『魔法科高校の劣等生 -来訪者編』で登場した新キャラ「リーナ」。
超絶美少女であり、天然でもあるとても可愛いキャラですよね。そんな愛されキャラっぷりに早くもファンを集めています。
<画像引用元:https://mahouka.jp/story/?id=ep04 より引用掲載 ©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会>
2期の敵キャラであり、ライバルキャラとして登場したリーナですが……。まぁ可愛いのは間違いありません。ただ、おバカなシーンが多すぎて本当に強いのかよくわかりませんよね。
そこで、今回はリーナの強さとその正体、そして達也との戦いについて紹介していきます。
◆天然キャラなのにこの強さ!? 「アンジェリーナ・クドウ・シールズ」ってどんな人物?
<画像引用元:https://mahouka.jp/story/?id=01 より引用掲載 ©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会>
アンジェリーナ・クドウ・シールズ(リーナ)は2期で登場した新キャラ。ビジュアル的にも、性格的にも今までの『魔法科高校の劣等生』にいなかったタイプのキャラです。
金髪碧眼の美少女で、作中屈指の美少女である深雪と同レベルの美しさと言われています。
落ち着いた髪色の多い『魔法科高校の劣等生』では、珍しい派手な髪色にツインテールと、好みの方にはぶっ刺さるビジュアル。また、感情表現が豊かで、コロコロ変わる表情は見ているだけでホッコリしてしまいます。
リーナの登場シーンで描かれていた、現代風の萌え着物はとっても可愛かったですよね。ですが、あれはアニメオリジナルなのです。原作では、もっと時代錯誤のダサい格好をしていました。アニメに感謝します。
まぁ、どちらにしろ服装からもわかるように、かなり抜けているところがある天然キャラです。クレバーなキャラの多い『魔法科高校の劣等生』では、天然キャラと言うよりおバカキャラ。あまり深く考えた言動が苦手で時々してしまう、うっかり発言が大事件を巻き起こすこともあります。
そんな愛すべきおバカキャラであるリーナも、魔法師としてはかなりの強キャラ。世界で13人(公表されてないだけでもっとたくさんいる)しかいないとされる戦略級魔法師、十三使徒の一人アンジー・シリウスでもあります。
リーナは普通の少女であるアンジェリーナ・クドウ・シールズという顔と軍人であるアンジー・シリウスという2つの顔を持っているわけです。
<画像引用元:https://mahouka.jp/story/?id=01 より引用掲載 ©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会>
そんな、リーナが日本に来た目的は主に2つ。
・USNA(版図を広げたアメリカみたいなもの)で発生し、日本へ渡ってしまったパラサイトを秘密裏に抹殺すること
・灼熱のハロウィンを起こした戦略級魔法師とされる達也を確認すること
主に、最初の1つ目が重要な任務となります。
パラサイトに乗っ取られてしまったといっても、密入国したUSNA軍人が事件を起こしたり、死体が出てきたりすれば国際問題に発展してしまいますよね。USNAの面子的にも、脱走兵の始末は自軍でつけたいハズ。そのためにリーナが日本に派遣されているということです。
まぁ、すでにパラサイトは日本で事件を起こしてしまっているわけですが……。来訪者編では、そんなパラサイトとパラサイトを秘密裏に処理したいUSNAとパラサイト事件を解決したい日本との三すくみの物語になっていきます。
◆最強と謳われるアンジー・シリウスの強さと使用する戦略級魔法とは?
<画像引用元:https://mahouka.jp/story/?id=ep03 より引用掲載 ©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会>
リーナが魔法師として強いと言っても『魔法科高校の劣等生』には強いキャラがたくさんいますよね。よって、どれくらい強いのかイマイチピンときません。そこでここでは、そんなリーナの強さや使用する魔法について紹介していきます。
まず、リーナの強さを示す簡単な指標としてUSNA最強の魔法師という称号があります。裏の世界ではわかりませんが、表に出てきているUSNAの魔法師では1番という意味ですね。USNA自体かなりの強国なので、そこで1番となると世界でもかなり上位に入るでしょう。
これほどまでにリーナを最強と言わしめているのは、主に4つの要因からです。
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▼深雪に匹敵する魔法力
若干深雪に劣りますが、それに近いレベルの魔法力。高い魔法力があればそれだけ大きな事象変化を起こせます。
魔法力の低いお兄様が強すぎるせいで侮られがちですが、この世界の魔法力はそのまま魔法師の勝敗に直結するほど大きな要素です。
▼深雪を凌駕する魔法の展開速度
強力な魔法を発動することも脅威ですが、リーナの何よりも厄介な点はその魔法の展開速度です。特に後述する仮装行列(パレード)を展開する速度は尋常ではなく、あの達也でさえ対処に困るほど。
▼仮装行列(パレード)
幻覚魔法よりも、さらに上位の効果を発揮し、視覚だけではなく魔法情報そのもの偽装することができる魔法。そのため、達也の精霊の眼(エレメンタル・サイト)さえ欺く場面も。
