして、キッズくんに機械の操作や深海の世界をレクチャーさせるという展開が、上手い具合に作品にもハマっていました。

 物に喋らせることができるって、解説役がキャッチーなキャラクターとなるので学習物としても最適。コラショという存在が、うまく完成されているキャラクターなのだと今回知り、進研ゼミにおいてのコラショの魅力が少し分かった気がしました。

 また、深海の世界がどんな風になっているのかという解説は、大人の私でも知らなかったことが多数ありました。自身は小学校の頃に進研ゼミを利用していなかったので、十何年越しにコラショから勉強を学ぶという、思ってもみない体験ができました。

 スーパーマンやバットマンに準ずるような存在だった『アクアマン』が世界的な大ヒットとなっている今、偶然にも同じタイミングで海洋アドベンチャー映画として登場したコラショにはどこか運命的なものも感じます。他のアメコミヒーローから台頭してきたアクアマン同様、コラショにとって『映画コラショの海底わくわく大冒険!』が日本の既存のキャラクター群の中から台頭していくきっかけとなってくれたらいいなぁと思える体験でした。

 頑張れコラショ! 私は今まで馴染みはなかったですが、これからファンとして応援していきたいと思います。

(Edit&Text/ネジムラ89)


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