「さすがはお兄様です」
妹の深雪からこの称賛の言葉を受けたことで、いつしか「さすおに」の言葉で語られるようになったキャラをご存知でしょうか。そう、『魔法科高校の劣等生』の主人公・司波達也です。
<画像引用元:https://mahouka.jp/1st/story/e02.html より引用掲載 ©2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会>
その強さは近年まれにみるチート設定。彼がチートでなかったら一体何なのかと思わせるような能力をたくさん持っているのです。
そこで今回は、2020年秋にから始まる新シリーズ『魔法科高校の劣等生 来訪者編』の放送に先立ち、主人公・達也の強さをおさらいしてみたいと思います。
達也はなぜ「さすおに」なのか、達也はどれくらい強いのか? そして、強いのになぜ劣等生なのか、詳しく説明していきます。
◆「さすおに」と呼ばれた主人公・司波達也
<画像引用元:https://mahouka.jp/1st/story/e04.html より引用掲載 ©2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会>
最初にお伝えしないといけないのですが、達也が「さすがはお兄様です」と言われたのは合計3回だけ。実はそれほど繰り返された言葉ではないのです。
彼はどんな場面でも眉一つ動かさず局面を乗り切ります。同じ学校の生徒はまず歯が立たず、テロリストでも、軍隊でも彼にはかないません。
その様子はまさに「さすが」としか言いようがありません。おそらく深雪のセリフもそんな心境から出たのではないでしょうか。
◆分解も再生も思うがまま! 最上位レベルのチート能力保持者
<画像引用元:https://mahouka.jp/1st/story/e01.html より引用掲載 ©2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会>
達也の強さを一言で表すなら「最強」です。とにかく強い。スピードが速いとか、破壊力があるとか、そういうレベルではありません。とにかく強いのです。
ここから先はネタバレになるのですが、彼の強さの源である能力をいくつか紹介します。
・分解:この世にあるものはなんでも原子レベルまでバラバラにできる。
・再生:あらゆる物体を原子レベルで再生できる。
・精霊の眼:物に阻まれて見えないハズの物も見える。そもそも、姿がないものすら見える。
これらの能力を駆使することで、達也はチート級最上位の強さを手に入れています。
分解の能力は、戦艦1隻をまるまる分解できますし、再生の能力を使えば、自分が死んでも自動で生き返ることができます。
さらに、分解と再生を合わせて使うことで、物質の質量をそのままエネルギーに変換することも可能。これによって核爆弾以上の破壊力を持つ攻撃すら可能になり、敵の軍港を付近一帯ごと吹き飛ばすということもやってのけています。
もうここまでくると笑うしかないほどの強さ。殺しても復活して追いかけてきて、物陰に隠れても見つかり、狙われれば原子レベルでバラバラにされる。こんな恐ろしい主人公……もはやラスボスです。
実際作中でもラスボス扱いされており、「悪魔の右手(デーモン・ライト)」や、「摩醯首羅(マハーシュヴァラ)」*1 などと呼ばれています。
*1インド神話における破壊と再生の神・シヴァのこと
◆深雪のキスでリミッター解除! まさかの死者蘇生も可能に
<画像引用元:https://mahouka.jp/1st/story/e02.html より引用掲載 ©2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会>
恐ろしいほどの強さを誇る達也には、その強さを抑えるためのリミッターがかけられています。確かに、港1個吹き飛ばせるような人間が、自由に力を行使できるのは危ないですよね。
普段はリミッターをかけて力をセーブしている達也ですが、ある行為をすることでリミッターが解除されます。
それは妹・深雪とのキス。
なぜキスがきっかけになっているのかは謎なのですが、リミッターを解除することで、達也の強さはもはや神の域に達します。なんと、リミッター解除状態であれば、死んだ人を生き返らせることすら可能になるのです。
ただし、生き返らせるには、死に至った痛みや苦しみをすべて自身で体験しないといけない制約済み。とはいえ、達也は精神力も神レベルなので、正直あまりリスクになっていません。
ここまでくるともはや人間なのかすら分からなくなってきますね。
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◆なぜ達也は劣等生なのか
<画像引用元:https://mahouka.jp/1st/story/e20.html より引用掲載 ©2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会>
これだけ強い達也ですが、学校では彼は劣等生扱いをされています。
これは、学校側が設けている評価制度の都合で、学校の枠組みからすれば彼は劣等生ということになるのです。
つまり達也は、学校だと劣等生だけど地球だと最強。
むしろ何で学校に通ってるの……? と思うかもしれませんが、これもすべて妹のため。達也にとってこの世で最も大切なのは妹の深雪であり、彼女の安全が第一なのです。
ちなみに達也には、妹を傷つけられた恨みから軍を1つ壊滅させたエピソードもあります。
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◆お兄様の活躍を「さすが」と言いながら見守る作品
達也の強さが分かると、登場する敵がすべて「かませ」に見えますし、むしろ敵側がどんな強さを見せてくれるのか期待するようになってしまいます。
そう、このアニメの正しい楽しみ方は、お兄様がチート能力で敵をせん滅する姿を見守ること。
常識では到底理解できないレベルのせん滅劇が見られるので、毎回ワクワクしてしまいます。
そして、その強さを目撃したならばこう言いましょう「さすがはお兄様です」と――。
(Edit&Text/からすけ)
©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会