リーナがアンジー・シリウスに変身しているのは、この魔法による効果。
達也の術式解散(グラム・ディスパージョン)で魔法式を破壊されても、高速で展開し直すことで自分の位置を偽造し続けられます。
大抵の魔法は難なく破壊してしまう達也に有効な数少ない魔法の一つです。
アンジェリーナ・クドウ・シールズのクドウから分かるように十師族・九島家の血族でもあります。血縁関係としては、元九島家当主九島烈の弟の孫。
そのため、九島の魔法である仮装行列(パレード)を使えるわけですね。
<画像引用元:https://mahouka.jp/story/?id=01 より引用掲載 ©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会>
▼戦略級魔法「ヘビィ・メタル・バースト」
金属をプラズマ化させ周囲に放出する魔法。
イメージしにくいですが、電子兵器のようなもので、発動後は周囲を焼き尽くすほどの高熱を発します。最も近いのがビーム兵器のようなものですね。
但し、ビームライフルのようにプラズマが収束されたものではなく、周囲に拡散させるので、現場は爆心地のようになります。
副次効果として、放出されたプラズマが電子機器を狂わせ、周辺の精密機器に影響を与えます。敵陣地で使用すると、電磁パルスに近い効果を発揮することも。
また、結界容器ブリオネイクという特殊なCADを使用することによって、兵器としてのより効果的に運用できます。ブリオネイクを使用すると、本来なら拡散されるプラズマを自在に収束させ、プラズマの性質を持つ武器になるわけですね。ライトセーバーのようなイメージでしょうか。
ヘビィ・メタル・バーストは、達也の使うマテリアルバーストより威力的には劣るものの、破壊力を調整できるという点では優っています。国家兵器としてしか使えないマテリアルバーストに比べ、軍団から人まで対象を調整できるヘビィ・メタル・バーストの方が使い勝手はいいでしょうね。
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以上が、リーナを最強の魔法師と言わしめている要因になります。お兄様ほど、常識外れの能力をしているわけではありませんが、まぁ、強大な力を持っていることは間違いありません。相性的な話になってしまいますが、おそらく、十文字先輩や七草先輩よりは強く、深雪と同レベルの強さと言ったところでしょうか。
◆戦略級魔法師同士の戦闘勃発!! 達也とリーナの戦いはどうなるのか?
<画像引用元:https://mahouka.jp/story/?id=ep05 より引用掲載 ©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会>
2期前半で、リーナ対達也、リーナ対深雪のカードが描かれる場面がありましたが、あれは挨拶みたいなもの。
リーナと達也の本当の戦いはまだ先に起こります。そこで、達也とリーナの戦いのターニングポイントになるであろう部分を紹介しいきたいと思います。
▼ターニングポイント1
■厄介な仮装行列(パレード)への対策
まず、仮装行列(パレード)を破らなければリーナに直接ダメージを与えるどころか、リーナが使用する魔法を消滅させることも難しくなってきます。
現在は術式解散(グラム・ディスパージョン)を当て続けるという対処療法しかない状態です。リーナと戦うに辺り仮装行列(パレード)への対策は必須になるでしょう。
▼ターニングポイント2
■リーナが使用する戦略級魔法への対処
達也の使用するマテリアルバーストは個人戦では使用できません。しかし、リーナのヘビィ・メタル・バーストは使用できます。このハンデをどう埋めるのか。
お兄様なら、どんな魔法でも一瞬でかき消してしまいそうですが、リーナの魔法展開速度でも間に合うのか、かき消したあとの副次的な被害をどうするのかがポイントになりそうですね。
<画像引用元:https://mahouka.jp/story/?id=ep04 より引用掲載 ©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会>
▼ターニングポイント3
■リーナと戦闘することがUSNAとの戦争に発展しないか
「戦いのターニングポイントとなるのか」と思う方もいるかもしれませんが、これは重要な要素です。当たり前ですが、2人ともこの個人的な戦いが日本対USNAの戦争になることを望んでいません。そのために重要なのが、まずお互いが相手を殺してしまわないこと。
つまり、生きたまま無力化することが求められます。真の殺し合いにはならないってことですね。
また、達也は民間人や軍隊を、そしてリーナはスターズを巻き込んでの戦闘にしないことも重要になってきます。秘匿される戦略級魔法師同士の戦いです。多くの目撃者がいては都合が悪いです。
これらの条件から、いつでも戦いが勃発するわけではありません。それぞれの条件が整った時戦いとなるでしょう。今後の展開が見逃せません。
――リーナはこの章では主人公級の扱いですが、以降の章では一気に登場頻度が下がってしまいます。
しかし、『魔法科高校の劣等生』の物語的には、非常に重要なキャラなので、これから原作を追おうと考えている視聴者は注目していてください。
(Edit&Text/天乃ひる)
©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会